【化学】下水処理施設職員、水質検査の廃液から塩化銀を精製し現金化

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1うんこなうρ ★
2011年8月24日、青森市の下水処理施設「八重田浄化センター」に勤務する職員2人が、
下水の水質検査時に発生する廃液から精製される「銀」を私的に現金化していたことが分かった。
この職員は、銀を回収業者に売却し、約14万3000円を受け取っていた。
受けっとった現金は親睦会費に充てていたという。

下水の水質検査時には、試薬として硝酸銀が混ぜられる。この廃水に食塩を加えるだけで、
塩化銀を作ることができる。この塩化銀をバケツにためて、一定量が溜まると業者に売却していたとのことである。

青森市の調査に対し職員は、ゴミの有効活用のようなものである、という認識でいたとのことである。
同市としては経理上の問題として、職員を処分する方針だという。また、売却益の返還については検討中とのことだ。
職員によると、受け取った現金は、親睦会費として、お茶代や検査時の備品購入などに充てていたという。

下水からは「リン」などの有用な資源が採取できることが分かっており、自治体では実用化に向け研究を進めている。
今回は、試薬の銀を回収するということを私的に行ったということである。
きちんと報告をして、業務の上で行っていたならば何も問題は無かったのだろう。

http://water-news.info/1868.html
http://farm4.static.flickr.com/3305/3498221509_3a1d5cd734_o.jpg

関連
東京都 下水から資源採取へ。下水汚泥からリン成分抽出実用化の検討へ
http://water-news.info/1132.html
銀精製売却、職員2人を懲戒処分 保護費放置も発覚
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20110827ddlk02010052000c.html