【植物/微生物】イチゴの炭疽病害防ぐ微生物発見--静岡大学

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1● ◆SWAKITIxxM @すわきちφ ★
 イチゴの収穫に深刻な被害を引き起こすカビの一種の病害
「イチゴ炭疽(たんそ)病」の発生防止に有効とみられる微生物を、
静岡大学のチームが突き止めたことが30日、分かった。
同病害による被害額は全国で年間160億円以上といわれる。
この微生物を多く含む堆肥(たいひ)は、今夏にも一般に販売される計画という。

 同大農学部の徳山真治准教授によると、イチゴ炭疽病は苗や畑に、
カビの一種である菌が入り込み、収穫直前などに葉が枯れてしまう病気。
雨が大量に降り、翌日に晴天となった場合に、
ビニールハウス内で発生しやすい。
外見を見ただけでは、感染が分からないことが多く、
収穫期を直前に控えた10月ごろまで育てた段階で突然枯れ、
収穫できなくなる。

 同じビニールハウスの苗が全滅することもあるという。
農薬などで被害を防ぐ手もあるが、残留農薬などの問題で、
現在はほとんど使われていないようだ。

 徳山准教授は、700種類ともいわれる放線菌と呼ばれる微生物のうち、
地中にいる3種類が炭疽病の抑制に効果がみられることを発見。
試験の結果、この3種類の放線菌を使えば、
25%以下に炭疽病の発生が抑えられる可能性が高いことが分かった。
実験レベルでは、微生物のエサとなる粉砕したカニ殻を入れた場合は、
発生がゼロだった。

 徳山准教授は「イチゴ農家の経営の安定化にもつながる。
農家の存続の手助けになれば」と話している。

msn.(産経ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100501-00000045-san-soci
静岡大学農学部応用微生物学研究室(徳山)-スレ立て時点で情報無し
http://www.agr.shizuoka.ac.jp/abc/tokuyama/index.html