【核融合】阪大など国際グループ、中性子を100倍に増幅−「衝撃点火」実験で

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365名無しのひみつ:2009/07/20(月) 23:32:04 ID:MGd0PQ5Q
>>362
それも結局は50年コースですけど
それでも主張は変わらないですか?

例えば日本の衛星打ち上げ能力は漁業権などの要因によって
大きく制限されていますがその交渉から始める必要があります。
射場に関しても大幅に増やす必要があると思いますけどその辺りについては?
海上に数キロの大型建造物を設置する必要がありますが何年かかりますか?

ちなみに途中で1回でも打ち上げ失敗があったら
大幅な計画見直しが必要になりますが、その点は考慮されていますか?

あと、そのサイトの実現できるというのは
現存してない要素が前提になっていますが分かっていますか?
366ECOSERIES1:2009/07/24(金) 19:33:26 ID:ebyDtlBw

常温核融合一丁上がり!!  英語で言うとCold Nuclear Fusion. 30年間風呂水一杯

ttp://www.youtube.com/watch?v=kSvC7SZIcSM

常温核融合 (真空室内での水素の核融合がヘリウムになる際膨大なエネルギーが生まれるようです。 ※真空内では、温度が上がらない模様、詳しくは別で。笑、核分裂は、核爆発です。)
367名無しのひみつ:2009/07/24(金) 21:43:20 ID:hH85aIYb
とりあえず常温核融合はできたとしても発電には使えんな。
368名無しのひみつ:2009/07/24(金) 22:13:15 ID:6o9eA/Da
>>365
実現してもいない核融合で発電よりは現実的だよ。
漁業権は単純な金銭問題だし。
海に住んでるやつはいないしな。

また、本気でやる場合、NASAと共同だから射場も問題ない。
スペースシャトルみたく有人で打ち上げるもんでもないし、
失敗したら、調査してまた打ち上げればいいだけ。展開もロボットでできる。

コスト的に、ペイできる技術。そもそもNASAもJAXAも遊んでるようなもんだから
この研究にやつらを動員するのは資源の有効活用なだけ。 なんの損でもない。
そもそも今現在、1円にもならなくてもロケット打ち上げて、ロケット開発してるもんな。
369名無しのひみつ:2009/07/24(金) 22:55:24 ID:ZP2uEq+f
>>365
レーザー至上主義クンを遙かに上回るバカが湧いてきたwww
370名無しのひみつ:2009/07/24(金) 23:18:31 ID:7PR9VfjV
発電に使えなくても、中性子ビーム兵器に利用できそうだな。
371名無しのひみつ:2009/07/25(土) 00:18:55 ID:qvNgJTYV
これで原爆を起爆に使わない水爆が作れるわけだな。
日本も早く核武装すべし。
372名無しのひみつ:2009/07/25(土) 03:16:42 ID:JUCOeG58
>>369
レーザー至上主義クンってなに?

>>370
中性子が観測されたという話は聞いたことがない。
373名無しのひみつ:2009/07/25(土) 03:19:04 ID:ugYabCvY
>>372
はぃ? ただ、核融合中性子を発生させるだけなら1950年代の核融合研究初期の初期の段階で発生しまくりですが?
374名無しのひみつ:2009/07/25(土) 03:39:56 ID:quSPB4Ic

プロメテウスの火を感じる

375名無しのひみつ:2009/07/25(土) 04:01:02 ID:JNIY0TBO
いやいや、エギルのたいまつだろ
376「実戦形水爆」:2009/07/25(土) 06:30:11 ID:JuIto4Yg
> これで原爆を起爆に使わない水爆が作れるわけだな。

納得!。

やはり、そう言う技術、だったわけですね。

では、さっそく「実戦形水爆」を作って、あの忌まわしき【北朝鮮】を,

脅かしてやることにしましょう。

(w)
377名無しのひみつ:2009/07/25(土) 09:01:56 ID:1AgYPV0I
>>101
プルサーマル核分裂技術はエネルギー分野だけに利益があったわけじゃないでしょ?
プルトニウムの蓄積により日本がいつでも核弾頭作れる状況を作っておくことは大切だと思います。
日本は中国、ロシア、北朝鮮に核弾頭ミサイルで威嚇されているわけですから、数兆円くらい安いもんだと思います。
本当なら固体燃料ロケットに核弾頭のっけて、どこか山間部に配備しなきゃいけないくらい東アジアは軍事的に緊張してます。(こっそりやってたりして・・・)。
素人の横レスでした。
ごめんなさい。
378名無しのひみつ:2009/07/25(土) 20:51:48 ID:/Yaw1VW0
あっちへ向けて撃てば半島消滅
379名無しのひみつ:2009/07/25(土) 21:39:45 ID:wh9aEqle

慣性核融合は日本、米国、ロシアだけ?
380名無しのひみつ:2009/07/25(土) 21:58:30 ID:5/+Ja+Hn
>>371
そう思うに至ったわけを知りたい。今の時点で極限の無理をしてやっとマメ粒以下のペレッ
トを燃やせるかどうかなのだが。兵器転用や核武装なんて論外だと思わない?
381名無しのひみつ:2009/07/25(土) 22:11:01 ID:4tOE1QuC
>>380
「いずれ」が抜けてたんじゃないの??

最先端技術が軍事転用されるのは
よくあるんじゃないの??少なくとも
転用可能かの検証は為されるでしょ??
382名無しのひみつ:2009/07/26(日) 01:24:23 ID:oVB5xp+I
>>373
あ、そう。
話の流れで常温核融合かと思ったよ。
383名無しのひみつ:2009/07/26(日) 02:58:06 ID:Z1Z65sqW
>>382
どんな話の流れでwww

つーか、常温核融合でも(追試に成功しているかどうかはともかく)中性子が観測されたって報告はいっぱいあるけど?
384名無しのひみつ:2009/07/26(日) 21:15:55 ID:oVB5xp+I
>>383
おぉ、ほんとだ。
中性子だという報告がいっぱいある。
385名無しのひみつ:2009/07/26(日) 22:18:09 ID:Z1Z65sqW
>>384
知識が足りないのは、それほど恥ずかしいことでもないから
わざわざ上げてまで、そんな必死なレスをつけることもないよ。 ( ´,_ゝ`)
386名無しのひみつ:2009/07/27(月) 00:29:50 ID:0TmOFjnb
理解できないことのエクスタシーを与えてくれる、それが真の理系スレ。
387名無しのひみつ:2009/07/29(水) 21:25:28 ID:vvuJX+Or
つーか、今年から来年に、ほぼプラントレベルのレーザー核融合の実証試験ができるわけで。
「この宝くじが当たれば」
もうすべてのエネルギー問題はどうでもいいんだけどね。

日本に腐るほどある原発由来の核分裂生成物も極小強力中性子源で低レベルまで燃焼+発電に回せるし
「中性子発生が発電レベルまで達しなくても」エネルギー問題は100年分は解決する。

しばらくいろいろ風力と太陽光も調べて、基幹系にも有望性があることが十分わかったが、
やっぱり、「大当たり」って意味でレーザー核融合に期待だわ。


最大の問題は、実験レベルの出力(数十KJ)の中性子発生の予測が、数MJスケールで使えるか、その間に未発見の技術的岐路(なんたら不安性が新たにあるとか)
があるかどうか、これは実験しないと分からないから、「未発見の巨大な山」があるかどうかなんだよな。
もしなければ、レーザー出力と中性子発生が予測どおりに比例すれば、ほとんど勝ったようなもの。

実験で核融合・エネルギー界はひっくり返るんだがなー。
388名無しのひみつ:2009/07/30(木) 22:38:38 ID:S5T1Q0fN
>>387
さて、どうでるかな。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1243766332/

なにもレーザーである必要もないが。
389名無しのひみつ:2009/07/30(木) 22:56:59 ID:S5T1Q0fN
そして、残念なお知らせだが太陽光発電の買い取り制度について。


日本でも太陽光発電の高値買い取り制度,経産省が2010年度に導入検討
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090225/325451/
どうなる太陽光発電の買い取り制度
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20090402/327720/



そして、最終的にこうなっちゃったのか?
なんでこんな残念な方向に・・・

太陽光発電の電力買い取りコストを電気料金に転嫁 経産省が新制度案
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090723/env0907231725001-n1.htm

2009.7.23 17:24
 経済産業相の諮問機関である総合資源エネルギー調査会の買取制度小委員会は23日、太陽光発電設備を持つ家庭などから余剰電力を電力会社が買い取る新しい制度について、すべての電力利用者で費用を負担することを提示した。
 来年4月からの実施で、電力消費1キロワット時あたり10銭程度の負担増でスタート、5年目以降は1キロワット時あたり15〜30銭に上昇する見通し。年間の負担増は、家庭1世帯あたり最大1200円程度、産業界全体では最大約1700億円になる計算だ。
 新制度は、余剰電力を電力会社が1キロワット時あたり48円程度で買い取り、費用を電気料金に上乗せして回収する仕組み。
 経産省はこの日、1〜12月の年間の買い取り費用を、翌年度(4〜3月)の料金に「太陽光サーチャージ」として上乗せする枠組みを示し、同小委員会が了承した。
 この日の小委員会では、産業界の代表者らから「企業へのインパクトが大きい」との声があがった。電気事業連合会によると、工場などの大口需要は平成20年度で5569億キロワット時で、新制度スタート当初は、年556億円の負担増になる。
390名無しのひみつ:2009/07/30(木) 23:10:29 ID:pw4XcoXN
>>389
電気代に点火し泣けりゃ税金になるだけだから大差ないんでわ
391名無しのひみつ:2009/08/01(土) 20:15:24 ID:yRsXKOoY
税金から出すと、なぜか同じ事業が5倍か10倍の費用がかかるので、
いいんじゃね。

レーザー厨としては、磁場・高速増殖炉ってどっかのメーカーと汚職役人の利権関係が決めた枠組みが変わればいいだけ。

10年前とまったく同じこと言ってた役人が「他にも選択肢がある」って国が認めただけでもすばらしい前進。

太陽光スレでも、磁場=原発関係のやつらは、おもしろいほどわめいてたけどね。
敵(原発・磁場・高速増殖炉)の敵(太陽光)は味方。
392名無しのひみつ:2009/08/04(火) 22:44:18 ID:HNCKeNkM
>>390>>391

電力会社の負担がどうなるか、
スキームがまるで見えないんだが
本当にこれでいいのかな?

どれだけの規模で何年継続か分からないと
電力会社が送電網への投資も出来ないと思うけどね。

たかが約10年の義務期間ならそのままほっといて
終わった後に買い取り価格を相応(基幹電力の3〜4割)に下げるけど。
自分ならね。
393名無しのひみつ:2009/08/04(火) 23:04:51 ID:t67aFkhC
>>392
二酸化炭素の排出権が大規模に取引されるようになると電力会社の丸損ってわけでもなくなるんじゃないの?
394名無しのひみつ:2009/08/05(水) 20:27:28 ID:pLS5eBoz
>>393
逆だよ。
電力会社が何を負担するのかが見えてこない。

排出権取引は安定供給と対極にあるもんだしなぁ。
395名無しのひみつ:2009/08/05(水) 22:59:26 ID:/ffx1/eX
>>394
逆潮流が増えたら変電設備の整備とか強化で電力会社の持ち出しが増えるじゃん
396名無しのひみつ:2009/08/05(水) 23:49:42 ID:pLS5eBoz
>>395
逆潮流が邪魔者でしかない以上は
プログラム後の買取価格は
経済性のもと相応の価格に制限されると考える訳です。

具体的には電力会社にどの程度の
設備増強を受け入れなければならないかを
把握しやすい制度にすべきだったと思います。
もしくは導入目標を設定するかの。
397名無しのひみつ:2009/08/06(木) 00:19:29 ID:JPI3zMZC
1つ質問だが、太陽光の買取で389のリンク1で
> 仮に最大出力が4kWの太陽光発電システムを設置した場合,1年間の発電量は約4200kWh(稼動率0.12で計算)。
>これをすべて電力会社が48円/kWhで買い取ると,買い取り額は約20万円/年となる。
ってあるけど

これ計算すると4200と48で計算すると766500円くらいになるんだが、送電効率の関係で76万から20万にダウンするってこと?
398名無しのひみつ:2009/08/06(木) 00:57:37 ID:6j6frOx1
>>396
もし漏れが電力会社の経営者で、法律の縛りとかCO2排出権の買い取り予定とかのうま味が全くなければ個別住宅の3kWそこそこの
太陽光なんか絶対買い取らないけどな。もっと大規模ならともかく個別契約とかだと契約のための事務経費とか人件費だけで軽く損しそうだし、

エコやってますってアリバイが欲しいなら田舎の廃校の運動場でも借りて自前で発電設備置いた方が余程得な希ガス...
399名無しのひみつ:2009/08/06(木) 01:02:20 ID:xo6UWpAc
>>397

年間発電量4200kWh(稼動率0.12で計算)×48円/kWh
 = 201,600円/年 ≒ 20万円/年
で合ってると思うよ。
400名無しのひみつ:2009/08/06(木) 02:19:58 ID:JPI3zMZC
>>399
ドモ。
じゃあ逆にいうと、送電のロスは限りなくゼロに近いってこと?
401名無しのひみつ:2009/08/06(木) 14:12:07 ID:mwzbUEam
ちょっと>>1の衝撃点火の話題に立ち返って。

阪大でこの件の具体的な資料が出てた件+最新のIFEニュースより
(自分の分かる範囲で解説、専門の人、間違ってたら訂正ヨロ)
http://www.ile.osaka-u.ac.jp/zone1/public/pressrelease/2009a/MURAKAMI/MURAKAMI090616.pdf

・なぜ衝撃点火が画期的か? 高速点火との違い。
既存のレーザーで1000Km/sまで燃料小片を加速可能なことが判明。
2005 阪大激光12号で650KM/s 2009年 米国海軍研究所(NRL)のNIKEレーザーで1000KM/s樹立
1500KM/s加速が目標。このペースでいけば、あと数年以内に達成可能。

従来の方式との違い:レーザーを直接・間接(X線)でペレットに当てて今まで圧縮・加熱してきたが、
レーザーによる加熱は、未解明の極限物理。(今までこれほど高圧なフォトン照射は経験したこともなく、当然、これ以上のレーザー圧の中性子発生数も未解明)
現に、E・テラーは10KJで核融合可能と言ってたが、現在現実の実験値で分かってるところでは中心点火では2MJでも発電は微妙。
これが、レーザー核融合が直面している最大の問題といえる。

中心点火:
>しかしながら、中心の高温スパーク部から発生した核融合反応中性子数は、
>シミュレーションで予測された発生数の1 - 3桁小さい値に留まった。
>圧縮過程における流体不安定性によって低温の主燃料部と高温のスパーク部の
>一部が混合してしまい、高温スパーク部の温度が予測ほど高くならなかったものと結論された。


この対策のために、ある意味「反則技」 、変な流体力学現象が起きるペレット表面を通さず、直接大レーザーを中心にぶち当てて一気に点火させる(あの金コーンはそれ用の形状になっている)
=高速点火が考案され、それ用のレーザーがチャープパルス増幅の理論より作れると分かり、近年研究されてきてた。
>>まだ実際の大強度レーザーによる効率的な加熱ができるかどうかは、実験値ではある程度見込めているが、未解明。

レイリーテイラー不安定性(ペレットの変形例)
http://www.dss.nifs.ac.jp/activity/research_topics/topic12.html
の克服のために、レーザーの短波長化が必要になり(短波長にするのはエネルギーロスになる)
均一性をあげるために https://lasers.llnl.gov/multimedia/photo_gallery/ <<の筒状のがレーザー>X線に変換する器具。当然これもエネルギーロスになる。

レーザー核融合=レイリーテイラー不安定性との戦いの歴史。
402名無しのひみつ:2009/08/06(木) 17:18:58 ID:mwzbUEam
・衝撃点火と中心点火、高速点火の違い

・中心点火=すでに理論上はレーザー出力は十分あるが、圧力差が界面で発生し、
ペレットが途中でボコボコになり飛び散ってしまう。>>ボコボコのペレットの一部しか
核融合条件に合致した領域にならないので、中性子発生量が旧来の理論値と乖離。
>>対策:必要以上の大レーザーを均一性確保のために、変換効率を犠牲にして、
筒の側面に当ててX線変換してX線で過熱。>>NIF、フランスLMJ

金がかかる。すべての方式の基本。

・高速点火:最新技術のPWレーザー(短時間・高強度レーザー)を使い、
中心まで直接レーザーを引き込み加熱。<<中性子増加は実験で確認済み。
だが、あまり物理理論が分かっていない未知のレベルの高強度レーザーのため、
技術的な岐路がある可能性がある。
(現在のところ、でかい技術の山の出現の確率は低いと思われるが、確率がたぶん低いだけで正直分からない)

中心点火より安いが、開発費が高い、かつ最新技術が必要なため、費用も問題。新しい分野
(阪大LFEX・アメリカのOMEGA-EPが設備は作ったが、まだ本格的には実験してない)

・衝撃点火 impact ignition
基本的な考え(ボコボコ状態の回避が目標)では高速点火と同じ。
違い1:ペタワットレーザーが不要。旧来の方式のレーザーを利用
違い2:未解明の超高強度レーザー>熱変換 の過程(高速点火の物理)が不要。
技術的な岐路があろうがなかろうが回避できる。
403名無しのひみつ:2009/08/07(金) 00:05:56 ID:8MINjrIW
概念自体は同じだが、高速点火=レーザーで加熱、衝撃点火=燃料片をぶつけて衝撃(圧力)で加熱
となり、似て非なる原理を使っている。

高速点火は、高圧な光子を色々な過程を経て物体の加熱に使う関係上、方程式がややこしい。
ペタワットは相対論的な高エネルギーレベルのため、専門家がある程度理論は出しているが
さらに高レベルでは未知の現象が確認されるかもしれない。

>このような相対論的な高密度高速電子束がプラズマ中でどのようにエネルギーを輸送す
>るかに関してはまだ十分解明されていない.

当然、レーザー>ペレット加熱までの方程式も多数あり、
高度で専門的な計算が要求される。(また、この式もより高レベルレーザーで使えるか未解明)

衝撃点火は、一方で今まで様々な研究がされているレイリーテイラー不安定性を
逆手にとって、逆に利用したもの。レーザーで圧力をかけて爆縮できることは分かっているので
それを自己鍛造弾 http://ja.wikipedia.org/wiki/自己鍛造弾
の原理?で高速な弾丸にする。<<資料中に書いてはなかったが、とても似ているので。

「レーザー光圧>物体圧縮」はこれも新しい分野だが、レーザー核融合の分野では古典的で
多数研究・実験されているため、とくに岐路はないと思われる。使用レーザーも通常のレーザー。
レーザー>圧縮は、今後の検討課題で、1500KM/sが目標だが、すでに開始から4年で1000KM/sまで
到達しているため、後は単純なレーザーエネルギーの問題かもしれない。
ペタワットレーザーのような新技術も必要なく、圧縮に必要な波長のレーザーを用意するだけで済む。

参考)衝撃点火の理論モデル
http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2007_10/jspf2007_10-814.pdf
404名無しのひみつ:2009/08/07(金) 00:20:05 ID:8MINjrIW
・衝撃点火と高速点火の違い

・高速点火の理論=相対論的な式が多数。レーザー>加熱は簡単そうに見えて難しい変換式・計算が要求される。<<新分野。
・衝撃点火の理論=ペレットの圧縮時にレーザーを使う際、ちょっと計算が必要だが、これもクリア済み。
あとは運動エネルギー式と、液体の状態方程式 PV=nRTの応用だけ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/状態方程式_(化学)

コンピューター計算が必要だが、ほとんど高校物理・化学の分野。
圧力を高くすれば、温度が高くなるのは比例関係なので、核融合温度まで加熱するには、弾丸をぶつければいい(超高圧=超高熱)
+運動エネルギー方程式(1000KM/sは速いが、相対論レベルでもないので、既存式が使える。=単純な計算 1/2mv^2の式は誰でも知っているでしょう。)

高速点火=大学の教授が研究するレベルの方程式多数利用。
衝撃点火=高校生でもだいたい分かるレベルの方程式の理論。

どちらが難易度が高いかは、分かっていただけただろうか。
今までさんざん高速点火の利点を強調してきた阪大だが、その高速点火以上に「簡単な」方式が登場した。
ある意味先生的に困るわけですね。「未知の分野」がないので、理論研究が終わってしまった。実につまらない。
405名無しのひみつ:2009/08/07(金) 02:19:39 ID:8MINjrIW
新方式:衝撃点火の方式の今後の影響。

まず、ドライバーレーザーが別に新概念のものでもなんでもないので、
既存設備が使える。NIFのレーザーでもちょっと改造すれば使えるはず。

NIFの中心点火用の設備を何とかして利用して核融合利得を稼ぎたいアメリカ人にとっては
眉唾ものの方式。 「古臭い?」中心点火設備が、最新理論の巨大設備になる可能性がある。
日本やばい?

あと、このスレ中でも「日本独自の理論!」とかでてたが、
今回実験のレーザー設備は、日本は張子の虎の激光12号とHiperじゃ波長とエネルギーが足りないらしく
アメリカ海軍研究所(NRL)のNIKEレーザー(250nm)を使って1000KM/s達成している。
当然NRLも詳細な実験データーを入手してる。技術的な進度差は、ほとんどない。
(そもそもベースとなる理論も簡略で、新装置とかもいらず、20年前のレーザーでも使えるため、コツもくそもないのかもしれない。>>これはいいこと)
406名無しのひみつ:2009/08/07(金) 03:12:15 ID:8MINjrIW
海外の動向

まず阪大は実際に中性子の100倍増幅を理論でなく実験で得ている。
これはすばらしい点。一段優位である。

次に海外の研究機関の動向だが(すばらしいものなら、当然海外の研究員も興味があるはず。逆になければ困る)

2003年に衝撃点火が発表され、相当インパクトがあったようだ。
2007年に若干方式が違うもののロチェスター大学がshock ignition方式を発表。阪大は1部分だけの金コーンを使っているが、
↑これは球体ペレットのでかくして、球体のまま外周部を圧縮して弾丸にする方式らしい(速度300KM/s)

あまり声を大にするのもなんだが、当然これは衝撃点火の応用・変形の1つである。
かくして、「圧縮用の燃料片を超高速でぶつけて高温・高圧にして威力を増幅」=レーザーから流体力学に
の新方式は、おもったより、海外でもものすごく研究が開始されているらしい。


NIFは、旧来、Q値が10いくかいかないかと見られていて、これじゃ点火には達するが、発電実証(Q=100必要)は難しいため
核分裂併用炉 LIFEの発表等を行い、少ないQ値で成果を出そうと四苦八苦していたんだが、
この方式で「既存設備」で、一気にQ=100近辺までいけるかもしれない。
これはとんでもないこと。提唱した阪大グループに1000億円くらいNIFはやるべきではないだろうか。それくらいの価値はある。

Shock ignition, an alternative concept
~120-250MJ may be possible with laser drive energies of 1-1.6MJ,
while gains of ~50 may still be achievable at only ~0.2MJ drive energy.
The scaling of NIF energy gain with laser energy is found to be G~126E(MJ)0.510.
http://hifweb.lbl.gov/public/LLNL-LDRD-refs2009/Perkins-PRL07.pdf

(アメリカ4000億円設備 NIFの旧来の予測 エネルギー増倍率 Q値は5〜10の見込みだった。)
それが衝撃点火により、Q=50からうまくいけばQ=126を達成できる! だそうだ

えらい変わりよう。マジで阪大のグループに感謝していることだろう。

下記の通り、研究がおおっぴらにされている。もはや「アジアの辺境の大学の1案」ではなく
国際レベルで衝撃点火が非常に有望な新方式と見込まれている。
http://hifweb.lbl.gov/VNLPAC2007/1110.Perkins_ion_dir_drv.pdf
Benefits similar to “fast-ignition”, but: (a) time/spatial requirements probably less
stringent, (b) uses same laser (no petaWatt compressor lasers req"d), (c) process
modeling more tractable with today"s database
「クソ欲しかったあの高速点火の効果がペタワットレーザーがない俺らのNIFの設備でできる?」

阪大の旧来からの提唱=直接照射もアメリカも本流で採用するかもしれない。
もはやエネルギーロスを犠牲にしての超均一性が不要になりつつある。

NIFはQ値を100にする技術なんて、当然のどから手がでるほどほしいので、研究しまくるだろう。
次は欧州だが、
407名無しのひみつ:2009/08/07(金) 05:20:14 ID:OZidynLb
>>404
>液体の状態方程式 PV=nRT

>1000KM/s

病院、逝け。
408名無しのひみつ:2009/08/07(金) 06:40:07 ID:8MINjrIW
欧州で計画中のHiPERは、まさに阪大が作りたい高速点火の巨大設備だが

高速点火でのHiPER設計プラン
http://ulis2007.celia.u-bordeaux1.fr/telechargement/Tuesday_PM/Atzeni_ULIS07-nomovies.pdf
132KJ圧縮 72KJ加熱で増倍率64 / 270KJ圧縮 72KJ加熱で増倍率114

衝撃点火でのHiPER設計プラン
Shock Ignition: an alternative scheme for HiPER
http://www.clf.rl.ac.uk/news/meetings/10th_fastignition2008/documents/wednesday/shock_ignition.ppt
180KJ圧縮 70KJ加熱で20MJ 増倍率80

高速点火設備をほぼ応用して、変わらないエネルギー増倍率と計算されている。
かなり詳細な測定をしているところから見ても、
設計段階で衝撃点火採用を本気で考えていることが分かる。

NIFはもちろん、HiPERの設計陣にも多大な影響を与えている。

中心点火設備も高速点火設備も、どちらでも採用可能な新方式といえる。
>>今後、欧州・アメリカで研究されまくりでしょうね。
何の方式だろうが研究のメリットがあります。

とくにNIFは従来方式でQ=10で、かつLife(核分裂ハイブリッド炉)で100〜500出す
って言ってたのに、衝撃点火だけで100だせたらどうすんだろ。
409名無しのひみつ:2009/08/07(金) 07:44:50 ID:8MINjrIW
2009年05月 フランスカダラッシュITER建設風景
http://yamada-shuzo.blog.drecom.jp/archive/143
まだ更地みたいですね。

2009年4月 P6 フランス レーザー核融合設備LMJの建設の全体像
http://www.ile.osaka-u.ac.jp/research/phi/AdvancedOptics/2009/lecture01_2.pdf
ほとんどできてますね。あとは内部のレーザーを建設するだけ?

↑「トカマク」がわが国は優れているからと、ITERの建設地を持っていったフランスがこれです。
なんじゃそれと。

〜〜〜〜〜
>>1の1000km/sを達成したアメリカ海軍研究所のNIKEレーザー
衝撃点火(日本版 impact ignition ロチェスター大学版 shock ignition)を両方実験中。
http://www.pppl.gov/colloquia_pres/WC10JUN09_SObenschain.pdf
阪大共同チーム実験の1000km/s達成の写真あり。

アメリカは研究チームも日本の数倍ってレーザー設備も種類も豊富で
OMEGA-EP(高速点火設備)もあるし、エネルギー省のDOEやNNSAのバックについてる
NIFが結構実験に使えそうだし、さらにはNIFの後の設備の予算も毎年200億円ついたそうだ。
10年で2000億もらえるわけですね。 アメリカ海軍が私的に核融合レーザー開発してるし。
自衛隊には間違ってもそんなことできないでしょうね。

うらやましいことです。
410名無しのひみつ:2009/08/07(金) 09:32:12 ID:EtHzb3xz
よくわからんけど、これ超汚染人何人殺せるの?
411名無しのひみつ:2009/08/07(金) 21:44:10 ID:8MINjrIW
対抗して出した、米 ロチェスター大が発表の衝撃点火方式(shock ignition)について

英文標題:Shock Ignition of Thermonuclear Fuel with High Areal Density
http://jdream2.jst.go.jp/jdream/action/JD71001Disp?APP=jdream&action=reflink&origin=JGLOBAL&versiono=1.0&lang-japanese&db=JSTPlus&doc=07A0565939&fulllink=no&md5=bf73b0cf60311ae46d060dc74c130d6f
Microsoft Powerpoint 論文内容
http://fsc.lle.rochester.edu/meetings/rochester2006/betti-Shock-ignition-UR/Shock-ignition.ppt

この方式は、通常よりかなり大きいペレットシェル(別素材)で外部を別レーザーで加熱して、材質の違いででる爆縮速度差を利用して
圧縮の瞬間に外部の革を弾丸のように内部に飛ばして、一気に高圧にする方法らしい。

中心部に1000km/sの弾丸を導出して、加熱点にする方法より、通常の中心点火より、高圧にして核融合利得を急上昇させる方式らしい。
弾丸の形状、方法は違うが、「NIF用」に特化した案だろう。とくに新機軸はつかってなく、ペレット形状・材質の問題。
核融合は、高温もそうだが、高密度にすることでも、大いに核融合利得が上昇する。

一度メインレーザーで発火したあと、急速に圧力・温度が低下しようとしているところに、2段目にレーザーではなく外部のシェル弾丸、をビタっとぶつけて
高圧・高温状態を持続させる。 核融合で発生するエネルギーは高圧・高温状態の積だから、
これで積が急上昇=高利得になる。<<少ないエネルギーで。

A high-pressure shock resulting from the collision continues to propagate to the central hot spot, leading to ignition.
(外部ペレットの)衝突で及ぼされた高圧の衝撃は、核融合につながる中央発火点の増殖を継続させる。

通常1山のグラフだが、2山になって、山の大きさが遥かに大きくなっている=高利得
ショックなし=温度5000万度→ショックあり1億度
ショックなし=圧力180Gbar→ショックあり600Gbar
核融合利得がこれでNIFの既存設備で50〜100にできる見込み。

衝撃点火・直接照射については、米海軍研究所NRLが鋭意研究中。
それと並行して、ロチェスター大のOmega EPで高速点火実験中(あの金コーン使ってる?)
中心点火はリバモアのNIF、リバモアにも高速点火を研究するチームあり

チームが多数あり、予算がペタワットレーザーだけに年間30億円だと。
リバモアは、またもう1個NIFを作れる予算を年額獲得済み。(年間200億円超)
アメリカはすべてのチーム・研究所が連携して有機的にレーザー核融合の研究をしている。

阪大は年間10〜20億程度で(これもやっと認められた)、研究はほぼ阪大チームのみ。
アメリカのロチェスター大のチーム1個分くらいか。
412名無しのひみつ:2009/08/08(土) 12:54:58 ID:2oWjeHuN
>>403-404
馬鹿?
413名無しのひみつ:2009/08/08(土) 21:52:11 ID:pmnirKGc
NIFの全編写真・絵・説明入りの参考資料
http://www-naweb.iaea.org/napc/physics/FEC/FEC2008/talks/t_s_1-5.pdf
これ見ればアメリカが何してるかだいたい分かる。
414名無しのひみつ
NIFが一部のビームを高速点火加熱用に改造(2009)
Advanced Radiographic Capability
https://lasers.llnl.gov/programs/psa/advanced_radiography/petawatt.php
petawatt Beamline on NIF

NIFも高速点火用に一部改造っすか・・ ちょっとNIFなめてた。

圧縮レーザーは高速点火・中心点火・衝撃点火だろうとあればあるほど高利得(点火状態)に近づくわけで
2MJクラスはやっぱいいよなー。
30億で10KJのぺタワットレーザーが作れるらしいので(大阪)
高速点火には70KJくらいあればいい? 200億ありゃ(NIF予算のたった1年分)、
阪大が2030年に欲しいとか言ってる設備がもうできちゃう。

ちょっとNIFをなめてた。やっぱ4000億の設備は伊達じゃないか。