【生化学】筋肉が収縮する際に一定方向の力を生み出す仕組みを解明=阪大

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1 ◆KzI.AmWAVE @Hφ=Eφ ★

筋肉収縮、一定方向の力生み出す仕組み解明──阪大、分子センセーが制御
2009/05/11配信

 大阪大学の柳田敏雄教授と岩城光宏助教らは筋肉が収縮する際に一定方向の力を
生み出す仕組みを解明した。筋肉を構成するたんぱく質で常にふらふらと動いている
ミオシンに分子センサーが付いており、これが働いてタイミングよく別のたんぱく質に
結合することで力が生じていた。

 筋肉はミオシンとアクチンというたんぱく質2種で形成。それぞれは寄り集まり繊維状に
なっており、アクチンの上を、ミオシン先端のオタマジャクシのような頭部がステップを
刻むように行き来している。動力源は「ブラウン運動」と呼ぶ不規則なジグザグ運動で、
エネルギーを使わずに動き回っている。

 実験ではレーザー光でミオシン1個をつかまえてアクチン上を動かし体内での現象を再現。
ミオシンには特殊な分子センサーが付いており、センサーが働くとミオシン頭部がアクチンと
強く結合してアクチンを引き寄せる力が生じていた。

 ブラウン運動から動力となる一方向の力を取り出す仕組みになっていた。ナノテクノロジー
(超微細技術)を生かした微小機械などの開発につながる成果だ。柳田教授はナノサイズで
起きる筋肉の収縮機構に関する第一人者。米科学誌ネイチャー・ケミカルバイオロジー
(電子版)に11日掲載された。

日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news006459.html


Brownian search-and-catch mechanism for myosin-VI steps
Nature Chemical Biology
Published online: 10 May 2009 | doi:10.1038/nchembio.171
http://www.nature.com/nchembio/journal/vaop/ncurrent/abs/nchembio.171.html
2名無しのひみつ:2009/05/11(月) 23:49:42 ID:PKZI/pZJ
ビクッ
ビクッ
3名無しのひみつ:2009/05/12(火) 00:03:08 ID:9qVpQwxG
まさか俺が3?
やべっっはじめてかも…
嬉しいな。
4名無しのひみつ:2009/05/12(火) 00:03:53 ID:zYtfz3f/
なんかすごそうだな。
5名無しのひみつ:2009/05/12(火) 00:09:13 ID:X/0Qfq5t
もし、ブラウン運動を阻害する環境にいたら、力がはいらない状態なのか?
6名無しのひみつ:2009/05/12(火) 00:49:49 ID:KHPQ8P/6
整流器の発明と同じくらいえらい
7名無しのひみつ:2009/05/12(火) 01:04:38 ID:7+/nHs3d
この筋肉の分子モータの原理を利用して、ブラウン運動を利用した永久機関を作れる?
8名無しのひみつ:2009/05/12(火) 01:10:10 ID:5tAdPMYZ
よくわからんけど分子センセーってすげぇな
9名無しのひみつ:2009/05/12(火) 01:12:59 ID:1+ymXxN3
>特殊な分子センサー

さらに謎があるということ?
10名無しのひみつ:2009/05/12(火) 01:31:49 ID:0/X5Mq+p
ブラウンラチェットか。
11名無しのひみつ:2009/05/12(火) 01:44:52 ID:HayBvg05
ミオシンとアクチンでさえ結合しているというのに、
お前らときたら…
12名無しのひみつ:2009/05/12(火) 01:54:46 ID:jYFAklNG
このような特殊な働きをすることにだけ特化した無数の種類のたんぱく質分子が、DNAの統率の元ある意思に従っているかのように整然と固有の働きをする。
一つのDNAはいわばそのフィールド内でありとあらゆる化学反応を起こし、あたかも総合的な巨大な化学工場であるかの如くの存在だ。
タンパク質分子くらいに分子が複雑になれば、生物とまではいかないまでもこのように一つの「機械」であるかのように振る舞うことができる。
これは普通の物質分子には考えられない動きだ。

以上のイメージから想起されることは、やはり生物と「無生物」との明確な区分はないのではないのではないかということだ。
「核酸」とも呼ばれるDNA、またはRNAはそれ自体すでに「ウィルス」のレベルにあると言える。
13名無しのひみつ:2009/05/12(火) 01:58:21 ID:GE9UbdVN
マクスウェルの悪魔じゃないか
14名無しのひみつ:2009/05/12(火) 02:16:45 ID:7+/nHs3d
第二種永久機関が作れるかな。
15名無しのひみつ:2009/05/12(火) 02:42:08 ID:mdNya4g0
うげえ、筋肉は永久機関だったんだ。
16名無しのひみつ:2009/05/12(火) 02:43:56 ID:mdNya4g0
筋肉のセンサーを動作させるエネルギー>筋肉を培養、生成するエネルギー が可能なら永久機関ができるな
17名無しのひみつ:2009/05/12(火) 03:07:32 ID:0MGJ2zwW

動物の筋肉のエネルギー効率って、機械には真似できない究極のシステムだからね。
技術的な転用が出来ればすごいことになる。
18名無しのひみつ:2009/05/12(火) 04:27:58 ID:KEFl9NXh
レーザーを出す生物がどこに居るんだよ アホ草いインチキ研究
19名無しのひみつ:2009/05/12(火) 08:18:52 ID:lKNltQs3
>13 も言っているが、>1 の説明だとマックスウェルの悪魔だよな。
20名無しのひみつ:2009/05/12(火) 09:45:18 ID:E9U5Ch36
どんなに頑張っても本能の後追いって悲しいなw
21名無しのひみつ:2009/05/12(火) 14:29:36 ID:vmuU6epw
ブラウン運動からエネルギーを取り出すことに成功したら
内燃機関の発明くらいすごいことになりそうだ
22名無しのひみつ:2009/05/12(火) 14:56:06 ID:+s/vJ1A0
キネシンの広川、ミオシンの柳田
23名無しのひみつ:2009/05/12(火) 15:26:19 ID:BmOVRw6X
もうちょっとしたらポリマーリンゲル液採用のアーマードトルーパーが実用化
出来るのか・・・。
ローラーダッシュとアームパンチも是非。
24名無しのひみつ:2009/05/12(火) 15:55:39 ID:0RziTlHP
>>13
>>19
ソースにかかれた説明がちょっと良くない。
ATPの加水分解を使ってるから、マックスウェルの悪魔という訳じゃない。
25名無しのひみつ:2009/05/12(火) 17:43:22 ID:EVmpPSvu
筋肉ぱねぇ
ナノテクってレベルじゃねーぞ
26名無しのひみつ:2009/05/12(火) 20:39:52 ID:uqYwP07/
進化ぱねぇ
27名無しのひみつ:2009/05/12(火) 22:52:20 ID:CUtram0N
生物すげぇ
28名無しのひみつ:2009/05/12(火) 23:02:19 ID:cogiwoPN
分子先生

だれもここに突っ込まない
さすが科学板
俺たちにできないことをさらりとやってのける
そこにしびれもしないし
あこがれない
29名無しのひみつ:2009/05/12(火) 23:07:17 ID:yGkRBmpu
分子センセーフイタwww
30( ;‘e‘)チャーニィたん ◆charny.4eA :2009/05/13(水) 08:54:11 ID:uaxgjLll BE:364451999-S★(508940)
( ;‘e‘)( ;‘e‘)<他人の体にレーザー光をあててミオシンを制御してやりたい
31名無しのひみつ:2009/05/14(木) 21:56:32 ID:j94A+qUC
分子先生パネェっす。
32名無しのひみつ:2009/05/18(月) 02:46:58 ID:NyRNIt8w
ブラウン運動から収縮運動のエネルギーを抽出するってことは、肉を加熱すると縮むのも同じ原理?
33名無しのひみつ:2009/05/18(月) 10:01:06 ID:vnzehAtq
永久機関、永久機関いってるが,実現したとして見かけ上の投入エネルギーより大きな出力エネルギーを得られるからそうであって実際には投入エネルギー>出力エネルギー
画期的なことには変わりないけど(´・ω・`)
34名無しのひみつ:2009/05/18(月) 15:58:54 ID:geBDDPMq
いや、この筋肉の分子モータに限ったことをいってるわけじゃない。
原理的に熱力学の第二法則を覆す分子モータを開発できるってことだ。
35名無しのひみつ:2009/05/18(月) 18:44:28 ID:rv1xTC1H
>>34
原理的に熱力学の第二法則を覆す事は出来ないよ。

進むべき方向にブラウン運動した時により高い確率でエネルギーを使って進むだけだから、
エネルギーを使うことに代わりはない。
36名無しのひみつ:2009/05/18(月) 18:51:40 ID:geBDDPMq
進むべき方向にブラウン運動した時にそのブラウン運動のエネルギーを
取り出して進めれば熱力学の第二法則を覆すことになる。
37名無しのひみつ:2009/05/18(月) 18:53:16 ID:geBDDPMq
分子中の熱エネルギーを運動エネルギーに変換できるという時点で
熱力学の第二法則は覆ったようなものだ。
38名無しのひみつ:2009/05/18(月) 19:23:53 ID:5QRauB5U
錐内筋がつった。
痛いよう。
39名無しのひみつ:2009/05/18(月) 19:35:58 ID:rv1xTC1H
>>36
使うのはブラウン運動のエネルギーじゃなくてATPの加水分解エネルギー。
しかも、正しい方向に進んだ時に加水分解が起こりやすくなるだけ。
だから第二法則は覆らない。
40名無しのひみつ:2009/05/18(月) 21:11:50 ID:geBDDPMq
ブラウン運動のエネルギーも使われてるだろ。
41名無しのひみつ
>>32
違う。
縮むのは加熱すると蛋白質が変性するから。