【植物】植物細胞内の高速流動「原形質流動」を解明--京大グループ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1● ◆SWAKITIxxM @すわきちφ ★
 植物の細胞内で、内容物が高速流動する仕組みの一端を
京都大理学研究科の西村いくこ教授(植物分子生物学)、
上田晴子研究員たちのグループが解明した。
細胞内にできた「レール」に沿って小胞体が「列車」のように動き、
ほかの小器官を巻き込むことで高速流動しているという。
米国科学アカデミー紀要で23日に発表する。

 植物細胞内では、タンパク質の合成などで働く小胞体や葉緑体、
ミトコンドリアなどの小器官が1秒で細胞内を数周する速さで動いている。
酵素などの反応促進のためと考えられている。
細胞骨格タンパク質アクチンが細胞内にレールを形成し、
その上を小さなモータータンパク質ミオシンが動いていることは分かっていたが、
内容物全体をどのように動かすのかは謎だった。

 西村教授たちはシロイヌナズナの細胞で実験した。
ミオシンを作る遺伝子の働きを止めると、細胞内に膜状、
網状に張り巡らされている小胞体も動かなくなり、
アクチンのレールはばらばらな向きになった。
ミオシンは小胞体に結合してレールに沿って小胞体を走らせる「車輪」と
「動力」の役割を果たすとともに、ミオシンが動くことでレールの向きが揃い、
流動が高速化すると考えられる。

 西村教授は「小胞体は植物細胞内で最大の表面積があり、
他を巻き込んで全体を流動させるのに都合がいいのではないか」としている。

京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100323000025
http://www.kyoto-np.co.jp/static/2010/03/23/P20100323000025.jpg
京都大学(スレ立て時点でこの情報は無い)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja
PNAS(別ソースでは掲載は本日付になっていない)
http://www.pnas.org/
2名無しのひみつ:2010/03/23(火) 12:25:31 ID:31IFrf/O
前から分かってるんじゃね?
3名無しのひみつ:2010/03/23(火) 12:40:18 ID:bCgHQCAi
細胞膜も流動しまくり。
4名無しのひみつ:2010/03/23(火) 13:14:29 ID:zpur8R9L
前にもこの人の名前出てたな
葉の気孔を増やす物質をみつけたんだっけ?
5名無しのひみつ:2010/03/23(火) 14:29:41 ID:k+icje0D
> 細胞内にできた「レール」に沿って小胞体が「列車」のように動き
なるほど。スケールが小さい(粘性の寄与が大きい)から、
圧力勾配で流すより、電車方式にした方が効率よく物質を移動させられるわけか。
こりゃすごい。まさに生命の神秘!理にかなった見事なメカニズムだな。
6名無しのひみつ:2010/03/23(火) 14:54:28 ID:87pS7Uzv
よくわからんけど水割りでいただきます
7名無しのひみつ:2010/03/23(火) 15:30:11 ID:kxBqmJDo
ゲル状がいいの〜
8名無しのひみつ:2010/03/23(火) 15:33:01 ID:GZTcyezI
1秒で細胞内を数周する速さ、というのが凄いな。
9名無しのひみつ:2010/03/23(火) 15:52:08 ID:GZTcyezI
教科書掲載、200年来の謎「原形質流動」メカニズムを初解明 京大
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100323/scn1003231017001-n1.htm
10名無しのひみつ:2010/03/23(火) 16:26:36 ID:MNj4gLxd
これが螺旋力の源かー
11名無しのひみつ:2010/03/23(火) 17:46:38 ID:t8xuxCKB
       ____
     /小胞体 \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  レールの上を走るの
  |     (__人__)    |  疲れたお・・・
  \     ` ⌒´     /  
12名無しのひみつ:2010/03/23(火) 19:08:18 ID:xsHOmtK4
アクチンは続くよどこまでも
青いミオシンの超特急
春色の小胞体に乗って
13名無しのひみつ:2010/03/23(火) 19:25:11 ID:3ZetHLq7
こういう話聞くと生命って深遠だなって思うけど、よく考えたら偶然できたものが偶然生き残ってるだけなんだよな。
遺伝子なんてそれこそ何でもアリの組合わせとかあるんだから、偶然にこんなのができてもおかしくないよな。
14名無しのひみつ
生きた細胞の小胞輸送を実際に見たときは感動した。