【調査】小学校時代の人気、大人になった時の健康状態に影響 英医学誌

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小学校時代の人気、大人になった時の健康状態に影響 英医学誌
2009年09月29日 13:11 発信地:パリ/フランス

【9月29日 AFP】学校で最も人気があり権力を振るっていた子どもは、
人気のなかった子どもに比べ、大人になったときの健康状態が良いとする研究結果が、
29日の英医学専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に発表された。

スウェーデン・ストックホルム大学(Stockholm University)の研究チームは、
1953年生まれの子ども1万4000人を対象に長期の調査を行った。
まず、子どもたちが12〜13歳になった1966年に、
「学校で誰と一緒に共同作業をしたいか」を聞いて子どもたちの社会的な序列を決定し、
その後2003年まで、病院の入院記録などから健康状態を追跡調査した。

その結果、子どものときに評価が低かった人は、心臓病になる確率が9倍高く、
糖尿病の治療を必要とする確率も4倍高くなった。
精神疾患や行動障害(自傷行為や自殺の試みなど)のリスクも、
人気者だったクラスメートに比べて2倍高かった。

なお、被験者が経験した健康障害はさまざまだったが、
上記のようなパターンには男女差がなかった。
重要なことは、家族の職業や収入、学歴などでは、
こうした結果を説明できないということだ。 

研究チームは、児童のときの社会的地位はその後の健康に大きく、
そして悪い影響を及ぼす可能性があると指摘している。(c)AFP

▽記事引用元
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2647451/4687387
AFPBBNews(http://www.afpbb.com/

▽関連リンク
JECH Online (http://jech.bmj.com/
J Epidemiol Community Health. Published Online First: 29 September 2009. doi:10.1136/jech.2009.088377
Copyright c 2009 by the BMJ Publishing Group Ltd.
RESEARCH REPORTS
Peer status in school and adult disease risk: A 30-year follow-up study of disease-specific morbidity in a Stockholm cohort
http://jech.bmj.com/cgi/content/short/jech.2009.088377v1?q=w_jech_ahead_tab

※ご依頼いただきました。