【医学】マウス内臓細胞、生きたまま観察 三重大、システム開発

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1 ◆3333333SUM @カブラッチョφ ★
生きたマウスの内臓の細胞をレーザー顕微鏡を使って観察するシステムを、
三重大医学部の楠正人教授(消化管・小児外科学)の研究グループが開発した。
生体内でがん細胞が転移する様子を観察でき、新薬開発に役立つという。
来週中にも日本消化器病学会の英文誌(電子版)で発表する。

 楠教授らは、生きたマウスを固定した「2光子レーザー光学顕微鏡」の振動を吸収する
システムを開発。同顕微鏡では、体の表面から1ミリの深さにある細胞の活動を見られるが、
内臓は動脈の拍動や呼吸などで絶えず振動しているため、生体での観察は不可能だった。

 そこで、カメラの「手ぶれ補正機能」からヒントを得て、マウスを固定する台と顕微鏡を
同じように振動させることでぶれをなくし、生きたマウスでも肝細胞や大腸の細胞の活動を
観察することを可能にしたという。

 楠教授らはこのシステムを使い、生きたマウスで脾臓(ひぞう)から肝細胞へがんが
転移したり、潰瘍(かいよう)性大腸炎が発生したりする様子の動画撮影に成功したという。

 楠教授は「病気のマウスに薬を投与した際の反応を瞬時に見ることもできる。
新薬の開発に応用できる」と話している。

(ニュースソース)asahi.com
http://www.asahi.com/science/update/0107/NGY201001070013.html
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