【出版】学術雑誌のネット購読料高騰に大学図書館が悲鳴--3年で2.5倍

このエントリーをはてなブックマークに追加
32名無しのひみつ:2010/01/28(木) 08:34:27 ID:6w4Y3FMU
>>12>>19
査読システムはEditorial Manager(TM)が独占状態
シュプもエルゼも同じシステムを使ってる

>>18
一握りのトップジャーナル以外の雑誌に論文出してメシ食ってる人間の方が遙かに多いんだぞ
33名無しのひみつ:2010/01/28(木) 12:57:39 ID:LK4EdJOa
多くの商業用電子ジャーナルの恐ろしいところは、
紙版のジャーナルと違って、ジャーナルの中味を
ユーザーは所有する権利をライセンスされている
のではないことにある。基本的に閲覧し、必要の
ある論文を一時的に印刷することができるだけで
それを他人に回すとか、契約団体全体でシェア
する目的で保存することは出来ないことだ。
通常の書籍であれば、日本の図書館の法律の範囲
内で、相互貸し出しや複写依頼をして論文の複製を
手に入れることができるのだが,電子版はそうではない。
 すると、契約を停めると、現在の分はおろか
過去のこれまで閲覧できていた部分もすべて
アクセスできなくなってしまう。
 そこで、一端多くのユーザーが電子ジャーナルに付いたら、
出版社は、自社の利益を増すためには年間ライセンス契約を
単純に吊上げていけば良い事になる。しかも慨して多くのジャーナル
をセットで販売するから、契約をしないとかなりのジャーナルに
対するアクセスが消えることになる。電子ジャーナルによっては
過去のある期間に契約をしていない場合は、後でそこの期間の
ジャーナルの部分にアクセスする場合にも、そこの分の金を
払わないとそこの期間の論文にはアクセスできないというやり方を
とっていたりもする。

著作権法をたてに、独占商売、抱き合わせ販売、。。。などを
どうどうとやっていると言えるでしょう。
34名無しのひみつ:2010/01/28(木) 14:21:21 ID:YS0Ef+io
俺の文献検索のやり方からの印象では、
前に見た文献を再度ダウンロードしたり、研究室内で同じ文献を別の人がダウンロードしたりしてるから

大学で「この文献はダウンロードされたことがある」というデータベースを作っておき、
最初のダウンロードのときに大学がそれを保存しておいて
2回目のダウンロードからは各学生は大学サーバー内におかれたものを参照する
という仕組みにすればかなり経費が浮くんではないかと思う。
35名無しのひみつ:2010/01/28(木) 14:52:26 ID:Uz/UumYI
>>34
それって、ライセンス違反なんじゃね?知らんけど。

まあ音楽や一般の電子書籍もそうだけど、「一時的に閲覧する権利を売っている
だけで、所有権は売ってない。閲覧もこちらのコントロール下に置く」と言う類の
著作権商売はどっかで規制すべきだよな。
36名無しのひみつ:2010/01/28(木) 15:58:01 ID:Ao1DYBoL
37名無しのひみつ:2010/01/29(金) 00:34:11 ID:NZbh1EsM
電子データを1箇所で集中管理している場合、そのセンターが破壊したら、
過去の文化がかなりごッそりと消えてしまうことになる。
例えば津波とか小惑星の落下、核戦争、通常戦争による人為的文化破壊など。
以前の紙の国際ジャーナルであれば、戦時中には海外には頒布されていないかも
しれないが、平時の論文は各国に配られて多くの図書館の棚に乗っているから
これが同時に消滅するということは、全世界が一つの主義で支配されて
文化を意図的に破壊消滅させんとする存在がでない限りは考え難かった。
 アレキサンドリアの大図書館は、世界の知識を一箇所に集めた壮大な
ものであったらしいが、それが災いして一挙に文献が失われてしまったと
いう。知識や情報の物理的集中には警戒が必要だ。
38名無しのひみつ:2010/01/29(金) 00:54:39 ID:kdF/sET+
>>1
>>学術雑誌は二重投稿が禁止され、

これ辞めたら済む話だなw
二重投稿が禁止されていない学術雑誌を
自分たちで作ってしまえば良い。
39名無しのひみつ:2010/01/29(金) 04:37:40 ID:JDtbvrXU
何気に学術雑誌ってデジタル化されてから長いよな
今後、出版物もパックで売り出したりするようになるんだろうな
40名無しのひみつ:2010/01/29(金) 08:06:52 ID:PkNQXAWS
高い金払わないと知識を得られないシステムにして
一般人の知的水準を下げるだけ下げる
すると誰が得をするかというと・・

おっと誰か来たようだ
41名無しのひみつ:2010/01/29(金) 23:11:28 ID:NZbh1EsM
民主党は、国立大学の独立法人化や大学教員任期制に形の上では反対して見せたが、
実際には当時絶対多数であった自民党側と裏で結託して法案に形だけの微細な
追加と、何の法的拘束力も持たない付帯決議を付けて法律を通してしまった。
今や大多数派になったのだから、これらの法律の問題点を再び問題として
議論して、今こそこの法律を廃止して欲しいものである。
42名無しのひみつ:2010/01/30(土) 02:11:31 ID:hyED+WKe
>>37
アレクサンドリア図書館にはちゃんと分館もあった。
一カ所に集められていたわけではないよ。
なのに喪失してしまった理由はキリスト教信者による徹底的な破壊があったから。
43名無しのひみつ:2010/01/30(土) 02:37:07 ID:D0sq8rHM
独立法人と教員任期制で
大学は若返った気がするが
どうだろ
44名無しのひみつ:2010/01/30(土) 11:28:08 ID:q/kkqfwG
アジアの論文は要らんからディスカウントしてよ
とは言えんの?
45名無しのひみつ:2010/01/30(土) 16:15:16 ID:ErcrSk4W
たいした研究成果のない教員の給与を減らせばこれぐらい捻出できそう
46名無しのひみつ:2010/01/30(土) 18:31:21 ID:J3vF6gg6
論文が1本35ドルとか、高すぎて驚きですよ。
47名無しのひみつ:2010/01/31(日) 00:59:41 ID:h34q0j22
>>43
事務職員が減って、教員(研究者)が事務処理とか書類書きに忙殺されてる。以前にも増して。
まだ私学の職員ほどではないが、マジメにやると過労死するレベル

その状態で2年や3年で成果出せってアボガドバナナト
48名無しのひみつ:2010/01/31(日) 02:07:07 ID:envV58kb
契約してなくて読めないのとか半年待つのとか結構あるけど、1部5ドルくらいなら
勢いで自腹で買ってしまうのに、今の値段では諦めるしか無い。
49名無しのひみつ:2010/01/31(日) 08:52:49 ID:EU7f+Tcg
>>43
任期制は新規採用教員にだけ適用された。
つまりだいたい40代以上は逃げ切り。
若い助教だけ任期でクビになっている。

上層部の団塊世代は、己の定年を65まで延ばした。
独法化で自由度が増したのを利用して、有力教授は特任教授と
して居残っている。

大教授が残っているのはいいだろうと思う人もいるかもしれないが、
要は私大に再就職できなくなってきたからしがみついているだけだ。
手下の手柄を搾取することで学者ヅラしているだけの、自分の頭は
すっかり錆び付いちまった連中が多いから始末が悪い。

どうだい、若返ったか?
50名無しのひみつ:2010/01/31(日) 13:07:26 ID:0fhchVfQ
税金泥棒か
本人には自覚ないんだろうな
51名無しのひみつ:2010/01/31(日) 13:25:39 ID:qTbnzQYI
日本の国立大学が1つの法人になったり、私立大学が1つの法人になったら、
ライセンス契約代が1学校分で済むんだろうか?
52名無しのひみつ:2010/01/31(日) 17:56:56 ID:EHFX/lH3

ライセンス代=ほしいお金 % ライセンス数
53名無しのひみつ:2010/01/31(日) 21:08:22 ID:niIkX1FU
>>51
定額制に近い契約は組織の所属人数や同時アクセス可能数で
契約料が左右されるのがほとんどだから安くはならない。


54ぴょん♂♪:2010/02/01(月) 02:20:35 ID:rNPZLBCX BE:208298742-2BP(1029)
>>37
nyがおすすめw
55名無しのひみつ:2010/02/03(水) 15:46:40 ID:QW3rIKv1
アメリカの大学図書館協会が米国政府の援助の研究成果に関してはフリーで公開すべきだとする声明を発表してた。
まあ、言い分はもっともで、これが通るとネイチャーとかに掲載された論文とかでも別に大学のホームページを通じてダウンロードが可能となるかも。
56名無しのひみつ:2010/02/03(水) 16:49:10 ID:rIC+u1Er
>>55
でも雑誌にアクセプトされた最終稿でしょ、ダウンロードできるのは
ちゃんと版組みまでされたPDFは出版社のページからしか落とせないよ
57名無しのひみつ:2010/02/03(水) 23:39:32 ID:QW3rIKv1
提言を出したのはAssociation of American Universities
バックはU.S. House Committee on Science and Technology
連邦政府の研究援助で査読付きジャーナルで発表された論文は全てパブリックドメインにするべきと言っている。
パブリックドメイン化を認めなければNSFの研究援助は降りないわけで、実行は簡単だと思う。
それにNSFの資金力ならデータベース化や、ウエブサイトの構築は簡単だろ。
ジャーナル側との折り合いをどう付けるかはわからないが
58名無しのひみつ:2010/02/04(木) 02:31:10 ID:a5HtLoCv
インパクトファクターとかいう下らない数字があるが、
世間一般へのインパクトが高いのは安くて誰にでも手に入ることも
重要だから、従来の数値を、雑誌の年間購読価格で割った数値に
すべきだと思うぞ。
59名無しのひみつ:2010/02/04(木) 03:25:37 ID:8onCKEer
インパクトファクターとかいうのはたしかに下らない数字であるが、
世間一般へのインパクトが高いことを意味するんでないぞ。
60名無しのひみつ:2010/02/04(木) 20:21:12 ID:hCQuVHbp
ネイチャー、セル、サイエンスの3大雑誌の論文掲載しか研究成果としては認めないようにすればいいんだよ。
61名無しのひみつ:2010/02/04(木) 22:54:35 ID:a5HtLoCv
京速計算機の年間維持経費100億に比べれば大した額じゃないだろ。
62名無しのひみつ:2010/02/05(金) 04:06:29 ID:RoLgcprV
>エルゼビア(オランダ)、シュプリンガー(ドイツ)など欧米の出版十数社で
>市場の9割を占めて価格競争が働きにくい

十数社もあって競争が起こらないのは普通に考えたらおかしいよな…
実際には購読料安いからって投稿論文の質が上がるわけじゃないのが原因だが
63名無しのひみつ:2010/02/05(金) 04:13:21 ID:Q/W8mGoS
十数社あっても競争は働きにくいよ

だってエルゼビアでしか読めない雑誌・論文はエルゼビアで読むしかない
他社が安いから、と言って代替がきくわけでもない

のぞみはオープンアクセスか
64名無しのひみつ:2010/02/05(金) 05:26:41 ID:YUkxqYhx
昔はな・・・論文検索だけで金がかかったんだぞ
論文自体は1通いくらで郵送だった
65名無しのひみつ:2010/02/05(金) 10:37:10 ID:Z7jKJrBA
今はワンクリックでダウンロードできるが、包括契約外の論文だと一本40ドルとか取られるぞ
66名無しのひみつ:2010/02/06(土) 00:43:56 ID:voL7fHfx
確か投稿者が10万くらい払えばオープンにしてもらえたような。
年度末に要らんもの買うよりはいいのかしら。
67名無しのひみつ:2010/02/11(木) 15:14:53 ID:hGoL7sHe
実際のコストは、2ちゃんねると大して変わらないのでは。
査読業務の大部分は研究者がやってるし、書式を決めておけばWordとPDFファイルをアップロードするだけ。

読者数÷投稿者数=100ぐらいで、サーバーへの負担も大きくない。
68名無しのひみつ:2010/02/11(木) 18:37:20 ID:NB4+dDKR
研究者自身が愚かだから。
値段の高い商業雑誌に投稿しても無価値であると規定すれば、
誰もそんな雑誌に投稿しなくなる。
研究資金を出す政府や政府機関の団体も、資金がむざむざ商業主義の
暴利雑誌出版社に喰われることを良しとせずに、税金で行われた研究は
政府の論文サーバーに投稿提出せねば研究資金を打ち切ると言えば
それで済むことなのに。税金を払っている納税者にとっても、無料に
近い値段でダウンロードできる政府系サーバー(転載、貯蔵、再配布自由)
の方がありがたいはず。
 もちろん論文の審査はどこかで必要だから、多分それは投稿者が負担
するか、研究支援をする資金団体が負担することになるのだろう。
69名無しのひみつ:2010/02/11(木) 19:26:18 ID:hGoL7sHe
なるほど、プリントサーバーの管理者は民間ではなく、国家がやるべきだと。
これは国際的な協議が必要な内容なので、ちょっと厄介ですね。
官僚が積極的に取り組む動機はありますか?
70名無しのひみつ:2010/02/11(木) 19:46:35 ID:20ejtq+J
>>68
日本はpubmedに乗っかってる状態だしね
71名無しのひみつ:2010/02/12(金) 01:36:55 ID:+CxP4uG7
>>68
PLoS (Public Library of Science) という試みはある。
研究者が高めの投稿料(10万円強)を支払う代わり、読むほうは契約不要でタダというもの。
http://www.plos.org/

ちょっと古いが紹介記事。
http://current.ndl.go.jp/ca1433
72名無しのひみつ:2010/02/12(金) 06:55:43 ID:ztoMjOjc
どっかの科学中進国が国の資金で完全無料英文電子ジャーナル群を作る。
審査は世界中の一流どころに高給で、掲載物は全文無料ネット公開、投稿ももちろんタダ、というか多額の掲載料を逆に払う。
国家規模でならたいした資金じゃあるまい。最初はともかくIFもあがっていくだろう。

が、どっかの「二流でなにがいけないんですか」国には当然全く無理なので、
おまえらの大好きな中国韓国、少なくとも台湾辺りがやらんかね。
雑誌タイトルか、せいぜいサイトの名前に「・チャイニーズ」だのつけるくらいで十分国の宣伝になる、
自国の運営なら国の若手学者が注目精読するだろうというので資金投入の名目も立つ。

がまあ、中国辺りがやるとなると、審査は世界の先端学者によるもので絶対公平だ、と幾らいっても自国優先じゃないかの猜疑等が大きくなりそうか。
とすると台湾やインド辺り。別に欧米諸国だっていいわけだが。
73名無しのひみつ:2010/02/12(金) 10:48:40 ID:Dshp5Sch
今、中国は各種の国際学会を国内で主催したりなどして、
学術的に国際イメージアップの演出に力を注いでいる。
韓国も同様だ。国家が相当に補助を出している。
中国発のジャーナルも次第に重要度を増すだろう。
今世紀の半ばには、中国語が読めないとサイエンスが出来ない
そういう時代になるのかも知れない。
74名無しのひみつ:2010/02/14(日) 02:05:48 ID:gTkFc2Q8
>>68
研究者による自発的なオープンソース化みたいなもんならともかく
国がやっちゃぁ民業圧迫じゃないのか、いくら金出してるとはいえ
75名無しのひみつ:2010/02/14(日) 09:11:56 ID:RbOpNqDz
研究は税金を使って国立大がやってるんだから、
研究成果を国立の機関を通じて発表するのは当然のこと。
76名無しのひみつ:2010/02/15(月) 11:20:15 ID:FqUqHWLT
出版社やその日本代理店が裏で共謀して雑誌等の購読の値段を吊上げていても、
今の制度ではどうにも出来ない。
77名無しのひみつ:2010/02/15(月) 11:36:53 ID:XgcqI9y+
著者にメールで論文送ってくれと頼むと送ってくれるよ
もちろんただ
78名無しのひみつ:2010/02/16(火) 07:10:33 ID:4+MoTveS
>>74
>>68の言ってることは、研究資金の側から締めつけるという2番目のやり方が
既にアメリカで始まってるよ。

http://www.jstage.jst.go.jp/article/jsik/18/1/18_58/_article/-char/ja
http://shinka3.exblog.jp/8666818/

君の頭の悪いところは、民業圧迫=悪、で思考停止しているところだ。
民業は別に聖域でもなんでもない。公の介入も、それが長い目で見て
健全な社会を育てるに資するならアリだ。

サラ金の金利規制と同じようなものだと言えばわかるか?
79名無しのひみつ:2010/02/19(金) 07:01:30 ID:Iu/TGNX0
民間企業が電子ファイルでのみジャーナルを発行していたとしよう。
その会社は最初良心的に価格を設定していて学会等からも人気で
多数の読者と投稿者を獲得し、ジャーナルの数も増えて、世界の
学問のジャーナル供給元として無視できない重要な地位を占めたと
しよう。しかし、経営陣の考え方いかんによって(例えば買収や売却
されて)、ある時から急に経営方針が変わったとすると、過去に
積み上げてきたジャーナルの中味やそれを閲覧させる権利も新しい
経営方針の下に置かれることになる。それまでのライセンスの契約も、
ユーザーはコピーを保存蓄積したり、他者に対して閲覧させない
などという形でのみ許諾していたとすれば、紙の書籍雑誌の形であれば
時期がくれば著作権切れになるはずの論文であってもそうはならない。
そうやって、過去の文化学術遺産を手中に収めた者が料金を吊上げる
ことで会社を買収した投資を回収しようと思えば、過去の論文を
引用参照しなければならない学術にとっての負担は大きい。社会的にも
問題点が多くなる。
 電子ジャーナルであっても、それをデータ-として可読な形態と
ライセンスで納本させて、時期が過ぎれば誰でもそれを閲覧やコピーで
きる法制度を設定して担保すべきだろうが、権利者側はそうされない
ことにメリットがあるわけで強制以外に解決策は無い。しかしそうしても
権利者側には対抗策があり得る。
 事故等により秘匿されていた商業電子ジャーナルの電子データが
消滅したらと考えると、民間企業に人類の未来永劫に渡って保持される
べき知的な遺産である学術知識を過度に集中させて保持維持させる
ことがリスクを伴うことは懸念されるべきである。企業もその所属する
国家も政治的経済的物理的な事情で崩壊する可能性があるのだから。
80名無しのひみつ:2010/02/19(金) 07:22:34 ID:QOTcXO1j
トムソン氏ね
81名無しのひみつ
シュプリンガー以外はゴミって風潮が…