【生物資源】「甘草」の水耕栽培に成功 遺伝資源の国内確保に道/鹿島建設・医薬基盤研究所・千葉大

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1一般人φ ★
 ゼネコン大手の鹿島は28日、漢方薬などに広く使われる薬用植物「甘草」の水耕栽培システムの開発に成功したと発表した。
国内使用量の100%を輸入に頼っているが、医薬品開発に有用な遺伝資源の国内確保に向けた一歩になりそうだ。

 医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター(茨城県つくば市)が苗の提供や栽培法開発を担い、
千葉大が有効成分を蓄積できる条件の研究などを行った。
鹿島は「産業化の可能な薬用植物の水耕栽培システムの開発は国内外でも初めてではないか」としている。

 甘草は根に主な有効成分が含まれるが、肥料の入った水で栽培すると根が太くなりにくいのが課題だった。
新システムでは、栽培中に適度なストレスを加えることで根の肥育を促すことに成功。
害虫や病気などの心配がない植物工場で、日照、気温などを最適にすることで、畑では4年ほどかかる収穫までの期間を1〜1・5年に短縮できた。

 日本の甘草の輸入量は2008年度で約1700トン。約3分の2を占める中国は近年、
資源保護の観点から採取を制限し、安定供給への懸念が高まっている。鹿島は1〜2年後の実用化を目指している。

▽記事引用元 共同通信【2010/10/28 18:04 】
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102801000572.html

▽写真 約1年半、水耕栽培した甘草(左)と畑で栽培した甘草=28日、東京都港区
http://img.47news.jp/PN/201010/PN2010102801000628.-.-.CI0003.jpg

▽鹿島建設プレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201010/28e1-j.htm

▽横浜市衛生研究所食品添加物データシート:カンゾウ抽出物(成分・効果)
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/food_inf/data/additive_back/kanmi_03.html


2名無しのひみつ:2010/10/29(金) 00:44:58 ID:6AYMxtHG
問題は薬効が維持できるかだな
3名無しのひみつ:2010/10/29(金) 00:50:10 ID:bVAwirdB
これは凄い、一時期は漢方の甘草危機て状態があったから水耕栽培ができるのは凄い。
中国産のと同等の効能があればだけどな。

この甘草は単品ではそれほどの薬草じゃないのだけど、これが処方に入ってる薬でこれを抜くと
途端に効き目が落ちるて不思議な薬草。だから、これが入手困難になると多くの漢方薬が
処方できなくなるてやつだからね。
4名無しのひみつ:2010/10/29(金) 00:57:42 ID:+KBmdI8U
これは期待。
5名刺は切らしておりまして:2010/10/29(金) 01:13:25 ID:OFITRMSH
それより有効成分を化学合成した方がいいんではないの?
そのために、子供手当をやめて、
有機合成化学の研究に数千億円の予算をつけるべき。

研究開発投資の予算を削って子供手当を支給するようなことをやっていると、
貧乏人の子だくさん国家になってしまうよ。
6名無しのひみつ:2010/10/29(金) 01:21:18 ID:snvaG+wV
>>5
漢方薬じゃなくなっちゃう><
7名無しのひみつ:2010/10/29(金) 01:26:15 ID:WAE9sngQ
>>5
漢方薬って効果が単独の化合物のみによるものじゃなくていくつかの成分の複合効果だったりするから、
それだとうまく行かなかったりするので、うまく行くなら薬草そのものを大量に栽培した方がてっとりばやい。
8名刺は切らしておりまして:2010/10/29(金) 01:35:40 ID:OFITRMSH
>>7 いくつかの成分の複合効果だったりするから
だから、どの成分とどの成分の複合効果なのか調べて、
それらの成分をそれぞれ合成して作ればいいだろ。

漢方が時代遅れなのは、どの成分が効いているのか、
複合効果ならどの成分とどの成分がはたらいているのか、
なぜ複合効果が生じるのか、などを
徹底的に追究しないことなんだよな。
追究しようとする意志さえない。
作用機序を解明しないまま使い続けられる神経がわからん。
9名無しのひみつ:2010/10/29(金) 01:44:19 ID:WAE9sngQ
>>8
前時代的な思想だなむしろ時代遅れだぞそれ。
思想の問題じゃなく結果のコストの問題でな、
やる必要がない物が今でも生薬として通用してるんだし。
10名無しのひみつ:2010/10/29(金) 01:47:26 ID:yBu57JCe
>>8
そこまでして、得られる見返り、つまり経済効果は?
それで研究にいくらつぎ込めるかが決まる。
探求したい研究者は当然居るだろうが、金が無くては出来ない。
11名無しのひみつ:2010/10/29(金) 01:58:37 ID:4D/bcf8d
>>8
普通に今使われてる他の処方薬でも、殆どの薬が作用機序がわかってない作用を持ってるぞ?
12名無しのひみつ:2010/10/29(金) 02:08:08 ID:e8NpE3cF
いわゆる小石川養生所でも栽培してなかったっけ?

中国から輸入しているのはコスト的に断然安いからで…
13名無しのひみつ:2010/10/29(金) 02:27:57 ID:c2gISn6N
ステビアって何でも入ってるよな。。輸入に支えられてたとは。
14名無しのひみつ:2010/10/29(金) 09:45:15 ID:t2Bxz/No
やけどに鬼のように効く真紅花油の量産はマダですか?
あの薬草、チベットと一部の地域にしか生えないし、人気がありすぎて絶滅の恐れがあるから、はやく栽培に成功して欲しい。
15名無しのひみつ:2010/10/29(金) 09:50:39 ID:fgzAu9qc
>>8
生薬単味ならまだしも漢方はその生薬を複数混ぜ合わせたもの
1種に10入ってて10種混ぜ合わせたら何通りの検討が必要でしょうw
ふつうは10ではすまないしまだ知られてない超微量成分が効いている可能性すらある

しかも漢方も複数混ぜ合わせたりするのでさらに天文学的数字になる
しかも2種類の効果だけではなく3種類の効果、4種類の効果も検討しないといけないし
そもそもその効果判定の基準をどうするかという問題もある
(漢方は対症療法なのでこういう人のこんな症状に効くとかだから
動物だと細かなとこまではむりだし人間でそんな実験するなら植物育てた方が早い)
16名無しのひみつ:2010/10/29(金) 10:03:20 ID:q4ZzEa9I
グリチルリチンを合成すればいいだけのような
17名無しのひみつ:2010/10/29(金) 10:23:18 ID:UaoB9f8E
よく萱草とごっちゃにされる
18名無しのひみつ:2010/10/29(金) 10:54:06 ID:0Vwdu9YP
>>13
これはステビア=アマクサじゃなくてカンゾウ=リコリスのほうだぞ。
19名無しのひみつ:2010/10/29(金) 10:54:22 ID:QDveNmMV
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%BE%E3%82%A6%E5%B1%9E

カンゾウ属(甘草属、学名:Glycyrrhiza)は、地中海地方、小アジア、ロシア南部、中央アジア、中国北部、北アメリカなどに
自生するマメ科の多年草で、18種が知られている。根(一部の種類は根茎を含む)を乾燥させたものを生薬として用いる。

生薬の甘草はそのまま、またはエキスや粉末を甘味料として用いる。甘味成分としては、グリチルリチン、ブドウ糖、ショ糖などが含まれる。醤油の甘味料として使われる。

独特の薬臭い香気があるため、甘味料としては使い方に注意する必要があるが、欧米ではリコリス菓子やルートビアと呼ばれるソフトドリンク、
リキュールの原料として盛んに利用されている。グリチルリチンの甘味は砂糖の50倍もあり低カロリーなため、欧米では甘草は健康的な
品添加物と認識されているが、大量摂取により副作用を生じるため、注意が必要。

生薬として、漢方では緩和作用、止渇作用があるとされている。各種の生薬を緩和・調和する目的で多数の漢方方剤に配合されている。
このため、漢方ではもっとも基本的な薬草の一つと考えられており

グリチルリチンは肝機能障害、アレルギーに有効であるとされ、内服薬あるいは輸液に製剤化されている。 グリチルリチンを加水分解して得た
グリチルレチンは、その消炎作用から目薬としても用いられている。

成分のグリチルリチンには低カリウム血症や血圧上昇、浮腫(偽性アルドステロン症)などの副作用が
20名無しのひみつ:2010/10/29(金) 11:00:41 ID:0Vwdu9YP
>>16
テルペノイド配糖体ってだけで植物生やして取った方が安そう。
酵母で作るとかはだれかやってないのかな。
21名無しのひみつ:2010/10/29(金) 11:59:55 ID:fgzAu9qc
>>20
「グリチルリチンの酵母合成、近く完成」、横浜市立大学
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp?jreq=btjnews&newsid=SPC2009102268630
22名刺は切らしておりまして:2010/10/29(金) 12:26:48 ID:BHXOnFUn
今世界で生物資源の争奪戦が起きている。
その主要な目的の1つは、薬効のある植物を探しだし、
薬効成分を見つけ出して 西洋医薬を作り出すこと。
漢方薬を作り出そうとしている製薬会社などひとつもないだろう。
23名無しのひみつ:2010/10/29(金) 12:50:56 ID:/+fFrWqQ
>>15
今は、そういうのコンピュータ上でソフトウェア処理するんです
で、可能性の高いのから、実験していく。
24名無しのひみつ:2010/10/29(金) 13:10:26 ID:QhKaEYDk
>>21
これは期待したいが近く完成を発表してると逆に不安になるのはなんでだろう。
25名無しのひみつ:2010/10/29(金) 13:12:27 ID:4D/bcf8d
最大の難関が後回しになっていて、それがまだ解決してない事が多いからじゃね?
「この壁が越えられれば実用化に…」「こえられませんでした」みたいな。
26名無しのひみつ:2010/10/29(金) 13:57:49 ID:1OWUXzt5
甘草四郎?
27名無しのひみつ:2010/10/29(金) 14:29:39 ID:rrFmZtcw
>>21
植物での生合成経路の遺伝子を入れてるんだろうけど、遺伝子組換え反対派がかみつきそう
「天然植物由来の遺伝子なので安全です」とか言えばいいのか
28名無しのひみつ:2010/10/29(金) 14:34:09 ID:QhKaEYDk
>>27
遺伝子組み替えで作ったカンゾウ成分といえばそうだろうけど、
精製したグリチルリチンを成分の一部として薬で売られたらわかんないから文句も来ないんじゃない。
29名無しのひみつ:2010/10/29(金) 17:58:01 ID:DstzFzd/
ID:OFITRMSHの20世紀遺物的思考にポカーン
30名無しのひみつ:2010/10/29(金) 18:16:10 ID:jvYj+qtd
日本でもオルチャータが普通に飲めるようになったらうれしいな
31名無しのひみつ:2010/10/29(金) 18:29:07 ID:rhpBSova
>>8を虐めすぎだろw
32名無しのひみつ:2010/10/29(金) 18:31:41 ID:R9snNbE0
醤油の甘味に使用している。
塩辛い味が柔らかくなるのだ。
33名無しのひみつ:2010/10/29(金) 18:35:46 ID:rwLStT8L
中国より安く作れるかどうかは?
34名無しのひみつ:2010/10/29(金) 18:41:23 ID:Wub55dPZ
>>33
こういうニュースがあるようじゃ安かろうが日本まで入ってこなくなるんじゃない。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/politics_economics_society/264440/
35名無しのひみつ:2010/10/30(土) 01:01:58 ID:wyr4zs+4
>>14
紫雲膏で我慢だ

>>16
全合成の報告例がない模様
てか結構合成するの大変だと思う
36名無しのひみつ:2010/10/31(日) 19:14:12 ID:Bksiv5ju
ちなみに正露丸は何故効果があるのか不明なまま販売され続けている
漢方ってのはそういうもんなの
必要なのは理由じゃない、その効用なのだよ
毒性がなければ後はどうでもいいというか、何だか分からんが効く薬だから飲むってところよ
37名無しのひみつ:2010/11/01(月) 16:52:35 ID:Ekr8eiF6
他のもやりたいみたいだな

>将来的には、口内炎・下痢に効果がある「セリバオウレン」や、鼻炎・胃腸炎に効く「ベラドンナ」の開発にも着手したい考えだ。
http://www.yakuji.co.jp/entry21056.html
38名無しのひみつ:2010/11/03(水) 16:42:22 ID:KjAW0XrV
>鼻炎・胃腸炎に効く「ベラドンナ」の開発にも

物騒なものだが、薬草は薬草だよな
39名無しのひみつ:2010/11/11(木) 15:44:46 ID:6wdNZ95V
正露丸は木クレオソートで神経毒で麻痺させてるだけでその上粘膜を腐食するから絶対に使うなって誰かが言ってた
40名無しのひみつ:2010/11/21(日) 11:32:21 ID:rONGxcLG
水銀とかが入っているの?
41名無しのひみつ:2010/11/21(日) 11:44:38 ID:MGm8DBiD
>>39
乾留物って時点で生薬じゃないよな。
この辺の薬草と同列では考えない法がいい。
42名無しのひみつ