【宇宙開発】宇宙環境におけるRNAi効果を確認 無重力下における筋肉の委縮を抑える対策へ期待 東北大など

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1一般人φ ★:2011/05/04(水) 00:44:35.24 ID:???
東北大学大学院生命科学研究科の東谷篤志教授らの研究グループは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と
英国ノッティンガム大学と共同で、線虫を用いて、宇宙環境においてもRNAi効果を確認するとともに、
筋肉タンパク質の分解酵素の発現をRNAiにより抑えることで、1つの筋肉タンパク質の分解を宇宙空間で阻む
ことが可能であることを、実験的に証明した。

宇宙の無重力下では骨格筋に対する物理的負荷が低下して、筋肉や骨が萎縮することが知られているほか、
人類による火星探査や宇宙ステーションでの長期滞在は、宇宙放射線の影響により白内障の発症やDNA損傷の
リスクが想定されている。これらの宇宙環境リスクの克服は、人類が宇宙に長期滞在し活動する上で不可欠なほか、
普段の地球上に住む人間の生活においても「寝たきり」や「ガンをはじめとする成人病疾患」に対処
としても重要なものとなる。

RNAi(RNA interference:RNA干渉)は、二本鎖RNAと相補的な配列を持つmRNA(メッセンジャーRNA)が特異的に
分解される現象で、特定の遺伝子発現のみを選択的に抑えることができる。同方法は、1998年にモデル生物の
1つである線虫を用いて、米国研究者らにより発見され、その後、ヒトをはじめとする哺乳類の細胞においても
同様の働きの存在が明らかにされた。現在、RNAi法は、ヒトの発ガンや眼の疾患などに対する
遺伝子治療の1つとしての研究開発が進められている。

研究グループでは、98年より線虫のDNA損傷の修復に関わる遺伝子についてもRNAiを用いた機能解析ができる
ことを報告してきたほか、2004年には、線虫国際共同実験(ICE-First)に参画し、宇宙フライトにより線虫の
筋肉タンパク質が低下することも示してきた。

2005年に実施された宇宙実験に関する第5回ライフサイエンス国際公募において、「線虫C. elegansの宇宙環境に
おけるRNA干渉とタンパク質リン酸化:CERISE(C. elegans RNA interference Space Experiment)研究代表
東北大・東谷篤志」の実験提案を行い採択されたものの、スペースシャトルコロンビア号の事故調査などで延期され、
実際の実験開始は、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」が完成した2009年になり、
09年11月の「STS-129」にてスペースシャトルアトランティス号に実験材料を搭載し、
11月19日から8日間「きぼう」にて宇宙実験を実施した。

その後、サンプルは宇宙で凍結し、2010年2月の「STS-130」のスペースシャトルエンデバー号で地上に帰還した。

これらサンプルを解析した結果、宇宙環境の無重力下においても、3つの異なる遺伝子(線虫に遺伝子組換えした
緑色蛍光タンパク質GFP、細胞増殖に必須のタンパク質、筋肉を構成するα-アクチンを分解する分解酵素)を
ターゲットとして、それぞれ選択的なRNAi効果が確認された。
この成果は、将来的には、宇宙飛行士の無重力下における筋肉の委縮を抑える対策の1つとしての応用展開が
期待されるという。また、研究グループでは、今回の宇宙フライトサンプルを用いて、無重力による生物影響について、
線虫の全ての遺伝子発現やタンパク質発現をとおして解明する実験も引き続き行っていくとしている。

▽画像
緑色蛍光タンパク質GFPに対するRNAiを行うことにより、宇宙の無重力下(spaceflight)でも
地上対照実験区(GC)と同様にRNAi効果によるGFPタンパク質の発現低下が確認された
http://j.mycom.jp/news/2011/04/28/115/images/011l.jpg

▽記事引用元 マイコミジャーナル(2011/04/28)
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/04/28/115/index.html

▽東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2011/04/press20110425-01.html
2名無しのひみつ:2011/05/04(水) 00:50:26.94 ID:WjJykM6W
2get
3名無しのひみつ:2011/05/04(水) 00:53:39.63 ID:uNdEYs+r


  _ノ乙(、ン、)_ 遺伝子ドーピングスレ?
4名無しのひみつ:2011/05/04(水) 01:11:02.27 ID:QVndAUdD

スペースノイドの始まりktkr
5名無しのひみつ:2011/05/04(水) 01:14:53.95 ID:uYP3P4Jd
そんな事よか重力制御装置開発を
6名無しのひみつ:2011/05/04(水) 03:06:15.59 ID:CDG+WoHK
よく分からんので簡単に説明してください
7名無しのひみつ:2011/05/04(水) 03:42:58.58 ID:yUzACp8u
筋肉の異化を妨げるんだったら、ムッキムキになれるぞw
おそらく副作用も無いだろうから、世界中でみんなマッチョになれるwww

かなりお金掛かるだろうけどw

これは体型維持にも使えるから、かなりの老齢でも見事な筋肉を維持できるんだろうな。
顔だけ爺さんかwww

スポーツの世界とかどーするんだろ?
やっぱり禁止するんだろうなw
8名無しのひみつ:2011/05/12(木) 01:16:19.23 ID:SU68rkzK
>>6
都合の悪い遺伝子発現を抑制した
上手くいった
おしり

>>7細胞増殖も抑制するから若い子使ったら老化しちゃう><
9名無しのひみつ:2011/05/12(木) 05:02:54.01 ID:FH4RSIno
> 2004年には、線虫国際共同実験(ICE-First)に参画し、宇宙フライトにより線虫の
> 筋肉タンパク質が低下することも示してきた。

こんな小さい生物なのに重力に抗うための筋肉が必要なんだろうか
無重力で勝手が違うからあまり動かなくなっただけだったりして
10名無しのひみつ:2011/05/12(木) 07:07:55.51 ID:JKjXUqOA
しかしRNAiを使うとなると…
宇宙にあがると頻繁に点滴か注射を受け続けないとだめって事だよな
面倒だなあ
11名無しのひみつ:2011/05/26(木) 02:23:54.47 ID:+UCQZZ/f
萎縮って奴を基本から分かってないわこの研究者達
12名無しのひみつ:2011/05/29(日) 10:33:15.87 ID:xdJcTIiY
痩せ
13名無しのひみつ
>>7
その筋肉に老化した骨格や臓器が耐えられるんだろうか?