米国で開かれた生物版ロボットコンテスト「iGEM(国際遺伝子改変マシンコンテスト)」に初出場した
京都市左京区の京都工芸繊維大チーム「KIT―Kyoto」が、ベストポスター賞に輝いた。
大腸菌の働きを使って蛍光物質を自在に作り出し、美しい絵を描ける「大腸菌ペン」という斬新なアイデアを
スターで提示したことが受賞の大きな理由。
チームは「個々のメンバーの長所を生かし、最後まであきらめなかったことがよかった」と喜んでいる。
同コンテストは、大学生らによる世界最大規模の合成生物学の国際大会で、毎年、
米国のマサチューセッツ工科大学で開催。参加チームは遺伝子工学技術を活用して、独創的な機能を持った
生物を設計・作製したり、研究内容を口頭やポスターで発表したりする。
大会は昨年にあり、世界各地から130チーム約1500人が参加。
日本からは工繊大や京都大、東京大などの9チームが出場した。
工繊大の中心メンバーは、応用生物学課程と造形工学課程の1年から3年の学生13人。
ポスター部門では、遺伝子改変した大腸菌に緑や赤の蛍光たんぱく質を作らせ、
その濃縮液をインクとして使う「大腸菌ペン」のアイデアを紹介した。
ペンそのものは構想段階にとどまるが、実際に作った濃縮液を活用して、絵筆で描き上げた浮世絵や
コイといった和情緒漂うカラフルな作品を多数、提示し、審査員らに巧みにアピールした。
チームリーダーの2年、竹内文彦さんは「大腸菌をコントロールして、美しい色のインクを作り上げるのに苦労した。
大変だった分、高い評価が得られてうれしい」と話している。(冨浪俊一)
▽画像
大腸菌の濃縮液を使って描かれた浮世絵(京都工芸繊維大提供)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20110303-641694-1-L.jpg 大腸菌の濃縮液を使って描いたコイ(京都工芸繊維大提供)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20110302-614146-1-L.jpg ▽記事引用元 読売新聞(2011年3月3日17時54分 )
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110303-OYT1T00839.htm >>6 まあ、工芸を伝統技術?とか思われちまったりもするしな。
工学系の国立大学としては、関西では結構有名な方ではあるんだが。
ま、私は落とされましたけど…バス乗り換え無しで通えるという不純な理由で志望した。