【生化学】ブドウの表面の白い粉を人工合成に成功 抗加齢や抗菌の作用で利用へ 大阪大など

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55名無しのひみつ
阪大など、多様な生理活性機能を持つ「オレアノール酸」の合成に成功

大阪大学(阪大)、横浜市立大学、理化学研究所(理研)、東京工業大学(東工大)、キリンホールディングス、
サントリービジネスエキスパート、神戸大学の7者は、ブドウ果実の表面につく白い粉「ブルーム」の主要成分で、
虫歯菌の増殖抑制、アンチエイジングなどの生理活性を持つ機能性成分として近年注目されている
「オレアノール酸2 件」生合成のカギとなる酵素遺伝子を明らかにし、同遺伝子を導入した組み換え酵母で
オレアノール酸2 件を合成することに成功したと共同で発表した。

オレアノール酸などのトリテルペンは今後、化粧料・機能性食品素材や医薬品等の原材料として期待されて
いる物質だ。しかし、植物体中ではさまざまなトリテルペンが混在しており、個々の含有量が低く純粋なもの
として精製するには大幅なコストがかかってしまうのが問題である。そのため、今後は組み換え酵母における
生産性の向上を進めることにより、発酵工業的手法によるオレアノール酸2 件など、トリテルペンの生産への
応用が期待されると研究チームはコメントしている。
http://news.mynavi.jp/news/2011/12/19/064/
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=299467&lindID=4