【生物】種の絶滅ペースはこれまでの想定よりも遅い、米研究

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1 ◆night5/llI @白夜φ ★
種の絶滅ペースはこれまでの想定よりも遅い、米研究
2011年05月22日 13:31 発信地:パリ/フランス

【5月22日 AFP】人間の影響により生息地が破壊されるなどして動植物種が絶滅するペースは、これまで
考えられてきたよりも2倍ほどゆっくりだったとの論文が、18日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。

地球上の生物種の数は、森林伐採や気候変動、乱開発、河川や海への化学物質の流出などにより、減少を続けている。

だが、2005年の国連(UN)のミレニアム生態系評価(Millennium Ecosystem Assessment)や、
2007年の同「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」で報告された絶滅種は「根本的に欠陥がある」手法で
計算されたもので、さらには、絶滅の危険性のある動植物を掲載した国際自然保護連合
(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)の「レッドリスト」も見直しが必要だという。

論文を共同執筆した米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California at Los Angeles、UCLA)の
環境学、進化生物学専門家のスティーブン・ハブル(Stephen Hubbell)氏は、「科学的な証拠と実験データに基づいて、
これまでの推測値はおよそ2.5分の1になると考えている」と述べた。

ハブル氏は「(この結果は)種を救うための時間が想定よりもできたということだから、歓迎すべきニュースだ。
だが、一方で、これまで誤って行われた無数の調査をやり直さなければならない、という意味では歓迎できないニュースだ」と述べた。

■「推定方法に誤り」と指摘

科学者たちは、地球の過去の歴史と比べて、現代ではその100〜1000倍のスピードで動植物種が減少していると報告してきた。
また、国連報告書は、今後数世紀で、この速度はさらに10倍加速するだろうと警告していた。

なぜ科学はこれほど長期にわたって、間違いをし続けてきたのだろうか。

その理由は、絶滅の速度を直接計測することが難しいところにある。代わりに科学者たちは、
間接的な手法である「種数面積関係」を用いてきた。この手法は、ある面積に生息する種数を数えて、
生息面積が拡大した際に種数がどのように増加するかを計測するものだが、ある生息地が破壊されたときに
どれだけの種数が残るかを調べるとき、研究者らは、この数値を単純に逆転させて数えてきた。

だが、論文共同執筆者の中国・広州(Guangzhou)中山大学(Sun Yat-Sen University)のFangliang He氏は、
ある種に初めて遭遇するのに必要な面積と比べて、その種が絶滅するために破壊が必要な面積の方が
はるかに大きいと指摘する。

1980年代には、2000年までに地球上の半数の種が絶滅するとの恐ろしい予測もあった。
「だが、実際にそれは起きなかった」と、ハブル氏は語る。

しかし、科学者たちは手法に疑いの目を向けることをせずに、「絶滅の負債」というコンセプトを編み出した。
この論理では、減少する種は、最後の個体が死滅するまでに数十年以上かかるとしても、絶滅する種とみなされるのだ。

だが、「絶滅の負債」は、ほぼ確実に実際には存在しないという。

ハブル氏は、他に誰も間違いに気づかなかったことに「ショッキングなことだ」と述べ、
「多くの科学者たちが、問題を間違った方法で考えてしまうことで、正しい答えを導き出せない
可能性があるということを示している」と指摘した。(c)AFP/Marlowe Hood
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▽記事引用元 AFPBBNews
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2801575/7245462

▽nature
News:Hidden assumption hypes species-loss predictions
http://www.nature.com/news/2011/110518/full/news.2011.301.html
Species?area relationships always overestimate extinction rates from habitat loss
http://www.nature.com/nature/journal/v473/n7347/abs/nature09985.html
2名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:05:17.69 ID:2yaGKxBJ
2なら原発収束
日本復活!!
3名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:05:37.45 ID:aU/yN+GD
安心した?
4名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:08:45.00 ID:JNWDOaLe
精子のことかと思っただろ?
5名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:09:34.24 ID:p9jHzrTz
>>2
GJ!
ありがとう!!!!
6名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:11:50.02 ID:CjAjSdwU
だが俺の遺伝子が絶滅する事実は揺るがない
7名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:13:14.33 ID:psQ+A07K
種が絶滅するペースと新種が発見されるペースってどっちが早いのかな
8名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:24:24.72 ID:L6/OolgH
まあこういうのは過剰に危機感を持った方がいい
9名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:25:33.07 ID:ulpJyjeb
ま、この研究成果が真実であればそれに越したことは無いが、
第一印象は、「ちょっと嘘くせぇ」。

元記事をよく読んでから戻ってくるわ。
10名無しのひみつ:2011/05/23(月) 01:43:10.05 ID:N3LbWRis
これが事実なら、
現状維持を行えば絶滅が必然とされてる種の中でも、
それを免れる種が多種存在するって言うことか。
11名無しのひみつ:2011/05/23(月) 03:03:24.86 ID:UkFNPqwG
>>6
安心しろ
お前の遺伝子だけ逝かせるつもりはないからな

俺の遺伝子も一緒だ
12名無しのひみつ:2011/05/23(月) 04:47:51.84 ID:xdof2zmJ
ある種に初めて遭遇するのに必要な面積と比べて

日本語でおk
13名無しのひみつ:2011/05/23(月) 04:53:07.36 ID:nLzjBR6y
現代
醜男が絶滅する時期も
早まっている
14名無しのひみつ:2011/05/23(月) 05:40:08.59 ID:Z41eBGLB
ものすごい勢いでリベットが飛び散りまくってるジェット機
15名無しのひみつ:2011/05/23(月) 09:04:30.16 ID:9NiotNxC
>>13
性淘汰されなかった あるいはイケメンや美人が現在あまりにも少ないこの事実が
人類内の理屈ではなくて外部圧力が生き残れるかどうかを決定していることを示しているが
このままどんどん豊かでどんどん便利になっていくと外面イケメン内面ブタの人類が
世界制覇するのかもな
16名無しのひみつ:2011/05/23(月) 09:37:56.45 ID:PvaN74tu
放射能ばらまいてるのに?
17名無しのひみつ
確かにレッドリストは変すぎ
逆に絶滅の怖れが無い生物をリスト化したほうが早いのでは?と言いたくなるほど
何でもかんでも絶滅危惧種認定されてるし