【進化】国蝶オオムラサキの仲間、コムラサキ亜科の蝶の米大陸進出ルート、ベーリング海峡経由と判明/基礎生物研

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1一般人φ ★
 日本の国蝶(ちょう)オオムラサキを含むコムラサキ亜科のチョウは、
ユーラシア大陸からベーリング海峡を経由して米大陸へ渡ったと、
自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)が7日発表した。
このチョウの分布ルートが判明したのは世界初という。
 毛利秀雄名誉教授と長谷部光泰教授らの研究チームによると、同科のチョウはほとんどの種が
ユーラシア大陸に生息しているが、一部は米大陸におり、どのように分布を広げたかが議論となっていた。
 大西洋ルートとベーリング海峡ルートの二つが有力だったが、研究チームがチョウの遺伝子を調べた結果、
3500万〜2000万年前にベーリング海峡から米大陸に渡ったことが分かった。
 同科の一部のチョウが、有毒な物質を含むヤナギなどの植物を食べるようになった過程も判明。
植物の進化に合わせ、チョウも新たに毒性を持った植物を食べられるようになった可能性が指摘されていたが、
研究の結果、チョウは植物とは別の進化過程をたどり、突然毒性に適応するようになったとの結論に至った。
 長谷部教授は「すべてのチョウがどのように分布を広げていったのか、全容解明につながる」と話している。

▽写真 コムラサキ(写真上)とパプアコムラサキ(同下)。
このチョウの仲間がベーリング海峡から大陸に渡ったことが分かった(基礎生物学研究所提供)
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/20101207at70t.jpg

▽記事引用元 時事通信(2010/12/07-21:36)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010120701011

▽プレスリリース
http://www.nibb.ac.jp/press/101207/101207.html

▽Molecular Phylogenetics and Evolution
「Phylogeny, biogeography, and host?plant association in the subfamily Apaturinae (Insecta: Lepidoptera: Nymphalidae)
inferred from eight nuclear and seven mitochondrial genes 」
http://is.gd/ilyfX
2名無しのひみつ:2010/12/08(水) 02:17:30 ID:CLUG2mZf
ERATOもしっかりやってくださいよ長谷部さん
3名無しのひみつ:2010/12/08(水) 02:33:14 ID:AQLALuna
この仲間は日本の国チョウのオオムラサキ
角度によって青く見えたり見えなかったりするコムラサキ
アサギマダラに擬態したい雰囲気のゴマダラチョウ
そして帰化種のアカボシゴマダラ

日本だとこんな感じだが、アジアだとイチモンジチョウみたいな模様のヨーロッパコムラサキ系が多いのかな

パプアコムラサキの画像があるが、これは島ごとに緑色の地域と、オスが青でメスが赤という地域もあるんだとか
メガネトリバネアゲハも地域によって赤、緑、青と変わるがこれはちょっと違う

そして南北アメリカ大陸にもこの仲間はいて、そこでは物凄く強烈な光沢を持つのがいる
モルフォの地味目の種類よりこっちの方が綺麗なんじゃ?というくらい美しい

オオムラサキはエノキを食べるが、コムラサキ類はヤナギを食べる
熱帯アジアにはウラジロエノキというニレ科の早生樹があり、熱帯にいるものはこれを食べている

北極圏にはヤナギ科の這生の低木があるのだが、ベーリング海峡を渡ったものは
これを食べていたのかな
4名無しのひみつ:2010/12/08(水) 02:43:41 ID:SjwQFH8y
オオムラサキ=長州力
コムラサキ=長州小力
みたいな感じ?
5名無しのひみつ:2010/12/08(水) 02:58:46 ID:/M6jq9mo
ttp://mori-soba.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_57e/mori-soba/shimon001.jpg

「オオムラサキ」を擬人化した下妻市ゆるキャラ:シモンちゃん。
羽根の模様がオスのそれなので男の娘の可能性あり。
6名無しのひみつ:2010/12/08(水) 17:00:51 ID:v8u0Q+ie
こむらさきってラーメン屋のほうが先に思い浮かぶ
7名無しのひみつ:2010/12/08(水) 18:51:21 ID:MEsVigJh
大村咲 小村沙希
美少女っぽい名前だ
8名無しのひみつ:2010/12/09(木) 02:58:24 ID:IeoQIiVy
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD

日本の国チョウだが、中国にも広く分布し、ベトナム北部にもいる
オオムラサキが国チョウになったのは戦後だが、議論されたのは戦前であり
当時は日本の勢力圏に近いからいいか、という論調で、それを尊重したとの事

幼虫のためのエノキと、成虫のための樹液が豊富な林がないと生存できない

http://auction.jp.msn.com/item/138982000
近縁のクロオオムラサキ。日本にはおらず大陸にいる。分布そのものは広い
昔からタテハチョウ科とされてきたチョウの中では、多分世界最大クラスだろう
(今はタテハチョウ科にモルフォチョウ科やフクロウチョウ科も含まれるので、最大種はその中にいる)

エグリゴマダラとかシロタテハとかオウゴンマドタテハとかキイロコムラサキとか、名前だけ聞いていると
どんなチョウだ?と想像を広げたくなるチョウがこの仲間は多い
9名無しのひみつ:2010/12/09(木) 05:03:35 ID:IeoQIiVy
http://www.butterflyutopia.com/BIG/118.jpg
アメリカコムラサキ属Doxocopaはこんな強い光沢を持つ
勿論地味な種類や、日本のコムラサキのように一定角度でだけ紫色の種類などもいる

ゴマダラチョウだって、向きが変わると少しダークグリーンに見える事もあるのだが
10名無しのひみつ:2010/12/23(木) 02:07:00 ID:HFZCB9gb
age
11名無しのひみつ:2010/12/30(木) 17:37:11 ID:eK6fAWWi
オオムラサキか、懐かしいなあ
昔、栃木県鹿沼市の教習所で合宿免許をやってたんだけど
講習の合間に近所を散歩していたら
小川に架かった橋の上にオオムラサキの雌がとまってた
バサバサッて感じで飛び立ったんだけど
他の蝶とはまるで違う貫禄ってか、殺気を感じたよ
12名無しのひみつ:2010/12/31(金) 15:10:00 ID:5o3lEidC
ゴマダラチョウといえば、千葉県印西市の里山を歩いていたら
町工場の隣にでっかいクヌギの木があって
手の届かない高い場所に、10頭以上びっしりと
ゴマダラチョウが止まっていたのを思い出す
いい樹液が出てたんだろうな
13名無しのひみつ:2010/12/31(金) 19:56:42 ID:2qTTGF1b
ここまでアサムラサキなし
14名無しのひみつ:2011/01/01(土) 09:06:49 ID:rsX+yhUz
あけおめ。
去年の7月、西東京市の親水緑道でアカボシゴマダラを見たときは
さすがに驚いた。
思わず棒立ちになって、顔を近づけて見ちゃったけど
逃げようともせず、悠々と羽を広げていた。
完全に関東地方に定着しちゃったみたいだな。
15名無しのひみつ:2011/01/01(土) 09:35:28 ID:jL84CKz5
どっかの科学番組で、樹液に群がる昆虫たちってやってて
オオムラサキが体当たりして、他の昆虫(スズメバチ、カナブン、カブト♀)を
蹴散らしていた。気性が荒いのな。

>>13
江戸むらさきとか、アカムラサキブルーハゲアタマとか?
16名無しのひみつ:2011/01/01(土) 11:17:45 ID:ciCHR2D9
アカムラサキブルーハゲアタマの名称が記憶のかなたにあるのだが、何だかわからなくて
検索してみた。どうやらハクション大魔王ネタだった模様。
17名無しのひみつ:2011/01/01(土) 18:25:37 ID:vmykoi0F
東京大学 大学院理学系研究科生物科学専攻、浜地貴志の暴言
http://togetter.com/li/82951

http://twitter.com/thinkeroid
http://d.hatena.ne.jp/extinx0109y/about
18名無しのひみつ:2011/01/01(土) 22:29:29 ID:U82qTfMj
去年8月27日のニュースなんだが、オオムラサキが熊谷市の平野部の
林で発見されたんだと。埼玉県の平野部での発見は24ぶりだそうだ
熊谷市といえば新幹線が止まるけど、秩父鉄道も走っていて
かなりローカルな地域というイメージがあるんだが
こんなニュースになるほど、オオムラサキは山地に追いやられていたのか
19名無しのひみつ:2011/01/02(日) 11:22:28 ID:PO7Coxta
「〜ムラサキ」と名前のついた蝶といえば
沖縄の竹富島でメスアカムラサキとリュウキュウムラサキを見たことがある
どっちもえらく数が多くて、あんまり有難みがなかったな
図鑑には迷蝶と書かれていたが、絶対竹富島では繁殖してるだろ
20名無しのひみつ:2011/01/02(日) 13:24:14 ID:LPukaJTp
あれは名前は〜ムラサキが付いているけど
食草を考えても、アカタテハとかのタテハチョウ科の王道の種類に近縁なのかなあ

東南アジアやアフリカやマダガスカルにはリュウキュウムラサキ属の大型で美しい種類も多い
オオムラサキに迫るサイズになるものもいる
21名無しのひみつ:2011/01/09(日) 11:44:12 ID:ehgiZGrF
エノキを食草にする蝶といえば、埼玉の奥武蔵の山ってヒオドシチョウがすごく多くない?
4月とか5月に山歩きすると、山頂に沢山のヒオドシチョウが飛んでいて
弁当を広げてるハイカーの近くにも寄ってきてビックリする事がある
22名無しのひみつ
あーあ、オレも一度でいいからオオムラサキがたくさん群れ集まっている光景を見たいよう