【植物病理】ウイルスが決まった植物種にしか感染しないしくみを発見/農業生物資源研究所
1 :
白夜φ ★:
ウイルスが決まった植物種にしか感染しないしくみを発見
ポイント
・タバコに感染するウイルスが、同じナス科のトマトに感染しないのは、トマトの持つタンパク質が
ウイルスのタンパク質に結合してウイルスの感染を阻害するためであることを発見
・新たなウイルス抵抗性作物の作出につながると期待
概要
農業生物資源研究所は、タバコの病害ウイルスであるタバコマイルドグリーンモザイクウイルス
(TMGMV)が同じナス科のトマトに感染しない原因を解明しました。
ウイルスは、決まった植物種(宿主)にしか感染しませんが、その理由はわかっていませんでした。
今回、トマトのtm-1というタンパク質が、TMGMVの複製に必要なタンパク質に結合し、
その機能を阻害すること、そしてこの機能阻害がトマトにおいてTMGMVが増殖できない
主要な原因となっていることを明らかにしました。さらに、トマトにはtm-1タンパク質による
複製の阻害に加えて、TMGMVが植物体の中で増え拡がることを抑制する別の機構が
存在することも示唆されました。複数のウイルス増殖抑制機構が同時に存在することは、
ウイルスが容易には宿主生物種以外に感染できるように変異しないことをうまく説明します。
この成果により、「なぜウイルスは限られた範囲の宿主にしか感染しないのか?」という
植物病理学およびウイルス学における重要な問題を解く手がかりを得ることができました。
また、現在有効な抵抗性遺伝子が見つかっていない病害ウイルスについても、
非宿主植物種を調べれば、新規抵抗性遺伝子を発見できる可能性が示唆されました。
この成果の概要は、2009年5月4日の週に米国科学アカデミー紀要のオンライン版で公開されます。
(以下省略 ソース参照)
記事引用元: 農業生物資源研究所(
http://www.nias.affrc.go.jp/)
http://www.nias.affrc.go.jp/press/20090508/index.html ▽関連リンク
PNAS(
http://www.pnas.org/)
An inhibitory interaction between viral and cellular proteins underlies the resistance of
tomato to nonadapted tobamoviruses
http://www.pnas.org/content/early/2009/05/07/0809105106
2 :
名無しのひみつ:2009/05/14(木) 23:06:06 ID:7j5M95Q4
タバコを吸うけど、トマト嫌いな奴もコレと同じ?
3 :
名無しのひみつ:2009/05/14(木) 23:06:33 ID:NTp1jGFI
逆に利用されると恐いね
4 :
名無しのひみつ:2009/05/14(木) 23:20:04 ID:U0rvcRgI
またたんぱくか。守備範囲ひろすぎじゃね?
5 :
名無しのひみつ:2009/05/15(金) 00:19:21 ID:EgvIiImB
タバコモザイクウイルスはナス科全般に感染するよな。
今調べなおしてしまった。
6 :
名無しのひみつ:2009/05/15(金) 00:38:43 ID:3gMbYTEn
朝鮮人にしか効かない猛毒のウイルスを作ってくれ、もちろんワクチンは無しだ
7 :
名無しのひみつ:2009/05/15(金) 00:50:38 ID:gSdHqFro
トマトに無害でタバコに有害なら益ウィルスなのでは?
8 :
毒はくおっさん:2009/05/15(金) 01:08:35 ID:qxnZrzIU
9 :
名無しのひみつ:2009/05/15(金) 11:38:31 ID:gDbGmEtM
TMGMVの複製に必要なタンパク質に結合し、その機能を阻害すること
そのTMGMVの複製に必要なタンパク質は、ウィルスが注入するの?
10 :
名無しのひみつ:2009/05/15(金) 15:55:34 ID:zNdBHgHG
よくわからんのだが、宿主特異性って他の種では阻害される結果って事か?
逆になんで特定の種では感染が成立するんだろ。
ウィルスの方が阻害するタンパク質をかいくぐっているって事だよね。
11 :
名無しのひみつ:2009/05/17(日) 07:15:30 ID:DKKdEkZz
グエストグエスト