【資源/環境】シェールガスの採掘許可取り消し、議会に続き政府も支持…非在来型資源曲がり角=フランス

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フランスのフィヨン首相は13日、環境的なリスクを回避するため、シェールガス(頁岩層に含まれる天然ガス)の
採掘許可の取り消しを求める議会動議を支持すると述べた。政府は既に、抽出方法が環境に及ぼす影響に関する
報告が出される6月までの間、シェールガスとオイルの探査凍結を決定している。

フィヨン首相は議会で「これまでに下りた許可も取り消さなければならない」と述べ、「取り消し案(動議)が議会に
提出されており、政府はこれを支持するだろう」と付け加えた。

フラッキングとも呼ばれる水圧破砕法は、水、砂、それに化学物質を頁岩層に高圧で注入し、原油や天然ガスを抽出
する方法。この過程で使用される大量の水と一部の洗浄剤が環境汚染を引き起こす恐れがあることが争点になっている。

フランス下院は5月10日、シェールガスの採掘許可の取り消しと探査の全面禁止を求める動議について議論する。

ただしフィヨン首相は、環境に影響を及ぼさない技術の研究や開発の可能性を排除すべきではないと述べた。

当局は同国南部について、トタルやGDFスエズなどエネルギー大手によるシェールガスとオイルの探査を許可している。

http://www.jiji.com/jc/rt?k=2011041400318r