【生物】ダイダイゴケ科の地衣類「カロプラーカ・シンナバリナ」　岐阜・金華山ろくで国内初確認

2010年07月15日10:48
ダイダイゴケ科の地衣類、金華山ろくで国内初確認

岐阜市岩戸の金華山ろくの岩戸公園付近などで、国内初の地衣類が１４日までに
川上紳一岐阜大学教育学部教授のグループにより発見された。近く論文で発表される。
川上教授によると世界ではカリブ海など各地に分布しているが、
地衣類の調査が少ない日本では今回が初確認となるという。

この地衣類は、ダイダイゴケ科のカロプラーカ・シンナバリナ。

川上教授らは同市周辺の里山で生物多様性調査を行う中で今年１月、岩戸公園付近の
石垣の表面に付着した灰黄色の地衣類を発見。直径約２センチのかさぶた状で、
ひび割れした区画にオレンジ色の子器（菌体が胞子を作る器官）が多く見られる。
同じものが同市内と山県市、愛知県犬山市の計５カ所でも生息していた。

川上教授は今月１１日に千葉県立中央博物館で開催された日本地衣学会で口頭で発表。
近く論文で発表する。会場でこの属の専門家である韓国のジョシ博士らから受けたコメントに
よると、カリブ海などの熱帯や乾燥気候地帯に分布するという。

川上教授は、「岐阜県は地衣類が多様だけど調査が少なく、このほかにも多くの地衣類が
生息している。現在、インターネット地衣類図鑑の構築を進めており、今後は高校生の
理科課題研究のテーマとして、県内の高校と連携して系統的な調査を行っていきたい」
と話している。


◆地衣類　藻類と菌類との共生体の植物。藻類が光合成で菌類の菌体をつくり、この菌体の
表面に藻類が生息する。ウメノキゴケ、サルオガセなど木の幹に着くものや木の葉に着くもの
は比較的よく知られるが、石や地面に着くものも多い。

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▽記事引用元
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100715/201007151048_11164.shtml
岐阜新聞Web（http://www.gifu-np.co.jp/）

金華山ろくなどで見つかった国内初の地衣類、カロプラーカ・シンナバリナ
（中央の灰黄色部分）＝川上紳一岐阜大教授提供
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100715/201007151048_11164.jpg

この子は瘴気を出していないの！
清浄な空気と水の中なら腐海の植物は瘴気を出さないの！

マリファナの新銘柄かと思った

てっきり悪いニュースかと

>>2
「この子」とか言っちゃう所が鼻につくんだよな。

>>5
でも園芸好きな人だと、鉢植えの苗とかをそう呼びそうな気もする。

ルーマニアの体操選手かと思った

場所を特定される書き方はしない方がいいと思うが

＞カロプラーカ・シンナバリナ
地衣類にも学名つけてるのか。
共生してる藻類と細菌にも個別に学名持ってるのに。

こんなの、その辺の雑木林にいっぱいいないか？ｗ

これはまたビューティフルなネームですね

どっかから移植したんじゃないの？

>今後は高校生の理科課題研究のテーマとして、県内の高校と連携して系統的な調査を行っていきたい
岐阜の高校生頑張れ。貴重な青春時代をコケを探すことに費やすんだ！

なんかうちの駐車場にも苔みたいなのいっぱい生えてるんですけどー
枯れる（？）と、海藻そっくりになるんで気味が悪いです。

地衣類はコケじゃなくて海藻に近いからな