【環境】植物が地球を酷寒から救った、米大研究 温暖化防止効果は期待薄

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1白夜φ ★
植物が地球を酷寒から救った、米大研究 温暖化防止効果は期待薄

2009年07月06日 14:01 発信地:パリ/フランス

【7月6日 AFP】地球が氷づけにならずに済んだのは植物のおかげ――。
米エール大学(Yale University)などのチームによるこのような研究結果が1日、
英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。
数億年にわたり地球の気温を変動させてきたメカニズムに光をあてる成果だ。

5000万年前の地球は極地にも多くのワニが生息していたほど暖かかった。
その後、大気中のCO2濃度は低下し、地球は長い寒冷期に入っていった。

ケイ酸塩が化学的風化する際の化学反応により大気中のCO2が減少する。
長年月をかけて地下水に溶けこんだCO2は、最終的には海に吸収される。
理論的にはヒマラヤ(Himalayas)山脈やアンデス(Andes)山脈が生まれた約2500万年前の
造山活動によって大気中のCO2は全て吸収され、地球の気温は劇的に下がっていたはず
だった。しかし実際にはそうならず、その理由は分かっていなかった。

■化学的風化が鍵

エール大のマーク・パガーニ(Mark Pagani)准教授が主導する研究チームは、
地球の炭素サイクルのシミュレーション結果と植物の成長観察から、
地上の植物が冷却を防ぐ緩衝材の役割と果たしていると考えた。

植物は光合成の過程で大気中のCO2を吸収することは良く知られているが、
この研究によれば鉱物の化学的風化にも植物が果たしている役割が大きいことが分かった。

植物の根から分泌される酸が鉱物を分解し土壌を保つことで、地下水に溶融するCO2が
増えるという。ところが、植物が必要とする大気中のCO2が減少すると植物の働きが鈍るので
化学的風化が鈍くなり、地下水に溶け込むCO2の量も減少する。
したがって、大気中のCO2が減るスピードも遅くなり、地球の冷却化が妨げられたのだという。

しかし、植物が地球を氷河期から救ったとしても、人為的な原因による地球温暖化にも有効
だとはいえないという。

産業革命前の大気中のCO2濃度は280ppmだったが現在は385ppmに増えている。
かつて大気中のCO2の最大の供給源は火山だったが、
カーネギー研究所(Carnegie Institution for Science)のケン・カルデイラ(Ken Caldeira)氏は、
今では人類が世界の全火山の合計の約100倍のCO2を放出していると指摘する。
化学的風化によって最終的に大気からCO2が除去されるにしても、人類が放出したCO2を
除去するには数十万年かかるとみられ、気候変動を止めるには遅すぎるという。(c)AFP

▽記事引用元:AFP BBNews(http://www.afpbb.com/
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2618472/4336258

▽関連リンク
Nature(http://www.nature.com/nature/
The role of terrestrial plants in limiting atmospheric CO2 decline over the past 24 million years
http://www.nature.com/nature/journal/v460/n7251/abs/nature08133.html
2名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:20:06 ID:CK8fU7CK
人工衛星から見えるほど巨大な生物痕として、サンゴが作った島々がある。
CO2が大量に閉じ込められている。
日本の秋吉台もサンゴの化石、ここに大量にCO2が閉じ込められている。
その他、世界中に数百メートルクラスのサンゴ死骸の地層が大量にある。
これら全部にCO2が閉じ込められている。
これらが溶ける勢いは全然追いついていないと考えるのが普通。
3七つの海の名無しさん:2009/07/06(月) 23:23:47 ID:I2VG4okb
植物による、地球温暖化
植物よりも、土壌の微生物による影響のほうが大きいような気もするが
4名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:25:24 ID:KiVct7Tj
温暖化の最大原因は地磁気の変化だという説は有力。
5名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:25:50 ID:NAe1214z
以降、地球温暖化捏造派と肯定派の不毛な争いになります↓
6名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:26:22 ID:9gxIo+Er
ミドボンが有るけどビールサーバーが無い
7名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:30:35 ID:KJIKbhnu
誰かドライアイスを石墨かダイヤに変える技術を開発してくれればいいのに。
8名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:38:58 ID:CK8fU7CK
700万年前くらいにどうしようもなく少なくなったCO2に適用するために、C4植物が現れた。
CO2濃縮回路を持った植物だ。
おかげで巨体を誇る哺乳類が栄えた。
マンモスである。
しかし、サンゴによるCO2の搾取は止まることをを知らなかった。
エサが決定的に減り、地表の半分が砂漠化した地球でマンモス他、巨体哺乳類は滅びたのである。

CO2が減少していく地球全生命体の危機の中、かろうじて絶滅を免れてきた要因は、
火を使いCO2資源を大気に還元させてくれる生命体、すなわち人類である。
9名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:45:53 ID:Au4X5aAv
植物も呼吸をしてるんじゃなかったっけ?
10名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:47:20 ID:1MeAXb00
>>7
できるよ?
11名無しのひみつ:2009/07/06(月) 23:57:51 ID:yhqXTxkM
>>1
なに? 地球をかんこくから救っただと?
12名無しのひみつ:2009/07/07(火) 00:01:41 ID:7hor+Gou
>>11
オマエの朝鮮脳は、もう病気だな。
13名無しのひみつ:2009/07/07(火) 00:06:00 ID:cQ4MlaD2
はは 案外事実になったりな
14名無しのひみつ:2009/07/07(火) 00:06:25 ID:9weKGeRC
>>1
>>植物の根から分泌される酸が鉱物を分解し土壌を保つことで、地下水に溶融するCO2が
>>増えるという。ところが、植物が必要とする大気中のCO2が減少すると植物の働きが鈍るので
>>化学的風化が鈍くなり、地下水に溶け込むCO2の量も減少する。

植物がなければはじめから化学的風化に影響を与えることはなかったんじゃないの?
「植物が地球を酷寒から救った」と言う表現は適切ではない気がする。


>>9
してるね。
光合成は光が当たっているときだけ進行し、呼吸は光と無関係に進行する。

日中は光合成で吸い込む量の方が多いけど、
光合成のできない(少ない)夜間などは、呼吸で吐き出す量の方が多い。
15名無しのひみつ:2009/07/07(火) 00:22:20 ID:Tjs1xp9Z
成長しきった木はCO2排出量の方が吸収量より多いと言われているな
故に適度な山火事や、樹種交代が必要
人間が手を入れる里山はそのバランスがとても良いらしい。
16名無しのひみつ:2009/07/07(火) 00:29:47 ID:zRiZuRCV
超巨大扇風機作って宇宙に向けてブオォォォォンって吹かせたら
そうすりゃ暖かい空気は宇宙に逃げて、地球の反対側から宇宙の冷たい・・・あ、真空だった

じゃあ超巨大クーラーを作って熱放出する部分を宇宙に向けよう
これなら完璧だ
17名無しのひみつ:2009/07/07(火) 00:36:43 ID:TrB52ivR
>>16
アメリカがマジにそんなことを考えてるから困る
18名無しのひみつ:2009/07/07(火) 00:47:44 ID:zRiZuRCV
先進国が秘密裏に地球を冷やす方法を考えて実行
奇しくも同時に発動させてしまい、今度は寒冷化騒ぎに
19名無しのひみつ:2009/07/07(火) 00:50:52 ID:WZPo4hD8
宇宙の絶対零度をもってくればいいじゃん・・・
南極あたりにそんな施設作れば全て解決だろ
20名無しのひみつ:2009/07/07(火) 01:07:25 ID:oVO0R5uP
きっとアメリカが巨大な反射板を宇宙に作って
人類を救ってくれるさ
21名無しのひみつ:2009/07/07(火) 01:10:19 ID:hONG5FFl
武田邦彦を信じてる奴は矢追純一やムー、UFOも大好き。

つまり科学的思考で論理的に考えるより想像を信じちゃってるのね。
22名無しのひみつ:2009/07/07(火) 01:14:39 ID:uHzXO5NW
>>3

もまえは>>1をもっとちゃんとよめと(w

>>15

呼吸量が吸収量を上回るならその植物はどうやって栄養(糖)を得ているんだい?
森林として極相林なんかは森林全体でみると光合成量と呼吸量は均衡している
のであるのは事実だけれどもね。

23名無しのひみつ:2009/07/07(火) 02:54:00 ID:aTI3hE8V
>>22
そうか。酸素は糖の分解に使われてるのか。
なるほど。
24名無しのひみつ:2009/07/07(火) 16:52:05 ID:WYP4fURK
>>22
光合成と呼吸が直結してるわけじゃなく
それぞれ別な機能なんだよ
呼吸は夜間も行われるが、光合成は止まるだろ
老齢化した木は成長が止まるから呼吸での排出のほうが多くなる
25名無しのひみつ:2009/07/07(火) 17:01:13 ID:7zHOVmjj
>>24

樹木一個体全体の収支で考えたとき、呼吸に使う原料つまりは糖はどこから来るん
だ、という話だぞ。呼吸での排出が多いって事はつまり樹体内から糖は失われる一方
だ。どうやって生き残るんだと。

そりゃ、被陰されてたりして光合成が追い付かなくて「飢餓」する事はあるけどさぁ。


それと成長が止まるから呼吸での排出が多くなるっていう論理も不明瞭なんだが。。

26名無しのひみつ:2009/07/07(火) 17:32:04 ID:aTI3hE8V
【光合成の化学式】
6H2O(水)+6CO2(炭酸ガス、二酸化炭素)→C6H12O6(ブドウ糖)+6O2(酸素)

http://www.ark-medical.com/kensyu/kensyu5.html

二酸化炭素の量と酸素の量はイコールだな
つまり酸素の量は二酸化炭素の量

すると森林で余剰の二酸化炭素がでてくるとしたらそれは落ち葉とかそういうことか。

どんどん森林面積増やすしか無いね。
27名無しのひみつ:2009/07/07(火) 17:47:44 ID:9weKGeRC
>>24
>>老齢化した木は成長が止まるから呼吸での排出のほうが多くなる

↓を見た限りでは老齢化しても、呼吸での排出が多くなることはないみたい。

陸域生態系炭素収支モニタリングより
http://db.cger.nies.go.jp/gem/warm/flux/archives/archives2.html
http://db.cger.nies.go.jp/gem/warm/flux/archives/photo/2_0.jpg

2.1 植物による炭素固定・放出
植物の光合成によって得られた有機物は、葉・枝・幹・根などの各器官に
移動して貯留されたり、成長のエネルギーとして使われたりします。
一方、植物は葉・枝・幹・根などの全ての器官において呼吸を行っており、
枝や根の先端など、生長活動が活発な部位ほど呼吸量が大きくなります。
光合成と呼吸の割合は樹種や樹齢、環境によって大きく変化し、
一般的に老齢木になると、枝・幹・根などの非同化器官がバイオマス全体に
占める割合が大きくなり、光合成生産量の増加が呼吸量の増加を下回ることにより、
植物体の生長量である純一次生産(NPP)は減少します。
28名無しのひみつ:2009/07/07(火) 18:26:00 ID:2+sp3Rg6
成る程。増加量が減少するのを総量が減少と勘違いしたのかもね
29名無しのひみつ:2009/07/09(木) 00:32:12 ID:hjpnZ0x4
結局、化石燃料を燃やすのを辞めるしかないわけか
30名無しのひみつ:2009/07/09(木) 06:03:03 ID:HhDlCjO8
まあ、砂漠の夜はとても冷えるしなwww

暑い時も緩衝材として働くと見る
31名無しのひみつ:2009/07/11(土) 21:09:26 ID:W9Oiu+Qp
恒常性を維持してくれるだけで地球を冷やす能力が無いのは子供でも分かるだろ。
それでも、意味は有るだろうに。
32名無しのひみつ
そろそろ温暖化を防ごうなんて無駄な考えは捨てて、温暖化に適応する方法を
考えたほうがいいんじゃない?