放医研・千葉大など、パーキンソン病類縁疾患で神経障害の仕組み解明
掲載日 2010年06月28日
放射線医学総合研究所の平野成樹客員協力研究員らや千葉大学はヒトの脳を調べ、
運動障害や転倒などを引き起こすパーキンソン病類縁疾患で、
神経系の障害メカニズムを明らかにした。
陽電子放射断層撮影(PET)とPETでの画像化で目印となる化合物の開発で可能になった。
神経疾患の治療薬の開発につながる。成果は科学誌ブレイン電子版に掲載された。
認知機能が低下するアルツハイマー病では「アセチルコリン(AC)」という
神経伝達物資がかかわる「コリン神経系」の障害が考えられている。
運動障害や認知症を起こすパーキンソン病でも、
アルツハイマー病と同様に脳内コリン神経系に障害があることがわかってきている。
放医研では2009年に、パーキンソン病を発症してから認知機能の低下とともに、
脳内の「ACエステラーゼ」という酵素の働きが低下することを示している。
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▽記事引用元
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720100628eaab.html 日刊工業新聞(
http://www.nikkan.co.jp/)配信記事
▽関連リンク
放射線医学総合研究所
パーキンソン病類縁疾患にコリン神経系の障害が関与
―パーキンソン病類縁疾患の治療に光―
http://www.nirs.go.jp/news/press/2010/06_17.shtml