【分子生物学】DNA傷つけ食糧増産? 植物細胞肥大化 奈良先端大が解明

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1依頼23-190@白夜φ ★
DNA傷つけ食糧増産? 植物細胞肥大化、奈良先端大が解明
2011.5.24 14:02
 
植物が傷ついたDNAを持つ細胞を殺さずに分裂を止め、細胞を肥大させる仕組みの解明に
奈良先端科学技術大学院大の梅田正明教授(植物分子生物学)らが成功し、24日、
米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。

今後、細胞の肥大化を誘導するメカニズムの解明で個体サイズの改変が期待でき、
梅田教授は「食糧増産の技術開発につながる可能性がある」としている。

梅田教授らの研究グループは、シロイヌナズナでDNA損傷を起こして観察した結果、
DNAが損傷した細胞は死なずに分裂が止まり、DNA量を増産して肥大することがわかった。

DNA損傷で細胞死を起こす動物と違い、植物は細胞死が起きるとレンコンの穴のように
隙間を作り、成長を妨げる。このため、植物は損傷したDNAを封じ込め、細胞を殺さない
ことで成長を維持していることが判明した。

さらに今回の研究で、DNA損傷をもった細胞を増やさないという利点を持っていることも解明した。
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▽記事引用元 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110524/scn11052414030000-n1.htm

▽関連
・奈良先端科学技術大学院大
植物は傷ついたDNAを封じ込める独自の知恵をもっている
〜DNA損傷を克服する新たな仕組みを解明
環境ストレスに強い植物の作製に期待〜
http://www.naist.jp/pressrelease/detail_j/topics/1124/

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