子供の成長の早さは、どんな親にとっても気になるものです。小児科学や発達心理学でも「 成長の目安」があり、
最初に歩く年齢(月齢) や最初に言葉を発する年齢(月齢)などがタイムテーブル化されています。
そして、このタイムテーブルよりも発達が遅いと、「問題がある かもしれない」と考えられる場合があります。
ですが実は、人類進化や脳科学からみれば「 子供の成長は、早ければいい!」というワケで はありません。
そもそも、人類の成長速度は遅 くなる方向に進化してきたのです。人類に近縁 な化石人類・ネアンデルタールと比べても、現 生人類の成長速度は遅くなっています。
ネアンデルタールと現生人類の遺伝子の違い はわずか0.5%でしかありませんが、成長速度は 、彼らのほうが私たち現生人類よりも1.5倍も早 かったというデータがあります。
また、彼らは言葉や芸術(絵画)を駆使し、 道具も使用していたため、かなり知能が高かっ たといえます。
ところが、彼らは2万〜3万年前 に絶滅してしまいました。ネアンデルタールよ りも学習能力や知能が高かった現生人類に、生 存競争で負けてしまったのです。
この観点からみると、現生人類においても、 むしろ成長速度が遅いほうがより優れた能力を 発揮するようになるという推論が成り立ちます 。
脳レベルでも、進化的に新しくて高度な働き をする脳領域(特に前頭前野、後部頭頂野、側 頭野)の成長は遅いことがわかっています。前 頭前野が成熟するのは25才ごろです。
つまり、 現生人類は、成長を遅くさせることで高度な脳 機能をより発達させるように進化してきたとい えるのです。
このくらいで成長を遅らせてもらいたいと思う参考画像
http://livedoor.blogimg.jp/adultzip/imgs/f/8/f88884c0.jpg ソース★(ゝω・)vキャピ
http://m.news-postseven.com/archives/20120723_130658.html