【医学】自閉症、カギの物質発見 米研究所、マウスで症状再現

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1一般人φ ★
 自閉症の主な三つの症状「社会性の低下」「コミュニケーションの欠如」「強いこだわり」をすべて発症する
マウスを、米サンフォード・バーナム医学研究所が作った。カギは神経の伝達にかかわる物質「ヘパラン硫酸」。
自閉症に関係する物質や遺伝子は複数見つかっているが、すべての症状を併せ持つようなマウスが
できたのは珍しい。自閉症の原因解明につながると期待される。

 ヘパラン硫酸は、情報伝達をする脳の器官の発達を促す物質。研究所の入江史敏研究員らが遺伝子を操作して、
この物質を作れなくしたマウスは、脳の構造は正常だが、仲間には無関心で、知らないマウスを見ると
何もせずに逃げ出した。複数の穴があるのに、一つだけに執着していた。

 ヘパラン硫酸は、自閉症の原因と考えられている複数の分子とくっついて、その働きを制御していると
考えられている。そのため、これがないと複数の症状が出るらしい。

▽記事引用元 朝日新聞(2012年3月15日7時35分)
http://www.asahi.com/science/update/0312/OSK201203120204.html

▽PNAS
「Autism-like socio-communicative deficits and stereotypies in mice lacking heparan sulfate」
http://www.pnas.org/content/early/2012/03/06/1117881109