【医療】新生児脳出血予防:指針改定、ビタミンK投与増やす 3カ月まで週1回−−小児科学会

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1一般人φ ★
新生児の脳出血などを予防するためのビタミンK投与について、日本小児科学会は、投与期間の延長と回数を増やすため、
「生後1カ月までに3回」とする現在の指針を「生後3カ月まで週1回」と改定した。
新投与法では発症例がないことが分かったためで、助産院や自宅で出産した場合でも適用するよう求めている。

 ビタミンKは母乳にはあまり含まれず、乳児は不足しがちだ。学会によると、
80年ごろには主に母乳で育つ乳児1700人に1人が脳や消化管から出血するビタミンK欠乏性出血症を発症し、死亡することもあった。

 ビタミンK2シロップ(2ミリグラム)を1カ月検診までに3回投与する予防法が普及し、
発症率が10分の1以下に減った今でも年に少なくとも十数人が発症しているとみられる。
だが、欧州の研究で、毎日か週1回投与している場合、発症例がないことが分かった。

 新指針では、生後すぐと退院前に1回ずつシロップを飲ませ、その後は3カ月まで毎週1回投与することを推奨。
粉ミルクなど人工栄養の場合は、1カ月以降は与えなくてもよいとした。
ただし、シロップ投与のために通院しなければならず、自宅に持ち帰れる製剤が認可されるまでは旧指針を適用する。
指針改定にかかわった白幡聡・北九州八幡東病院長は「この病気はほぼ完全に防げる」と話す。

 ビタミンKを巡っては今年5月、「ホメオパシー」という独自の思想に基づき、シロップを与えず乳児を死なせたとして、
山口市の助産師が遺族から損害賠償を求められる訴訟が起きた。その後の日本助産師会の調査で、
加盟助産所の1割弱に当たる36カ所で、ビタミンKを投与しないケースがあったことも判明した。【西川拓】

毎日新聞 2010年9月15日 東京朝刊

▽ソース元リンク
http://mainichi.jp/life/today/news/20100915ddm012040017000c.html

▽国立健康・栄養研究所 ビタミンK解説
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail17.html

▽関連記事
【疑似科学】厚労省、ホメオパシー効果調べる研究班を組織へ
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1282725609


2名無しのひみつ:2010/09/15(水) 16:29:03 ID:pG3iDom+
栄養豊富なミルクといえば中国産の粉ミルクに勝るもの無し。
とにかく色んな物が入っている。
3名無しのひみつ:2010/09/15(水) 16:35:48 ID:bEfu70wO
すでに生まれている3カ月未満児は毎週病院に来いって言われるの?
4名無しのひみつ:2010/09/15(水) 17:03:49 ID:AqnuXFVq
それは大変だよなぁ
処方してくれりゃいいんだけど
5名無しのひみつ:2010/09/15(水) 19:31:33 ID:uGxBDUZP
正しい知識を身につけて、うさんくさい民間商法を遠ざけるために、助産師の資格があるのに、
その助産師たちにホメオパシーとかいう偽科学が蔓延しているというのは、問題があるよな。
6名無しのひみつ:2010/09/24(金) 21:47:41 ID:qUZfifQQ
>>5
教育が根本的に間違ってるのかな
7焼いた牛 ◆x.jmmNN9hA :2010/09/25(土) 12:20:40 ID:7ebMvHZ/
助産師って理学系という認識ないんじゃないかな(?´ `)
自認他認問わず
8名無しのひみつ
>>7
看護師+αの人なんだから医学の専門化だと普通に思うだろ、
誰が助産師が祈祷師のようなものだと思う?
実際ホメオパスの助産師はそんなことしてるわけだが。

元をたどればヨーロッパでは産婆さんこそ薬学、化学の原点だったというのに…