【古生物】大阪・泉南での発見の化石、海の最強爬虫類プログナソドンの近縁種と判明　国内初

　大阪府泉南市の中生代白亜紀末期（約７千万年前）の地層から見つかった海生爬虫類「モササウルス類」の
顎の化石が、当時海で最強だったとされるプログナソドンに近い種のものであることが３０日、分かった。


　ロイヤル・ティレル古生物学博物館（カナダ）の小西卓哉研究員と大阪府東大阪市の会社員宇都宮聡さんらの
チームが解明した。チームによると、プログナソドンの近縁種が見つかったのは国内で初めて。


　モササウルス類は、陸で繁栄したティラノサウルスと並び、白亜紀に栄えた。


　化石は顎の一部で、茶色。長さ約１５センチ、幅は約８センチ。２０１０年３月に宇都宮さんが発見した。



▽画像　　大阪府泉南市で見つかった海生爬虫類「モササウルス類」の顎の化石（宇都宮聡さん提供）

http://img.47news.jp/PN/201206/PN2012063001000882.-.-.CI0003.jpg

▽記事引用元 共同通信(2012/07/01 0:00:14)
http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012063001000871.html

▽関連過去スレ
【古生物】国内最大級モササウルスの顎化石　大阪で発見
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1292636515/

これは強そうだ。

http://www.kaseki7.com/img/jpg/swim_prognathodon2.jpg

大阪かー

巨大津波に流されて来たんだねぇ＾＾；

プログナソドンで Web 検索したら、こんなのが見つかった。
http://www.kaseki7.com/items_fossil/di/365.html

うちの近所の山に化石がおっぱい見つかる
高く売れるのかなあ

>>3
昔から大阪が陸地だったと思ってるのか？

タコの吸盤？

またレスの付かない古生物スレの誕生か！

エゾミカサリュウの頃と比べたら、海トカゲ竜もそれなりに市民権を
得てきたな。

新家のあぜのたに地蔵辺りか？
貝の化石は、アホほど取れるけどな

和泉層群……白亜紀後期の海生層、和泉山脈〜淡路島南部〜四国山地の中央構造線沿い


　大阪府　→　モササウルス類の頭骨の一部　>>1によるとプログナソドン？

　和歌山県　→　アジアでは最も骨のそろったモササウルス類の化石

　淡路島(兵庫県)　→　モササウルス類、首長竜？、海ガメ類、翼竜、恐竜(ハドロサウルス類)の化石


かなりいろいろ出てるね
ほとんど2000年代以降に見つかっている

>>5
虫や魚介類の化石なら単なる石ころ

>>11
節足動物、魚は結構、稀少だぞ。
貝はダメだな。
無論、金になるかどうかは話は別。

以前にもウミトカゲ系の化石が出てたな

隣の和歌山県側では、これだけの化石が出ている
http://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/wmnh.files/11mosa05.jpg

こちらも同じ種類かな？

マチカネワニと時代が違うの？

マチカネワニは数十万年前だったんじゃね

マチカネワニ「お前が来るのを１０万年マチカネたワニよ」

>>15
マチカネワニは、トウヨウゾウなんかがいた哺乳類の時代

でも、隣の和歌山県では中生代のワニの化石も見つかっている

海トカゲ竜の攻撃力のデータが広く世間に広がったのでしょう
「猛獣もし闘かかわば(ナショジオ)」(トシがバレるね)には
その場面を観た記憶がないが、ナショジオ企画で、ティラノサウルス
vs. モササウルス夢の対を決...てのがあるらしい

でも、最近のモササウルス類の想像図って、だんだんクジラに似てきているよね

去年のOCEAN展なんかで展示されてたけど

実際、外見上は今のクジラにもっと似ていたのかも知れない

>>8
あれはよりにもよってティラノサウルス科だなんて誤判定されたせいで
真相がわかってガッカリ扱いされた特殊例だろ
最初から海トカゲだと言ってればあんな邪険にはされなかったw

>>20
今まで見つかってなかった(残りにくい)軟骨の化石発見で尾鰭なんかが
クジラ型なのがわかったからね
初期の種類は旧来の形で、だんだんクジラ型に進化したんだと思う

初期の海トカゲ竜なんて骨格だけじゃオオトカゲと区別が付かないな

トカゲ類は陸でも海でもジュラ紀後末期から白亜紀初期にかけての小絶滅でいなくなった
他の爬虫類(陸-東ゴンドワナ以外の喙頭目　海−魚竜、古首長竜)のニッチ奪って繁栄し
始めた比較的新しい生き物

>>23
古首長竜ってなに？
首長竜って首の長いのと短いので分類するんじゃなかった

>>24
ノトサウルス類のことではないか？

ちなみに首長竜の首の長さは単系統ではないので、長さだけで分類
するのはあまリ意味がなかったりもする。便宜上使ってるけど。

>>24
古首長竜　プレシオサウルス　クリプトクリドゥス等
新首長竜　エラスモサウルス　フタバサウルス等

エラスモサウルス科は旧来はプレシオサウルス亜目とされていたが
最近は一度前者が滅んだ後に首の短いプリオサウルス亜目から新しく収斂進化したのが
後者ではないかと目されてる
近縁だが傍系の関係であり直接的な先祖と子孫ではなかったと言う点で古竜脚類と竜脚類
やアロサウルス科とティラノサウルス科の関係に近い
面白いことにプレシオサウルス亜目で唯一白亜紀初に生き残ったポリコティルス科は逆に首が
先祖よりも短めになってる


>>25
ノトサウルスは偽竜類だな
そう、まさに首の長さは単系統ではない

>>26
ポリコティルス科を含むクリプトクリドゥス上科も、同じ時代に似た形態持ってはいたけど
プレシオサウルスとは系統違うとしてプレシオサウルス亜目から外れ所属不明クレード
になったはず。
同じく偽竜目から進化したのは確かだろうけど。

トカゲ類って今は弱小動物ってイメージだけど
昔は恐竜やワニみたいに強かったんだな

海トカゲは大トカゲ類だから例外だね
あいつらは現在の地球でも生態系の上位にいる

弱小動物のイメージは無いな
イグアナとかオオトカゲはデカイの多いし、俺はそっちのイメージが強い
トカゲつっても、ヤモリからコモドドラゴンまで様々だからな

>>23
最初に進出したのはまず海棲ワニのいなくなったニッチだろうね
その後はプリオサウルス類との熾烈な生存競争に打ち勝った

ワニってダマされやすくて、あしらいやすいキャラなんでしょうか・・
「おまいらの数を数えてやるから向こう岸まで一列に並んで・・」

>>20
今月のニュートンの「パレオントグラフィで描かれたティロサウルスは
全体的には従来のフォルムだが尻尾はヘビ・トカゲ型ではなく魚竜・イルカ型と
新旧説の混合で描かれてた

最近はモササウルスだけでなく首長竜にも尾鰭がついてたという説が
去年見つかったジュラ紀の首長竜タテヌクテスの化石では尻尾がヒレ型になってて
これがこの種固有の物か、首長竜あるいはジュラ紀首長竜全般なのかがわからない状態

クビナガリュウは一概に頸の長い短いでは分けられません。
例えば頸が短い外観のポリコティルス類がじつはエラスモサウルスなどの
頸が長いタイプに近いことが判っています。
専門家の間でもその線引きについては議論が続いています。

そうだって上の方で書いてるだろ
なにをいまさら

こいつらから見たら、イクチオサウルスは遥か太古の生き物なのに
なんでずっとイルカっぽいんだろう？

単に完全にイルカ型に進化しきる前に滅んだだけだろ
イクチオサウルスは三畳紀前記の初期魚竜から一億年かけてあの形に進化した

この海トカゲ竜は細長い形状が印象的だけど、魚竜もクジラ類も、
進化の初期段階ではその形状になっていたりする。

もし白亜紀末期の絶滅がなければ、今頃海トカゲ竜は流線型の
魚に似た形をしていた筈。

今は絶滅する前に既に流線型になりかけてたって説が強いだろ

以前のトカゲっぽいイメージと違い
最近の研究では、モサは泳ぎながら魚を捕る
マグロやカツオみたいな猟の仕方をしていたようだ。
アンモナイトも泳いでるところを捕らえたんだろう。

まじかよ
待ち伏せ説もあったような

>>42
それはプリモサウルス。
モサは体の構造上陸に上がれない。
プラバルでやってたみたいな、岸まで追っかける事は出来ない。

モサ類でも白亜紀前記くらいの進化の途中の種は従来の復元図みたいな手足がヒレの
トカゲみたいな形で、当然陸にも上がれたんじゃね
魚竜は標本少なくて途中形態が見つからないけど、モサ類は年代的に期待できる

>>43がいいたいのはプリオサウルスかな
今までモサ類はプリオサウルス亜目のニッチを継いだと言われてたけど
魚竜のニッチも兼ねていたようだから生態は微妙に違いそうだな

>>44
モササウルス類は、ヘビ型の時点でも骨盤がほとんど消失している。
これでは陸上を這うのは難しい。

>>46
その段階より前ってことだよ
それだとまだ小さかったかもしれんが

自分泉南市だけど、何処で発掘したんだろうか？

まあ、進化論、古生物学なんてなんでもそうだろ？
中間形態もあったはずだが、化石が見つからないと空想の世界。

>>47
どんな海生生物も、進化の途中なら陸に上がれただろう。
当たり前だろ。

>>49
モササウルス類は一応中間的な生物は出てるよ。
イタリア辺りで出土している。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/dorikosaurusu.html

上記だとヘビの先祖の可能性も指摘されているけど、
最近の学説的には怪しいな。

http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/aigiarosaurusu.html
こっちの方がらしいか。

>>51
蛇の祖先は、カガ何とか言う日本で出土した化石の奴じゃね？
確か、陸生だった。

>>53
これね。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/kaganaiasu.html

一応>>51>>52と近縁の生物らしいので、
モササウルス類とヘビ類の関係が変わったわけではないようだね。
あくまでも進化の場所が問題になっただけで。

モササウルスってモサモサしてるの？

オタリア狙うシャチみたく、砂浜に乗り上げてくるモササウルス科…
それはそれで想像すると楽しい

>>54
陸に上がって爬虫類に進化して、また海に戻ったのと陸に広がったのにわかれた訳か。

初期モササウルスは有麟目版の　ラッコ　アシカ　アザラシ　みたいなもんかな

それが、魚竜やプリオサウルスなどの首が短い首長竜、海棲ワニ類の衰退や絶滅の間隙を縫って海洋進出したが、
現生クジラ相当になる前の原クジラあたりになったところで、K-Tイベント絶滅、と。

爬虫類は何度かクジラやサメみたいな形態で海洋に進出してるが、両生類はいないものか。

>>58
>有麟目版の　ラッコ　アシカ　アザラシ
ラッコだろうね
アザラシやアシカサイズになる前に完全に海棲適応してたようだし

>原クジラ
確かに新復元はバシロサウルスっぽいね

>両生類はいないものか
トレマトサウルス科

>>44
>魚竜は標本少なくて途中形態が見つからない
フーベイスクスは違うの？

あれはやっぱり収斂進化で魚竜に似てるだけの主竜形類だったと分岐分類で決定されたんじゃなかったか

>>31
競争の結果というより、
海ワニ、プリオサウルス類、魚竜とが同時期に滅んだ結果では？

>>62
海ワニ、魚竜とプリオサウルス類は絶滅時期がずれてる
プリオサウルス類の滅亡はモササウルス類が現れてから
その後海ワニは別系統のワニ形上目が海に再進出して復活したけど
最近は首長竜も同じ時期に滅びて、プリオサウルス類から首の長い種が再発生したと言われてる
（白亜紀の首長竜はプレシオサウルス類よりもプリオサウルス類に口蓋構造などが似てる）

そろそろ、誰か海の爬虫類の新しい進化系統図作ってたもれ

>>63
訂正
×　ワニ形上目
○　ワニ目
ワニ形類は三畳紀末の大絶滅を生き延びた唯一のクルロタルシ類だけど
白亜紀にはワニ目以外のワニ形類は滅んでた

同じワニ目でもジュラ紀の海ワニは中鰐亜目
白亜紀の海ワニは現生ワニと同じ正鰐亜目

>>64
魚竜のルーツがわからないんで不完全な物しかできないと思う