【植物】植物の背丈伸ばすたんぱく質を特定 収量効率が高い農作物の実現へ 奈良先端大

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15名無しのひみつ
植物の背丈決めるたんぱく質発見 奈良先端大
ttp://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE6E2E3E2EAE1E7E2E2E1E2E6E0E2E3E09180EAE2E2E2;at=ALL
 奈良先端科学技術大学院大学の打田直行助教らは、植物の背丈を左右するたんぱく質を発見した。
このたんぱく質を詳しく調べれば、背丈が伸びずにすぐ実がなるといった収量効率が高い農作物の実現
につながるとみている。論文は3日、米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。
 発見したたんぱく質は2種類で、いずれも植物の茎内の細胞に存在した。モデル植物のシロイヌナズナ
の遺伝子を操作して、この2種類のたんぱく質を持たないタイプを栽培したところ、通常に比べて背丈は
半分ほどだった。このたんぱく質はシロイヌナズナ以外の植物にも存在するという。
 たんぱく質の働きを阻害する化合物を作れば、遺伝子を組み換えずに背丈を調整できる。背丈が
小さければその分生育が早く、強風にあおられて倒れる栽培リスクも減る。
 打田助教は今後、製薬企業や農薬メーカーなどと協力して、背丈を調節できる薬剤の開発を目指す。