【医学】膠芽腫のモデルマウスを作成　脳細胞にがん関連遺伝子を導入する方法で

膠芽腫の新モデルマウス開発＝悪性脳腫瘍、特徴をよく再現−米研究所など

　脳腫瘍（しゅよう）の中でも非常に悪性の膠芽腫（こうがしゅ）のモデルマウスを、脳細胞に
がん関連遺伝子を導入する方法で開発したと、米ソーク研究所の丸本朋稔研究員（現国立
病院機構神戸医療センター脳神経外科医師）らが６日までに米医学誌ネイチャー・メディシン
電子版に発表した。

　ヒトの膠芽腫切片を免疫不全マウスの脳に移植する従来のモデルマウスに比べ、病理が
ヒトの膠芽腫により近い状態を再現した。主に大人で発症する膠芽腫は、有効な化学療法や
放射線療法ができず、手術で摘出しても再発するなどして、患者が１年程度で死亡することが
多い。発症原因を解明し、新しい薬や治療法を開発するのに役立つと期待される。
（2009/01/06-14:31）

時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009010600481


Development of a novel mouse glioma model using lentiviral vectors
Nature Medicine Published online: 4 January 2009 | doi:10.1038/nm.1863
http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/abs/nm.1863.html

ここ最近確実に倫理がゆるくなっていってるな。
その内手を三本にすると仕事がはかどる！！とかやりそうだ。

>>2
シャム双生児とかで、3本腕を上手く使いこなして、
一般人より効率良く仕事を捌いてる例とか無いんだろうか？

遺伝子操作でマウスの脳細胞を母細胞とした膠芽腫と
人間の膠芽腫細胞を移植増殖させたものを治療研究した場合
後者の方が有用性があるように思うのは私だけ？ｗ

>>4
免疫不全マウスを使う必要が無いことがポイント

＞＞４
人間の膠芽腫細胞を免疫不全マウスに移植増殖させたものを使って、
みんないままで治療研究を行ってきた。そして、免疫不全マウスに移植増殖
させた脳腫瘍はある有望な薬剤を投与すると、劇的に効果があって腫瘍が消えた。
ところが、その薬剤を実際に膠芽腫の患者に投与しても全く効かない。
このように、人間の膠芽腫細胞を免疫不全マウスに移植増殖させたモデルは、
治療研究に適していない。
だから、新しい薬剤を発見するには、新しいモデルマウスが必要なのかもね。