【環境】「地球温暖化は捏造」 英の気候研究センターから流出したメールが「研究者が共謀してデータをゆがめた証拠」とネット論争が過熱

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1おっおにぎりがほしいんだなφ ★
地球温暖化問題の研究をめぐって、ネットで議論が噴出している。
イギリスにある有名な気候研究センターの電子メールサーバーにハッカーが侵入し、
地球温暖化の研究に関する大量の電子メールを盗み、ネットに公開したのだ。

地球温暖化に関する懐疑派たちは、公開された電子メールの一部に飛びつき、
地球温暖化の理論に合うように研究者が共謀してデータをゆがめた証拠だとしている。
これに対して研究者側は、問題の電子メールは文脈を無視して解釈されており、
科学者が包み隠しなく議論していたものに過ぎないとしている。

ハッキングされた英イースト・アングリア大学の気候研究ユニット(CRU)は、英国の主要な
気候研究センターの1つで、地球温暖化は本当に起こっており、人間が原因だ、という説の
有力な組織でもある。
今回のハッキングでは、1000通を超える電子メールや3000件を超える文書などが盗み出され、
その一部にはコードが含まれていた。これらは匿名でロシアのFTPサーバーにアップされた。

懐疑派ブロガーのあいだでは、CRUのPhil Jones所長が1999年に出した電子メールの記述が
注目を集めている。
I’ve just completed Mike’s Nature trick of adding in the real temps to each series
for the last 20 years (i.e., from 1981 onwards) and from 1961 for Keith’s to hide the decline.
(文意は、「Mikeの『Nature』トリックを終えたところだ。過去20年(1981年以降)については
本物の気温に加え、1961 年からは減少を隠すためにKeithのものを加える」に近い)

このなかで言及されているのはMichael Mann氏であり、ペンシルベニア州立大学で
地球システム科学センターの所長を務めている。Mann氏はワイアード・ブログ『Threat Level』に対して、
「Nature trick」とは、気温データをこれまでのやり方で提示した場合の問題を回避するため、
自分たちが発表した論文で用いた、データ提示のソリューションのことだと説明した。
同氏は、このソリューションはデータの表示と理解を改善するものだと述べ、この言及を
同僚が説明している『RealClimate』のブログ記事を指摘した。
>>2へつづく


ソース:wiredvision
http://wiredvision.jp/news/200911/2009113022.html
クライメイトゲート事件として事態がまとめられているWikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BA%8B%E4%BB%B6
日経エコロミーの記事
http://eco.nikkei.co.jp/column/kanwaqdai/article.aspx?id=MMECzh000025112009
論文(pdf)『気候変化プランニングに緊急に必要なこと』(English)
http://www.wired.com/images_blogs/threatlevel/2009/11/energydiagnostics09final.pdf
2おっおにぎりがほしいんだなφ ★:2009/11/30(月) 13:03:17 ID:???
>>1のつづき

懐疑派ブロガーの間ではほかに、コロラド州ボールダーにあるアメリカ大気研究センター
(米国の国立研究所)の気候分析部門を率いるKevin Trenberth氏からの電子メールが、
地球温暖化に関する科学的主張が、現実と矛盾していることを示唆するものだと言われている。
[「ボールダーでは記録的な寒さが続いており……われわれの観測システムは不適切だ」と
読める内容。原文に英文あり]

しかしTrenberth氏は、この電子メールが本物であることは認めながらも、ブロガーたちは、
ここで引用されている論文を読んでおらず、電子メールで自分が主張しているポイントを理解していないと
話している。『気候変化プランニングに緊急に必要なこと』というその論文では、地球温暖化を否定するかに
見えるランダムな温度変化はあるが、地球温暖化は続いていると述べられている。
「論文では、気温を適切に追跡できる観測システムはないものの、地球の平均気温以外に、
極地の海氷の溶解、海水面の上昇といった多くの指標において、地球温暖化が進んでいる
兆候がみられると書かれている」とTrenberth氏は言う。

米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙研究所の研究者Gavin Schmidt氏によると、問題の電子メール群は
気候研究者への痛烈な批判の材料になるものではなく、懐疑派ブロガーらは文脈を無視し、
内容を歪曲した形で読んでいるという。
Schmidt氏は、政治的な操作などが隠蔽されていることは読み取れないと語り、「科学者たちが
科学に関して語っている会話にすぎず、彼らは率直に語っているだけだ。私的な電子メールでは一般的に、
公的なフォーラムの場より個人の考えが自由に出るが、それと同じことだ。一部の引用は文脈から
抜き出されている。科学の世界で使われている言葉が、完全に別の角度から解釈されている」

Trenberth氏もこれに同意する。「全ての電子メールを読めば、科学者たちの発言が一貫していることが
わかるだろう。不幸なことに、人は一部を抜き取って、文脈と関係なくそれを提示することができるのだ」