【生化学】放線菌による「リベロマイシンA」生合成機序を遺伝子レベルで初めて解明 理研

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独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、土壌中に存在し、抗生物質の生産微生物として知られる
放線菌の仲間が、骨粗しょう症やがんの骨転移を抑える薬の候補として注目されている「リベロマイシン2」を
生合成するメカニズムを、世界で初めて遺伝子レベルで明らかにしました。これは、理研基幹研究所(玉尾皓平所長)
ケミカルバイオロジー研究基盤施設の長田裕之施設長、高橋俊二専任研究員らによる研究の成果です。

土壌1グラム中には、いまだに同定されていない菌も含めて約1億個の微生物が存在するといわれており、
さまざまな有機物の分解と物質の生合成が営まれています。人類は、アオカビが生み出すペニシリンをはじめ、
これら微生物が生み出す代謝物質の中から、抗生物質や抗がん剤などの機能を持った薬の種となるものを探し出し、
利用してきました。一方、微生物を単離して試験管内で純粋に培養すると、有用物質を生産しなくなる現象も知られ、
「微生物がどのようにして薬の種を作るのか」を明らかにすることは、薬の安定生産に重要であるだけでなく、
より効果のある薬の創製にも応用可能です。

研究チームは、トマトエキスを放線菌に加えると、リベロマイシンAの生産量が上昇することを見いだし、
このトマトエキスにより発現が上昇する遺伝子群をRT-PCR解析法で探索して、21個の遺伝子を同定することに
成功しました。これら遺伝子から翻訳される酵素の機能を解析したところ、生理活性に重要なスピロアセタール環の
生合成に関わるシドロキシケトン合成酵素(RevG)と、その立体構造を制御するスピロアセタール合成酵素(RevJ)
という2つの新たな酵素を発見しました。今回、リベロマイシンAの生合成メカニズムを世界で初めて遺伝子レベルで
解明したことで、微生物が有用物質を作り出すメカニズムをもとに、薬の種となる新しい生理活性物質を人工的に
合成できるようになると期待できます。

本研究成果は、英国の科学雑誌『Nature Chemical Biology』オンライン版(6月5日付け:日本時間6月6日)に
掲載されます。

▽記事引用元 理化学研究所プレスリリース(平成23年6月6日)
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2011/110606/detail.html

▽Nature Chemical Biology
「Reveromycin A biosynthesis uses RevG and RevJ for stereospecific spiroacetal formation」
http://www.nature.com/nchembio/journal/vaop/ncurrent/abs/nchembio.583.html

2名無しのひみつ:2011/06/06(月) 22:16:07.04 ID:N35/Lzko
男の右手にしか存在しないテコキコッカス・クリノハナの同呈はまだか
3名無しのひみつ:2011/06/06(月) 22:26:36.82 ID:6/ycXGD2
童貞
4名無しのひみつ:2011/06/06(月) 23:38:21.46 ID:3cuFgydt
抗生物質ってやつか
5名無しのひみつ:2011/06/07(火) 04:12:43.69 ID:2gDOjZY4
なぜトマトエキスを使おうと思ったのだろうw
6名無しのひみつ:2011/06/20(月) 19:51:32.41 ID:0wrh7pvd
エロ
7名無しのひみつ
萌え