【生化学】隠れたタンパク質を見るための新規NMR法DEST アミロイドβ単量体の凝集過程を追跡

このエントリーをはてなブックマークに追加
1pureφ ★
Highlights: 生化学:隠れたタンパク質を見るための新規NMR法

タンパク質がポリマーや膜、固体担体などの大きな構造と結合すると、溶液中の遊離
状態のタンパク質分子を可視化するのに用いる技術では普通「見分けがつかなく」なる。

M Cloreたちは、そのような交換現象を原子分解能で調べられる新たな溶液核磁気
共鳴技術を開発した。DEST(dark-state exchange saturation transfer)と名付け
られたこの方法の有効性は、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドβ単量
体の凝集過程を追跡することで実証された。

この手法は、生物系や材料科学で見られる超分子系の多くに応用できると考えられる。

Nature ハイライト Nature 480, 7376 (Dec 2011)
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?i=86318

溶液NMRにより調べられた、アミロイドβプロトフィブリル表面の原子分解能での動態
Atomic-resolution dynamics on the surface of amyloid-β protofibrils probed by solution NMR
Nicolas L. Fawzi, Jinfa Ying, Rodolfo Ghirlando, Dennis A. Torchia & G. Marius Clore
Nature 480, 268–272 (08 December 2011) doi:10.1038/nature10577
http://www.nature.com/nature/journal/v480/n7376/full/nature10577.html

関連ニュース
【植物】特定の原子を各種の安定同位体で標識できる新タンパク調製法使い、気孔増やすホルモン「ストマジェン」の立体構造をNMRで解明 画像あり
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1319773922/-100
【物理】大規模NMR量子コンピュータの実現に向けたスイッチ操作の原理を発見 物・材機構 画像あり
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1310311206/-100
【医療】三重共鳴NMR法を使い生体内の代謝反応を解析する手法を開発=京大・キヤノン
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1282149626/-100
2名無しのひみつ:2011/12/09(金) 12:40:42.49 ID:myO5qdL5
ΩΩ Ω <な、なんだって!
3名無しのひみつ:2011/12/09(金) 12:41:16.75 ID:bg/N/X5k
ハウス「アミロイドーシスだ」
4名無しのひみつ:2011/12/09(金) 12:49:59.70 ID:PTcPogxT
あの手塚治虫の名作が蘇る!
5名無しのひみつ:2011/12/09(金) 12:58:48.59 ID:63XPc25W
じいさんのわしにゃ蛋白質出んので追跡せんでよか。
6名無しのひみつ:2011/12/09(金) 13:31:31.45 ID:ydeiq6is
予想通りのMMRスレ。
7名無しのひみつ:2011/12/09(金) 15:56:33.09 ID:VCiOiF1p
よくわからんけど、膜貫通蛋白の構造決定とかに
革新的な方法がかいはつされたということ。
=膜貫通のDBとか充実したりするということ?

いま膜貫通DBがどの程度充実してるかしらんけど。
8名無しのひみつ:2011/12/31(土) 15:57:54.37 ID:2w1vfauc
9名無しのひみつ
NMRでここまでわかるようになったんだな。
タンパク見るときは三次元?
二次元がやっとだわ