【地球システム学】アイスランドの火山灰で健康被害の懸念

このエントリーをはてなブックマークに追加
1あんたレスφ ★
アイスランドの火山灰で健康被害の懸念

アイスランドのエイヤフィヤットラヨークトル火山は4月16日も噴火が収まっていない。
火山灰の噴煙が宇宙から確認できるほど大量に噴き出し、世界的に大きな問題を引き起こしている。

この噴火によって多数の航空便の運行が中止されているほか、世界保健機関(WHO)はヨーロッパ
全域に対し、火山灰が降り始めたら外出を控えるかマスクを使用するよう呼びかけている。

火山灰は細かいガラス状の砂とちりの粒子でできている。この粒子は、噴火の爆発で粉砕された硬い
岩や空に撒き散らされた溶岩が、地上に落ちる前に冷えて固まったものだ。この粒子を吸い込むと、眼、
鼻、のどに炎症が起こることがある。粒子がさらに細かい場合は肺の奥まで入り込み、呼吸障害に見舞
われる可能性がある。ぜんそくや肺気腫など呼吸器系の問題を抱えている人は特に注意が必要だ。

しかし、アイスランド国外ではエイヤフィヤットラヨークトル火山から降る灰の量が限られる上に広範囲に
分散するため、それほど深刻な影響を及ぼさないとする意見もある。さらに、空を漂う噴煙は気流や大気中
の化学反応について理解を深める絶好の機会となっている。

今のところ、顕著な降灰が確認できるのは火山のすぐ東側の地域だけで、火山から60キロの範囲は火山
灰で完全に覆われていると、スコットランドにあるエディンバラ大学のアイスランド人火山学者ソルバルダル・
ソルダルソン氏は話す。「現地の火山に近い場所では健康被害が発生する可能性はある。だが、それ以外
の場所に深刻な影響が及ぶとは到底思えない」。

実際にイギリスやヨーロッパ大陸では大量の降灰はまだ発生しておらず、今後も起こらない可能性がある。
これは、気流によって噴煙が高度の高い所に押しとどめられているためで、灰の粒子が落ちてくる頃には、
火山灰雲は非常に広い範囲に分散していることも考えられる。

一般的に、火山灰がどの場所にどの程度降るかは噴煙の規模と高度でほぼ決まるとソルダルソン氏は
説明する。また、毎日の風と天候のパターンも噴煙が流れる距離と上空にとどまる期間を知る手がかりになる。

「火山灰雲がおよそ24時間ヨーロッパ上空にとどまっていることから考えて、大規模な降灰が発生するならば、
もうすでに発生しているはずだ」と、アラスカ火山観測所のティナ・ニール氏は主張する。

「灰の粒子は最終的には落ちてくるが、それには数日間から数週間かかるだろう。今回の噴火の規模から見て、
大量に降灰するほどの量がヨーロッパ大陸の上空に蓄積されているとは今のところ思えない。もっとも、噴火が
激しくなれば灰が降る可能性があるため、見守っていく必要がある」。

>>2 に続く

▽ ソース ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100419002&expand

▽ 画像
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/images/thumbs/iceland-volcano-ash-clogging-everything_19070_170.jpg
2あんたレスφ ★:2010/04/19(月) 21:49:27 ID:???
>>1 の続き

一方、火山の研究や、噴火が地球に与える影響の研究にとって、今回の噴煙は歓迎すべきもののようだ。

噴火の際に遠隔検知や衛星画像を利用することで、噴煙の組成や火山ガスの濃度を調査できる。こうして
得られた情報は、今回のようにヨーロッパの交通に影響を及ぼす航空トラブルの緩和に役立つかもしれない。

「航空機にとってやっかいなのは、火山灰雲の成分がわからないため、どの火山灰が危険なのかを判別できず、
すべての火山灰雲を避けなければならないことだ。雲の特性の解明が進めば、何が安全で何が危険かをもっと
詳しく伝えられるようになるだろう」とニール氏は期待する。

火山灰の噴煙はまた、気流の動きを視覚化する格好の“トレーサー”にもなる。その意味で噴火は、地球の気
候の決定要因の1つである大気循環のプロセスをさらに解明する手助けとなる。ニール氏は、エイヤフィヤットラ
ヨークトルの噴煙が上空9100メートル前後を漂っていることに触れ、「この高度での大気の動きはまだよくわかっ
ていない」と話している。

また、衛星データの化学分析によって、灰とガスの雲が大気とどのように相互作用するのかが明らかになり、
噴煙の粒子が上空にとどまって空を長期間曇らせることになるのかどうかを予測できる。

ニール氏によれば、少なくとも現時点では、今回の噴火が地球全体の気候変動を引き起こすほど大規模だと
は思われないという。

それでも、噴煙の内部で起こっている化学変化を観測すれば、過去に発生した非常に大規模な噴火が地球の
気候に影響を与えた仕組みをモデル化し、将来の噴火がどのような影響を与えるのかを判断する手がかりとなる。

これに対し、噴火が発生したアイスランドでは、噴火による影響ははるかに差し迫っている。

懸念されている影響の1つは家畜の健康被害だ。噴出するマグマの種類によっては、火山の噴火によってフッ素の
エアロゾル(空気中に浮遊する小さな粒子)が発生し、灰の粒子にフッ素が付着する。フッ素を多く含む灰で覆われ
た草を家畜が食べると、骨のフッ素症という命にかかわる病気になる可能性がある。

今回の噴火で噴出した乾いた灰に含まれるフッ素の濃度が、放牧されている家畜にとって有害なほど高い地域も
あると、エディンバラ大学のソルダルソン氏は報告する。

 幸いなことに、今の季節はアイスランドの家畜の大半が屋内で飼育され、干し草を食べている。しかし、暖かい季節
になって噴火が発生すれば、その灰が問題を引き起こす可能性があると警告されている。

 過去のエイヤフィヤットラヨークトルの噴火から考えると、今回の噴火は数カ月から数年間続くかもしれないという。
その間に絶えず猛烈な噴煙が発生するとは考えにくいが、噴火が激しくなったり、近くにあるカトラ火山の噴火が重な
ったりすれば、問題が長期化したり、場合によっては悪化する可能性もある。
3名無しのひみつ:2010/04/19(月) 21:54:05 ID:+/Uwsa/s
画像がワイルドだ
4名無しのひみつ:2010/04/19(月) 21:54:25 ID:U8Yr7OLd
なんでも金づるにするんだな。黄砂も西に流れないかな。
5名無しのひみつ:2010/04/19(月) 22:11:43 ID:xBSNBoxz
富士が噴火した時には、江戸の町で咳をしていない人間はいなかったそうだな。
6名無しのひみつ:2010/04/19(月) 22:12:33 ID:f4UVZqbP
アイスランド、経済も土地も大噴火だな
7名無しのひみつ:2010/04/19(月) 22:14:01 ID:zVTKsuKG
アイスランドは火の車だな
8名無しのひみつ:2010/04/19(月) 22:27:16 ID:JofbHDFk
なあにかえって免疫がつく
9名無しのひみつ:2010/04/19(月) 22:31:50 ID:uZ0GjliH
研究してして
10名無しのひみつ:2010/04/19(月) 22:35:59 ID:ExpBU4zQ
そりゃ健康に被害が無い訳がないよ。。。

だけど日本でも市街地の近くで活火山が頻繁に噴火して町に火山灰が降り注ぐ
ところがある。桜島を抱えた鹿児島だ。灰が降ると暗がりみたいになる事も
あるそうだ。失礼だが良くあんなところに住んでいられるものだと思う。
呼吸器系などに悪影響が出るのは間違いないね。高齢者や子供など特に。
タブーだから言わないんだろうけど。

温泉地の流化水素や硫黄、ラドンガスなどもあんま良くないんじゃない。
温泉自体は身体に良いが。気候では北海道みたいに1年の半分が氷雪と
言うのも身体に良くない
11名無しのひみつ:2010/04/19(月) 22:49:14 ID:qW6XzHw3
エイヤットコラセヨーグルト火山・・・・?
アイスランドの地名って難しい……。



12反・権謀術数:2010/04/19(月) 22:54:35 ID:FpaHb1WZ
逆に、
日光が遮られる分紫外線量も低下して、
皮膚ガンの発症率が減るかもね。
13名無しのひみつ:2010/04/19(月) 23:05:59 ID:Jio69Ui4
欧州おわたな(´・ω・`)
14名無しのひみつ:2010/04/19(月) 23:45:52 ID:wY5cv9zd
捕鯨の祟りだ、次はきっと桜島だろう。
15名無しのひみつ:2010/04/19(月) 23:46:02 ID:xzcw5YlP
いまおもいついた
温暖化すれば、火山が活発になって、結果的に寒冷化するという、すごいシステムが地球には秘められているのだと
16名無しのひみつ:2010/04/20(火) 00:53:01 ID:tzkS5QHG
>>12
その分呼吸器疾患が増えたら意味無いだろ・・・
17アイスランド人:2010/04/20(火) 03:14:03 ID:tZho7q0p
We May Do not have cash, we've got purpose ash.
アイスランド人は金はないけど、灰はあることを誇りに思っていますのよ〜
18名無しのひみつ:2010/04/20(火) 04:11:16 ID:tSF1XdAM
アイスランド人って日本人と似ているね
魔逆なところもあるけど
19名無しのひみつ:2010/04/20(火) 04:17:48 ID:bZFEPcfD
嫌煙家はたまらんな
20名無しのひみつ:2010/04/20(火) 04:26:06 ID:vpTFPYpG
降灰予報を聞きながら鹿児島県民から一言
21名無しのひみつ:2010/04/20(火) 08:17:14 ID:0zfo32mt
>>10
桜島っ子は桜島が大好きなんだ
22名無しのひみつ:2010/04/20(火) 11:14:28 ID:KfDWVwit
健康被害よりも穀物を買い占めるほうが先だよ。

温暖化だの無駄話してると日本は食べる物が無くなるよ?

23名無しのひみつ:2010/04/20(火) 20:20:44 ID:S+5xXF2Q
>>22
米があるから大丈夫。
24名無しのひみつ:2010/04/23(金) 06:33:44 ID:iimjz5GF
パンデミック詐欺のWHOキターーッ!
今度もまた御用学者使ったのか?
25名無しのひみつ
東工大の丸山茂徳教授(地球惑星科学、プルームテクトニクス理論、紫綬褒章受賞)の話
(プルームテクトニクスとは、マントル内の大規模な対流運動の変動のこと)

「H・スペンスマーク説」
太陽黒点減少→宇宙線増加→雲増加→日照低下→寒冷化(小氷期に突入)
これが現在の状況

太陽黒点減少→宇宙線増加→人体無害のミューオンが地中マントル刺激→地震・噴火増大→火山性微粒子が日照遮断→寒冷化
教授は一年以上前からこれを予測

噴火が長期化すると大飢饉も、下手すると氷河期突入。

「CO2が温暖化の主要因」は嘘、とうぶん温暖化の心配は無い。

ttp://video.google.com/videoplay?docid=7227779440283313430#