【医療】患者別の心臓治療用ネット、ＭＲＩを用いて手術前に仕上げ患者へ負担減に　金沢医大など

国から支援　繊維リソースが窓口

心臓拡大の治療に使う矯正ネットをオーダーメードで造る研究を、金沢医科大の秋田利明教授
（心臓外科）や金沢工業大の山部昌教授（副学長）らのグループが始めた。
磁気共鳴画像装置（ＭＲＩ）の三次元画像を元に手術前に仕上げられるため、患者の負担を大幅に
減らせる。「繊維リソースいしかわ」が窓口となり、二〇一〇年度の経済産業省の補助事業に採用された。

専用の解析ソフトや編み機の開発により、三年後の実用化を目指す。実質のスタートは一一年度で、
一年目は四千五百万円の補助金を受けた。

重症の心不全患者にみられる進行性心臓拡大の治療には、心室をメッシュ状ネットでくるみ圧力を
かける方法が有効とされる。ただ海外メーカーの既製品は手術中にサイズを調節する必要があり、
普及の妨げになっていた。ＭＲＩも、心臓のように常に動きのある臓器や血管の撮影は難しかった。

グループは今後、ＭＲＩで心室内部までの三次元形状を抽出したり、心臓への応力分布を解析する
ソフトを開発。患部に最適な圧力をかけられる編み方のデータを割り出す。

首都大東京が編みの技術で協力、繊維メーカーのトレステック（愛知県大治町）、医療機器販売の
東海メディカルプロダクツ（同県春日井市）の二社が編み機の開発、販売に携わる。　

山部教授は「国内では年間一万人が重症心不全で死亡しているとされる。一人一人心臓の形状や
患部は異なるため、オーダーメードのネットを提供することで医療に貢献したい」と話している。


▽記事引用元　：　中日新聞　2011年6月29日
　http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2011062902000154.html
金沢医科大学
　http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/
社団法人 石川県繊維協会 / 繊維リソースいしかわ
　http://www.ita.or.jp/
＊依頼ありました。http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1308061081/67

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診断技術も進んだものだな。
切る前に作れるのだから良い事だ。

金沢大学の局所麻酔による心臓手術の画像は怖かった。
心臓を触られて、お腹が痛い、お腹が痛いと患者がしゃべってるやつ。

もう切る前に心臓も直しちゃえよ。