ミツバチのウイルスは花粉を通じて拡散
Rachel Kaufman
for National Geographic News
December 30, 2010
近年、ミツバチの群れが大量に姿を消す現象が発生しているが、ある種のウイルスが大きな
原因だと考えられている。最新の研究によると、ウイルスは花粉を通じて拡散する可能性が
あるという。
さらに、マルハナバチやスズメバチ、アシナガバチなどほかの野生の花粉媒介昆虫も、
花粉内のウイルスに感染すると指摘している。
2006年にアメリカ各地でミツバチの群れが失踪する現象が表面化した。
一連の現象は蜂群崩壊症候群(CCD)と名付けられ、症状の出たミツバチの巣では、
働きバチが突如として集団で消失する。いくつかの研究では、2002年に初めて特定された
イスラエル急性まひウイルス(IAPV)などのウイルスとの関連が強く示唆されている。
ミツバチの群れに伝染するウイルスは、唾液(だえき)を通じて巣の内部で広がったり、
感染した女王バチから卵に伝わるケースが知られている。
「しかし、ウイルスが巣から巣へと伝わるメカニズムについては未知の部分が多かった」と、
研究チームのリーダーでアメリカにあるペンシルバニア州立大学の昆虫学者
ダイアナ・コックス・フォスター氏は話す。
「ほかの群れを訪れるミツバチがウイルスを拡散しているという説もあったが、
ミツバチ以外に感染が広がる現象を説明できない」。
(
>>2以降に続く)
_________
▽記事引用元 NATIONALGEOGRAPHIC
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20101230001&expand#title ▽関連
PLoS ONE
RNA Viruses in Hymenopteran Pollinators: Evidence of Inter-Taxa Virus Transmission via
Pollen and Potential Impact on Non-Apis Hymenopteran Species
http://www.plosone.org/article/info:doi/10.1371/journal.pone.0014357
(
>>1の続き)
ミツバチは花の蜜を集めてハチミツや「ハチパン」を作る。ハチパンとは、働きバチが
花粉に少量の蜜を加えて小さな団子にまとめたもので、幼虫のエサとなる。
コックス・フォスター氏の研究チームは、大学で飼育しているミツバチが花粉を採取している
最中に捕まえ検査した。すると、健康なハチの中に、致死性の病気を引き起こす羽変形病
ウイルス(DWV)を含んだ花粉を運んでいる個体を発見した。この事実は、少なくともこの種の
ウイルスが花粉からミツバチに拡散しており、必ずしもそれとは逆方向のウイルス移動だけで
感染が広がっているわけではないことを示している。
また、別の調査で野生のマルハナバチやスズメバチを収集し調べたところ、
ミツバチに感染するウイルスの分子が発見された。
そして、DWVに感染したマルハナバチが訪れた花に、健康な巣からやって来たミツバチが
立ち寄ると、1週間以内に群れ全体がウイルスに感染することがわかった。
「一般的に、ミツバチのウイルスはそれ単独で致死的である必要はない。“風邪”のようなものだ。
健康であれば、隣の人が風邪をひいていても、自分にもうつるとは限らない。
したがって、問うべき問題は“ミツバチがウイルスに感染しやすくなった要因”である」
とコックス・フォスター氏は述べる。
「ミツバチが抵抗力を失った背景には、例えば、
農薬や栄養不足といったほかのストレス要因が存在すると考えられる」。
アメリカではミツバチの減少に伴い、ほかの昆虫で作物の授粉を行おうとする動きがみられるが、
今回の研究は、この方法が最善の代替策とはならないことを示している。
アメリカ農務省(USDA)によると、ミツバチによる授粉は、特にアーモンドなどのナッツ類、
ベリー類、果実、野菜といった園芸作物向けに、150億ドル(約1兆2200億円)の付加価値を
生み出しているという。
「“ミツバチがダメなら、ほかの昆虫を使えばいいじゃないか”と考える人がいるが、
ウイルスが両方に広がるとしたらどうだろう? しかも、どちらも同じストレス要因にさらされている」
とコックス・フォスター氏は言う。
今回の研究成果は、オンラインジャーナル「PLoS ONE」誌に12月22日付けで掲載されている。
(引用ここまで)
3 :
名無しのひみつ:2011/01/03(月) 23:20:27 ID:N9Nohn5k
今日、ミツバチが花粉抱えて飛んできた
4 :
名無しのひみつ:2011/01/03(月) 23:30:20 ID:fhYe7Sf/
農薬のせいにされていた時代がありました。
5 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 00:45:24 ID:vH83GLe3
昆虫なんてすぐに耐性出来るようになるんじゃないの?
BT農薬ですら抵抗性が生まれる昆虫に、この程度のウイルスが乗り越えられないわけがない。
6 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 01:04:59 ID:b8EHRmvH
>>5 人工的に飼育しないとあの数は維持できない
セイヨウミツバチは日本の自然ではそもそも生息できない
7 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 01:22:58 ID:nFtF8pYz
反米の漫画家は、死んでお詫びしろよ。
8 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 01:32:36 ID:Y7qyQOFh
>>4 いや、結局結論のところで農薬のせいにされているような気がするけど
9 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 02:01:12 ID:AKXpRbCi
HIVみたいなモンか、普通に推測できるけどな…解明とかって。
10 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 02:11:51 ID:G5nfIrTV
>>8 ヨーロッパだと農薬のせいで、アメリカだとウイルスのせいになってなかった?
日本?ミンスが動くわけないじゃん?口蹄疫でもあのざまだよ。
11 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 11:01:21 ID:Wog63OpR
蜂蜜食べる人間もアウトかもな。
12 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 11:01:32 ID:fHc2V0Yb
13 :
増健:2011/01/04(火) 11:28:49 ID:LEJa0vCK
>>6 セイヨウミツバチはスズメバチにみんな喰われちまうから日本の自然では棲息できないんじゃなかったっけ?
14 :
ぴょん♂:2011/01/04(火) 12:03:48 ID:TZ8F/uCt BE:156224232-2BP(1029)
で、ミツバチはどこに隠れているの?
15 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 12:07:04 ID:IU8Hu5OZ
ウイルスじゃん
農薬(笑)とか電波(笑)とかはウソですか
16 :
ぴょん♂:2011/01/04(火) 12:43:51 ID:TZ8F/uCt BE:781119465-2BP(1029)
>「ミツバチが抵抗力を失った背景には、例えば、
>農薬や栄養不足といったほかのストレス要因が存在すると考えられる」。
こんな感じ?
ババ バババ ババババ
バババ ∧_,∧ ババ ∧_∧ バババ
∧_∧バ( ´・ω・∧_∧ (・ω・` ) ∧_∧
(´・ω・)=つ≡つ);;)ω(;;(⊂≡⊂=(・ω・`)
(っ ≡つ=つ (っ ⊂) ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) バ∧_∧| x |∧_∧ バ ( \
( / ̄∪バ ( ´・) ∪ ̄∪(・` )ババ ∪ ̄\ )
ババババ/ ) バババ ( \ ババババ
バババ `u-u'. バババ ババ `u-u'
17 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 12:48:16 ID:1QlGbTvt
みなしごハッチかわいそう
18 :
名無しのひみつ:2011/01/04(火) 13:34:21 ID:UBMF1VXJ
ウィルスだとか、ダニだとか、農薬だとか、電波だとか
結局どれが本当の原因だったんだろうか?
19 :
名無しのひみつ:2011/01/07(金) 03:41:16 ID:E+gpSJLS
アリころりとかいうアリの駆除薬なかったっけ?
一見餌のようなものに農薬の一種がしみこませてあって
アリが巣に持ち帰ると、それから薬が狭い巣の中で拡散蒸発して
みんなやられて死んでしまうとかいう。
それと、昆虫自身には無害でも、昆虫に寄生している微小生物
ボリキアとかいう細菌のようなやつが農薬とかで死滅したり
すれば、昆虫の生態や生殖にとてつもない被害をもたらす
可能性はないか?
20 :
名無しのひみつ:2011/01/07(金) 08:27:51 ID:zOel680Q
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・) はいはいぷろすぷろす
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
21 :
名無しのひみつ:2011/01/07(金) 09:54:31 ID:Yg6EZ+j8
>ミツバチの群れに伝染するウイルスは、唾液(だえき)を通じて巣の内部で広がったり
働き蜂ちゃんA「ああ、もっと、ちゅっちゅっしてぇぇ」
働き蜂ちゃんB「ああいいのおおおお」
なんというエロゲ状態……まぁ皆メスだしいいよね
22 :
名無しのひみつ:2011/01/08(土) 01:23:08 ID:YXjqxf3K
23 :
名無しのひみつ:2011/01/08(土) 15:55:20 ID:qwwZEzOJ
ハチは巣の中の遺伝的多様性が極めて少ないのだろうから
(何しろ働き蜂はみなクローンのような存在だ)
いったん、ある種のウィルス等が台頭して増殖できれば、
全滅に近くなるのも理解できる。
24 :
名無しのひみつ:2011/01/10(月) 08:52:07 ID:kbhVs/Sl
新型だったんじゃないの?
いくらストレスがあったからといって、群れ全体が抵抗力無くすというのはちょっと
25 :
デリバリー博士:2011/01/12(水) 10:51:12 ID:wBuVcHDX
米では豪からミツバチを輸入するんだが、豪で生産されるミツバチはあまり良い状態ではない。
劣悪な環境で大量生産されるため、それこそニワトリのブロイラー種みたいになる。
基本的にハチミツ採取を目的としていないから、ダニ駆除のためクマホスのような農薬もバンバン使われる。
受粉にコキ使われたミツバチたちは、シーズンオフには焼却処分…
そして次の年にも豪から大量輸入を繰り返す。
おそらく大量生産を繰り返すうちに、ミツバチの種としての多様性が損なわれた結果、免疫などの抵抗力が喪失していったんじゃないかと思われる。
26 :
ぴょん♂:2011/01/16(日) 22:40:03 ID:TUaZXfWp
運良く焼却を逃れたミツバチが越冬。
翌年、新入りミツバチを発見しハチダンスで焼却による虐殺話をする。
新入りミツバチ、大脱走開始、帰巣本能により海を渡るが・・・
27 :
名無しのひみつ:2011/01/22(土) 01:08:49 ID:CmsI1iMx
別スレでクロチアニジンのせいだ っていう記事があったな
つまりCCDはウイルスと農薬のせいってことなのかな
28 :
名無しのひみつ:2011/01/22(土) 01:36:35 ID:dBu3mcw/
やるな、ウィルスめ
29 :
名無しのひみつ: