【植物】遺伝子組み換えナタネ(GMナタネ) 伊勢湾周辺に自生・交雑
1 :
白夜φ ★:
◇遺伝子組み換えナタネ、伊勢湾周辺に自生・交雑
国内では栽培されていない遺伝子組み換えナタネ(GMナタネ)が、
愛知県知多市から三重県松阪市にかけて、伊勢湾を取り囲むように自生していることが、
「遺伝子組み換え食品を考える中部の会」の調査で分かった。
名古屋、四日市港に輸入され、トラックで運ばれる途中にこぼれ落ちて発芽したとみられる。
在来種との交雑種も見つかっており、
同会は「交雑によって生態系がかく乱される危険性が高い」と指摘している。
遺伝子組み換え植物の生態系への影響は、
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)でも話し合われる。
同会は2004年からGMナタネの調査をしており、三重県四日市市から松阪市にかけて
国道23号などの沿線に点々と自生しているのを確認した。今年4月に調査範囲を
愛知県にも広げたところ、知多市から飛島村までの国道、県道沿いで数十メートルおきに
数株ずつ生えているのを見つけた。
GMナタネは除草剤に耐性があり、カナダを中心に外国では主流。
財務省貿易統計によると、昨年、植物油の原料として輸入されたナタネは約207万トン。
名古屋、四日市港には計33万トンが運びこまれた。
同会や国立環境研究所の調査では、ナタネと同じアブラナ科のカラシナやブロッコリーなどとの
交雑種も見つかった。津市内では家庭菜園のブロッコリーにナタネのような黄色い花が咲き、
遺伝子検査でGMナタネと同じ除草剤耐性を持つことが分かった。
同会は河川敷などに繁殖しているセイヨウカラシナとの交雑を懸念する。
すでに愛知県内で交雑のセイヨウカラシナが見つかっており、
GMナタネを調査、研究している四日市大非常勤講師の河田昌東さんは、
「生命力の強いセイヨウカラシナが交雑で除草剤耐性を持てば、一気に広がって在来の植物を
駆逐してしまう。GMナタネの抜き取りなど、行政が対策を取る必要がある」と指摘する。
同会は22日、名古屋市中村区の愛知県産業労働センターで調査結果を公表し、
シンポジウムを実施する。
(2010年5月23日13時21分 読売新聞)
▽記事引用元
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100523-OYT1T00407.htm YOMIURI ONLINE(
http://www.yomiuri.co.jp/)配信記事
▽画像リンク
津市内で見つかったGMナタネと交雑したブロッコリー
=遺伝子組み換え食品を考える中部の会提供
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100521-353245-1-L.jpg
2 :
名無しのひみつ:2010/05/23(日) 23:50:15 ID:Z5yDFjt3
もう手遅れだろ。共生するか、組み換え品をうまく利用することを考えるほうが建設的。
3 :
名無しのひみつ:2010/05/23(日) 23:57:55 ID:kxwMHL+L
米だって遺伝子改良の結果だろ。
GMごときにそんなに目くじら立てるな。
4 :
名無しのひみつ:2010/05/24(月) 00:05:04 ID:sLNW3/ho
>>2 生命力が強いから現在の種を駆逐する
→単一の種は自然界では弱く、絶滅する危険が増える
5 :
名無しのひみつ:2010/05/24(月) 00:14:47 ID:zIkp/anV
>>4 教えて
ブラックバスとかはなんで一種でふえたの?
6 :
名無しのひみつ:2010/05/24(月) 00:18:13 ID:5J8toZso
>>5 「単一の種は自然界では弱く」と言うのは端折りすぎで、
遺伝的多様性が維持された方が環境の変化に適応していずれかの種が生存する可能性が高いという話
ブラックバスは現在の環境では多種を駆逐するほど強いが、今後もそうとは限らない
今の環境では弱者でも、将来起こる環境の変化に対してはブラックバスよりも強い種というのがいるかもしれないが
どの種がその役目を担うか分からんので多様性はキープされるべきということで
7 :
名無しのひみつ:2010/05/24(月) 00:32:41 ID:GSrr14Zt
8 :
名無しのひみつ:2010/05/24(月) 00:41:20 ID:mlvS3THE
9 :
名無しのひみつ:2010/05/24(月) 00:45:47 ID:1MDsdyCS
極端な例で。
ブラックバスが大繁殖→在来種が全滅
→環境の寒冷化が起こったとして、ブラックバスの餌の量が減る
→ブラックバス全滅→そして誰もいなくなった
が怖い。生物の多様性が確保されてれば何かしらが生き残る可能性があがるから、
それを良しとするのがメジャーな意見。
10 :
名無しのひみつ:2010/05/24(月) 03:18:44 ID:U+JronTU
>>4 アブラナ科は自家受粉しない虫媒花で、かなり交雑しやすい。
そして、アブラナ科の野草や作物はとても種類が多い。
採種のために栽培してる農家は、交雑を避けるために大変な苦労をしている。
アブラナ・西洋アブラナ・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・
白菜・小松菜・水菜・京菜・青梗菜・ターサイ・高菜・大根・蕪・
からし菜・ルッコラ・ケール・ラディッシュ・ロマネスコ・
芽キャベツ・コールラビ…
これらの採種用の農地の近くに、
除草剤耐性を持った雑種のアブラナ科の植物が生えると言うことは、
品種の維持が極めて困難になることを意味する。
それでも品種を維持しようとするなら、莫大なコストが必要になり、
種苗の価格は高騰する。
と言うことは、交雑から免れた他国からの輸入種苗に太刀打ちできなくなり、
国内での採種は業として成り立たなくなると言うことになる。
…農家にとっては、口蹄疫並の驚異なんだよ。
11 :
名無しのひみつ:2010/05/24(月) 05:17:17 ID:VxPbaxKa
既に世界中の農地から、自力で勝手に除草剤耐性になった雑草が
ポチポチ生まれてますし、除草剤の影響の無くなる田畑の外では
無意味な能力。 生態系への影響は少ないだろう。
交雑を防ぐためには、花粉を媒介するハチなどが寄ってこない
ようにアミかなんかで覆えばなんとかなりそうだが・・・
13 :
名無しのひみつ:2010/05/25(火) 02:52:06 ID:Xx3k4Z70
>>12 虫媒花を虫除けしたら、受粉しないから種が出来ないんだけど。
と言うことは、どこかからGM菜種の花粉を持ってない蜂などを借りるか、
温室内で蠅の蛆から育てて羽化させるか。
あと、蜜や花粉目当ての虫は、蜜蜂みたいに大きな虫ばかりじゃないよ。
ショウジョウバエより小さな虫も寄ってくる。
そんな小さな虫まで網でガードしたら、日射を大幅に遮ることになる。
そうすれば当然生育にも影響が出る。
じゃあ、ビニールハウス?
密閉したら中の温湿度管理にエアコン入れなきゃならん。
密封しないで普通に換気するなら防虫の意味無し。
ハウスへの人の出入りも、前室で全身に殺虫スプレー浴びなきゃならん。
いったいどれだけコストかければいいのか。
>>13 幹をゆすって自家受粉させるわけだが。
トマトの結実(種があった方が実の味がいいの)
とか自家採取用の野菜はこの手を使う。
専用のバイブレーターもあるらしいね。
・・・で虫の件は「害虫を無農薬で防ぎたい」目的も
あって、農業用にパオパオとか光透過率が高い不織布
がある。 必要は発明の母というやつだな
15 :
名無しのひみつ:2010/05/25(火) 10:17:20 ID:Xx3k4Z70
>>14 >幹をゆすって自家受粉させるわけだが。
「自家不和合性」って知らない?
>農業用にパオパオとか光透過率が高い不織布がある。
それで一切の隙間無く覆えって?
家庭菜園程度の話じゃないんだぞ?
資材費と人件費いくらかけるつもりだ?
んで、覆った後の受粉はどうすんだ?
16 :
名無しのひみつ:2010/05/26(水) 23:08:34 ID:Aq2eyit1
外国の遺伝子組み換え作物は、動物や最近の遺伝子を混ぜてんだろ。
17 :
名無しのひみつ:2010/05/26(水) 23:54:11 ID:m3484ve7
大変なことにナタネ
18 :
名無しのひみつ:2010/05/27(木) 09:26:23 ID:TRRqPAoI
貿易、流通の問題だね
遺伝子組み換えに限った話じゃないから
結局、どこにコストをかける、かけさせるのかという事になる
19 :
名無しのひみつ:2010/06/08(火) 02:33:50 ID:bLukuKQ4
灯油(石油の灯油じゃないよ)にしてしまえ。食べなきゃいいんだろ
>>5 放流しまくったから。数の暴力
>>13 種作るときは当然ハウスだよね
ダッシュ村でやってたじゃん
20 :
名無しのひみつ:
農薬使っても遺伝子組換え起こってたりすんじゃねぇの?