□臓器つくる遺伝子全容Webに=成育医療センター世界に公開−難病治療に応用期待
体中の臓器や組織を形成する遺伝子群の働きが画像で見えるデータベースの
構築に、国立成育医療センターの浅原弘嗣部長らの研究グループが成功し、
ウェブ上で公開した。これを基に、筋肉や心臓、脳などそれぞれの臓器をつくる
遺伝子群を知ることができ、難病の治療法開発などが期待できるという。
研究成果は15日、発生・再生分野の米科学誌「デベロップメンタル・セル」に
発表した。
研究グループは、体をつくる遺伝子プログラムが人とマウスで非常によく
似ていることに着目。マウスの胎児を実験に用いて、プログラムの中核となる
遺伝子約1600個の動きを見えるようにする手法を開発した。
データベースには、約2万5000の画像を収録。臓器形成にかかわる遺伝子は
これまで別々に研究されてきており、全体を網羅するものは初めて。浅原部長は
「最終の答えにたどり着いた。研究費用と時間の大幅な節減が可能となり、
あらゆる病気の研究が飛躍的に進む」としている。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009121500070 ※引用元配信記事
http://www.jiji.com/ 時事ドットコム [09/12/15] 配信
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