【感染症】新型インフルがブタからヒトに適応したのは、増殖担う酵素に起きた2種類の変異が影響か…次に警戒を 米大学研究チーム
1 :
おっおにぎりがほしいんだなφ ★:
新型インフルエンザがブタからヒトの間で流行するようになったのは、
ウイルスの増殖を担う酵素に2種類の変異が起きたことが影響した
可能性のあることが分かった。米カリフォルニア大バークリー校の研究チームが
7日までに、ヒトの細胞を使った実験で解明した。
論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
この酵素は、ウイルスの遺伝子を複製する「RNA(リボ核酸)ポリメラーゼ」。
PA、PB1、PB2の3つの部分(サブユニット)で構成されており、
今年世界的に流行している新型(A型H1N1亜型)は、PAとPB2がトリ、
PB1がヒトに由来する。
研究チームがPB2を構成するアミノ酸の配列を調べたところ、新型では590番目の
グリシンがセリンに、591番目のグルタミンがアルギニンに変異。
酵素の活性が高まり、ヒト細胞での増殖能力が強まっていた。さらに、PAも
ヒト由来のものに変異したとみられることが分かった。
新型の流行以前は、PB2の627番目のアミノ酸がグルタミンからリシンに変異すると、
トリからヒトに感染しやすくなることが知られていた。しかし、新型ではこの変異が
まだ起きておらず、今後警戒する必要がある。
今回発見した2種類の変異については、動物モデルで影響を検証し、
なぜ酵素活性が高まるのか、仕組みを解明する必要があるという。
ソース:時事通信社
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009120800077
2 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 07:54:53 ID:vNkSwHlR
2ワトリ
3 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 07:56:57 ID:BbupiI5C
4 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 08:03:53 ID:BbupiI5C
富山化学工業の新薬のT-705はRNAポリメラーゼにきくらしぃ
5 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 08:20:08 ID:BbupiI5C
みつけた
>2009年5月22日 ... (1) インフルエンザウイルスの RNA ポリメラーゼ PB2-PB1 サブユニット間結合の構造解析. PB2 の N 末端領域(1-37)と PB1 の C 末端領域(678-757)とが結合した複合体を調製し、その. 結晶化に成功しました。
?結合領域じゃないところの変異でも結構違いがでるのかな。
つーか、結合領域が変異したらそもそも結合出来ないんかな?
6 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 10:08:04 ID:P6gO7l8t
今はやりのD225の変異といい、これといいサッパリわからん
7 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 12:23:35 ID:UUZbEJyI
仕事速いなGJ
さっさとワクチンつくろうぜ
8 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 13:18:27 ID:MwIDi62d
EGCG C16というカテキンの改良版も効くぞ
9 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 17:31:52 ID:QPsYifQx
1918年のH1N1新型ウイルスは,北米系統の鳥インフルエンザウイルスを起源とする。その
伝播経路も,カモ→家禽→ブタ→ヒトであろう。
家禽のインフルエンザの早期摘発,淘汰によって,被害を最小限にくい止め,ヒトの健康と
食の安全を守る。鳥インフルエンザを鳥だけに止める。これが鳥インフルエンザ対策の基本
である。インフルエンザAウイルスの起源と自然界における存続機構ならびに新型インフル
エンザウイルスとHPAIVの出現機構を踏まえて,それぞれの克服戦略を立てねばならない。
以上に述べたように,家禽,家畜,野生鳥獣およびヒトのインフルエンザウイルス遺伝子は
その全てが野生水禽,特にカモのウイルスに起源がある。
http://nibs.lin.gr.jp/tayori/tayori543/rev543a.htm これまでの研究によって,家禽,家畜,野生鳥獣とヒトのインフルエンザウイルスの遺伝子は,
そのすべてがカモの腸内ウイルスに由来することが分かりました。したがって,当面,インフル
エンザを根絶することは無理であることを先ず認めなければなりません。
「家禽のウイルス感染を早期に摘発,淘汰することにより,被害を最小限にくい止めるとともに
ヒトの健康と食の安全を守る。鳥インフルエンザを鳥に止める。」,これが現実的な鳥インフル
エンザ対策の基本です。
ヒトのインフルエンザもまた,予測と予防により克服を図らねばなりません。ヒトの新型インフル
エンザウイルスの出現メカニズムと鳥インフルエンザウイルスの病原性獲得過程を振り返り,
現在の混乱状態を脱却して,鳥インフルエンザと新型ウイルスの先回り克服戦略を策定,実施
しなければなりません。
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/news/jihou/jihou0802/647_01.htm
10 :
名無しのひみつ:2009/12/08(火) 17:35:19 ID:QPsYifQx
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1244795912/2-3 新型インフルエンザウイルス出現のメカニズムと対策 喜田宏
(03/11/26 感染症分科会感染症部会新型インフルエンザ対策に関する検討小委員会第二回議事録)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/11/txt/s1126-5.txt 『これは随分前の話ですが、伊藤壽啓博士が今鳥取大学にいますが、大学院のときに鴨の腸管の
レセプターと豚の呼吸器のレセプターを染め分けてみてちょうだいということを頼みましたが、苦労して
10年かかって、鴨の結腸にはα2−3結合の糖鎖を持ったレセプターがある、2−6のレセプターはない、
豚の呼吸器には2−3と2−6と両方ありますということを見事に証明してくれました。したがって、豚は
人のウイルスあるいは哺乳類のウイルスと鳥のウイルスの遺伝子再集合の場、すなわち新型ウイルス
産生のためのインキュベーターといいますか、場であるという理想的な動物種であるということがわかり
ました。』
『ブタの呼吸器上皮細胞には、人と鳥のウイルス両方のレセプターが存在することを伊藤寿啓先生
(現鳥取大学農学部獣医学科獣医公衆衛生学教授)とともに私たちウィスコンシン大学のグループが
見つけた。このため一匹のブタが同じ時期に鳥インフルエンザとヒトインフルエンザに多重感染する
ことがあり、このときブタの体内でハイブリッドウイルスが誕生する。これが従来考えられていた、
新型インフルエンザ誕生のストーリーである。
ドクター・ショルティセックがブタの関与説を発表した当時、まだこれを明確に検証する手立てはなく、
否定的な見方をする研究者のほうが多かった。この説を裏づける科学的根拠が得られたのは、90年
代に入ってからだ。1979年以降ヨーロッパの家禽類のあいだで流行していた鳥由来のウイルスと、人
のあいだで流行していたヒトインフルエンザウイルスがブタに感染し、1983年から1985年にかけてハイ
ブリッドウイルスが生まれた。このウイルスが、1993年になってオランダの子供に感染したことを、
私たちは明らかにすることができたのだ。』(p.33)
http://www.amazon.co.jp/dp/4087203131/
11 :
名無しのひみつ:
これがウィルス進化説か