葉の形を制御している植物の遺伝子を、京都大の小山知嗣助教(植物分子生物学)らのチームが
22日までに突き止めた。
チームは「TCP」と呼ばれる、植物が共通して持つ遺伝子群の働きをアブラナ科のシロイヌナズナで
調べた。24種類あるTCP遺伝子群のうち、働かないようにした遺伝子が多いほど、葉の縁の縮れが
強く現れ、のこぎり状になった。
反対にTCPを強く働くようにすると、葉の縁のギザギザした部分が滑らかになった。またTCPの働きは
過度に強めたり抑えたりすると、生育に悪影響があることも確認した。
小山助教は「植物の形を変えるなど園芸への応用や、食感の異なる葉野菜の開発が期待できる」と
している。成果は米科学誌プラントセルに発表した。
ソース:47NEWS(2011年01月22日)
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012201000297.html