【医学】マウスの表情から痛さを判断「マウス・グリマス・スケール」[10/05/12]

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1猫驀地 ◆KalKanFFMU @猫まっしぐらφ ★
実験用マウスの表情から痛みの程度を読み取る尺度を開発したカナダ・マギル大学の研究者
らの論文が9日、科学誌「Nature Methods」に掲載された。

研究者によると、開発された尺度「マウス・グリマス・スケール(Mouse Grimace Scale)」
(「グリマス」は「しかめっ面」の意)は人間用の鎮痛剤の研究開発に役立つだけでなく、
実験動物たちの苦痛を減らし、獣医学の分野でも役立つ可能性があるという。

痛みや鎮痛に関する研究はマウスを使った実験にたよる部分が非常に大きく、マウスが感じる
痛みの程度を正確に測る必要がある。しかし、マウスが感じている痛みとその表情の間に、
人間の場合と同じような関係があるのか分かっていなかった。人間については、幼児や認知
障害がある患者など、苦痛を言葉で表現できない人の痛みを医師らが知るための尺度が開発
されている。

マギル大のジェフリー・モーギル教授らは、マウスも痛みを感じたときに顔をしかめるのか
確かめるため、痛みを伴う炎症を起こす薬剤をマウスに注射し、注射前と注射中の表情の
変化を記録した。その結果、マウスにも人間と同じような苦痛の表情が見られ、鎮痛剤を
投与するとマウスの表情は元に戻ったという。

開発された尺度は、目の細め方、鼻のふくらみ、ほおのふくらみ、耳の動き、ひげの動きの
5つの要素に着目している。この尺度を使ってマウスの表情から苦痛を読み取る訓練を受けた
人は、写真の場合で80%、高画質動画の場合は97%の精度で苦痛の程度を正確に判断できた
という。

進化論で知られる英国の生物学者チャールズ・ダーウィンは、人間以外の動物も顔の表情で
痛みや感情を表現し、このことは自然淘汰によって発生したと考えていた。また、マウス・
グリマス・スケールの5つの要素のうち、目の細め方と鼻とほおのふくらみの3つは人間にも
共通していることは、動物の表情は深い部分で進化の過程に根ざしているというダーウィンの
予想を支持するものとなった。

AFP通信(12日20:39)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2725616/5743004

ScienceDaily(英語 10日)
'Mouse Grimace Scale' to Help Identify Pain in Humans and Animals
http://www.sciencedaily.com/releases/2010/05/100509144655.htm
http://www.sciencedaily.com/images/2010/05/100509144655-large.jpg
2名無しのひみつ:2010/05/13(木) 00:26:59 ID:wO8ihURc
これを表情と呼ぶのはどうかと思う
3名無しのひみつ:2010/05/13(木) 00:28:06 ID:ypCe6CyA
俺も職場の隣の子の表情から、自分の存在の痛さが伝わってきます
4名無しのひみつ:2010/05/13(木) 00:38:50 ID:a2fQktdq
捕鯨問題とどう絡めて日本が攻撃されるのだろう?
5名無しのひみつ:2010/05/13(木) 00:41:46 ID:rGjfK1qq
実用化されつつあるHanageか
6名無しのひみつ:2010/05/13(木) 00:54:38 ID:/gG7FQqt
顔面麻痺のマウスだったら…
7名無しのひみつ:2010/05/13(木) 00:56:14 ID:vK+vqs3I
>>5
漏れもそれ思い出したw
8名無しのひみつ:2010/05/13(木) 08:16:46 ID:5gemS+Z6

(>。<)グリマース
9名無しのひみつ:2010/05/13(木) 13:42:03 ID:U8APBTk8
マウスの骨を折るの?
10名無しのひみつ
マウスがかわいそう