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65名無しのひみつ
放射線のがんリスク、100ミリシーベルトで受動喫煙なみ
2011/4/24 19:36 日本経済新聞

放射線を健康に影響が出るとされる100ミリシーベルト程度浴びた場合でも、がん
の発生するリスクは受動喫煙や野菜不足並みにとどまることが、国立がん研究セ
ンターの調べでわかった。肥満や大量の飲酒、喫煙に比べると低い。低線量の放
射線による健康影響を考えるうえで、ひとつの目安になりそうだ。

広島、長崎の原子爆弾で被爆した人のうち約4万4000人が、その後、どの程度の
割合で肺がんなどを発症したかを長期間にわたって追跡調査した放射線影響研究
所などの論文と、国立がん研究センターなどが実施してきた生活習慣によるがん
発生リスクの疫学研究とを、津金昌一郎・予防研究部長らが比較検討した。

原爆で100ミリ〜200ミリシーベルトの放射線を浴びた集団は浴びていない集団に
比べてがんになるリスクが1.08倍だった。生活習慣によるリスクと比較すると、1
日1箱たばこを吸う夫を持つ妻が受動喫煙でがんになるリスク(夫が禁煙の妻と比
較して1.02〜1.03倍)や野菜嫌いな人のリスク(野菜を食べる人と比較して1.06倍)
よりもわずかに高い程度だった。

肥満や運動不足、塩分の取り過ぎなどでがんを発症するリスクは1.1〜1.2倍程度
で、放射線を100ミリ〜200ミリシーベルトを浴びた場合よりも高い。

一方、男性の喫煙者はたばこを吸わない人よりも1.6倍がんになりやすい。放射線
の被曝(ひばく)量でみると2000ミリシーベルト以上浴びた場合のリスクとほぼ同じ
だという。

津金部長は「がんは様々な要因が複雑に絡み合って発症する。放射線リスクだけ
を気にしすぎないようにしてほしい」と話す。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E0E1E2E2EB8DE0E6E2E6E0E2E3E386989FE2E2E2