【物性】ナノチューブにスイッチング機能、ドイツの大学が発見

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1 ◆KzI.AmWAVE @Hφ=Eφ ★

ナノチューブにスイッチング機能、ドイツの大学が発見(2008/12/03)

 ドイツKarlsruhe Institute of Technology(KIT:カールスルーエ工科大学)の科学者らは、
新たな電子部品の開発に応用できる可能性がある物理現象を偶然発見した。
この現象を利用すれば、ナノチューブの導電性を制御できるという。

 KITのInstitute for Nanotechnology(INT)の科学者らがナノチューブに電子を照射したところ、
非常に小さく、輪郭(周囲との境界)がはっきりした領域において、導電性が1/1000に減少した。
その後、高電圧を印加するとこの現象は反転し、ナノチューブの導電性が再び元に戻った。

 INTの研究者であるRalph Krupke氏は、「(導電性が減少する)この現象は、比較的簡単に
発生させたり反転させたりでき、それを繰り返すことも可能である」と説明する。
また、 Krupke氏とともに研究に取り組むChristoph Marquardt氏は、「この現象は、今までに
ない新たな電子部品の実現に応用できる可能性がある。今回の発見は、コンピュータ・チップ
におけるナノチューブの活用方法に大きな影響を及ぼすことになるだろう」と述べた。

 今回の発見をもたらした実験で、科学者らは電極の間に1本のナノチューブを配した、
トランジスタに近い素子を作製した。酸化膜が基板として機能する。この結果、非常に高い
抵抗を持つ、約10nmと微小な領域を発生させることに成功した。

 Krupke氏は、この微小領域を「量子ドット」と呼ぶ。これまで一般に、いわゆる「量子ドット」を
電子回路に組み込むのは、かなり大掛かりな取り組みが必要だった。今回の量子ドットは、
スイッチをオン/オフできるという機能面ではトランジスタにかなり似ているが、トランジスタに
比べて大幅に小さい。

 KITの科学者らは、今回の現象が生じる理由は基板にあると分析する。すなわち、電子の
一部が酸化膜の内部で「スタックした(捕らわれた)状態」になるからだという。スタック状態に
陥った電子は、ナノチューブを流れる電流を遮断し、局所的に絶縁された領域を作り出す。
高電圧を印加すると、スタック状態に陥っていた電子が「吸引力によって解放」され、
再び電流が流れるという。

 なお、今回の研究は、ドイツ研究基金(DFG)が設立した「Center for Functional Nanostructures」
の支援を受けて実施された。
(Christoph Hammerschmidt:EE Times Europe、翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan)
http://eetimes.jp/article/22598/
2名無しのひみつ:2008/12/03(水) 18:16:42 ID:RQ8vLvQZ
小型化に役立つ。
3名無しのひみつ:2008/12/03(水) 18:18:42 ID:Z0+vgH3v
ほほう これは面白そうだ
4名無しのひみつ:2008/12/03(水) 18:21:44 ID:nwIaN1I0
量産方法が疑問
5名無しのひみつ:2008/12/03(水) 18:23:19 ID:4ppNUeCi
これは行けそうだな、期待しておこう。
6名無しのひみつ:2008/12/03(水) 18:30:55 ID:1sciBICW
まったくわからん!
7名無しのひみつ:2008/12/03(水) 18:37:02 ID:JkXRWGWX
マチ子しぇんしぇぇ
8名無しのひみつ:2008/12/03(水) 18:55:59 ID:7KFaFz9Y
>>6
論理演算ができる、それも微小領域の量子で。
9名無しのひみつ:2008/12/03(水) 19:07:59 ID:A4AobcDp
量子コンピュータ来たー!!
10名無しのひみつ:2008/12/03(水) 19:27:33 ID:e6ZLFieP
おーい、やっぱ基礎研究って圧倒的に重要だぜ。
政府が馬鹿ばっか、官僚が文系ばっかだと、
こういうジャンルを全部海外に持ってかれて、
イチイチイチイチ高いライセンス料を払い続けることになるんだぜ。
それは大いに「国益」を損ねると思うんだが、どうよ。
11名無しのひみつ:2008/12/03(水) 19:33:50 ID:g4rrTbAP
文系は使えない連中が多いからね。口はうまいけど。テレビのコメンテーターと
同じだよ
12名無しのひみつ:2008/12/03(水) 19:50:18 ID:hJEBd+6L
次はnandゲートでも作ってみよう。
13名無しのひみつ:2008/12/03(水) 20:54:00 ID:Vfe+q3Pr
理系の知ったかぶりwww
14名無しのひみつ:2008/12/03(水) 21:17:11 ID:nwIaN1I0
1つのスイッチを作ったところで、量産不可能な時点で
空気中の酸素と同じぐらい重要だが、誰も凄いとは思わない。

STM技術で原子を1個づつ操作できて世界最小の文字とか
新聞に載っていた時期があったよな。
でそれで製品作れる?ここが重要
コンピュータを作れるとして、1台作るのに何千年かかる?
15名無しのひみつ:2008/12/03(水) 21:18:10 ID:hq9ql8v5
しかしこういう素子って現在の集積回路とは全く別の製造方法を一から開発しなければならないような気が…
実用化まで何年かかるのだろう
16名無しのひみつ:2008/12/03(水) 21:20:59 ID:v1Cw5gRo
これはかなり面白い発見じゃね?
17名無しのひみつ:2008/12/03(水) 21:29:12 ID:7unfKWyv
以前ナノチューブでラジオ作ってたのあったじゃん
検波できるんならスイッチングもできて当然な気もするが
18名無しのひみつ:2008/12/03(水) 21:32:58 ID:TaTfe8rl
高電圧ってどれだけ印加すればいいのん???
19名無しのひみつ:2008/12/03(水) 21:52:07 ID:6mVogoMm
>>10-11
その文系が理系の教授にご意見をうかがってるのに教授たちは大したこと提言できないってことか
現状はどっちに問題があるんだろうね
20名無しのひみつ:2008/12/03(水) 22:02:53 ID:CrAjReHL
CNT万能杉ワロタ
21思いっきりスレチwスマソ:2008/12/03(水) 22:03:57 ID:OQ8P/5u1
>>10
1年位前だったか、まったくもって同じような憂いをエライ先生に問うてみた。
まあ結論から言うと、文系ばかりのファッキン官僚なんかは、今後、理系を40%強まで増やすようになるとの事だった。
もちろんそれはジャッキー急に方向転換するわけではないので、今後20年30年とかかかるのだろうが(ハハ、その頃にはもう先生逝ってるわな)。

22名無しのひみつ:2008/12/03(水) 22:04:15 ID:jHS2W2PF
>>14
量産技術に繋がるまでの基礎研究だろ。
その価値を認めないと量産化技術までにはとても行きつかないよ。
23名無しのひみつ:2008/12/03(水) 22:11:22 ID:Gp4asNe5
文系・理系って分類自体がw
論理的じゃないのはどこにでもいます
24思いっきりスレチwスマソ:2008/12/03(水) 22:11:27 ID:OQ8P/5u1
>>11
それはな、その教授連中とやらも八百長レースに命賭けてるからさwww
「甘い汁を吸うために」「必死」なのさwwwちゃんちゃらおかしいだろ??
だからさ、こんなママゴトにうつつを抜かして国益としては甚大なロスなんじゃねえか?って事も含めて訊いたのさ。
文系の歌会状態なんだぜwww
けどな、理系ばっかりだとギクシャクして組織がうまく立ち行かないのよwww
25名無しのひみつ:2008/12/03(水) 22:19:46 ID:KgKNrPnm
>>14
それは「字を書く技術」であって、「字を量産する技術」じゃなかったから。
もし「分子サイズの字」に需要があるなら転写技術も開発されただろうが、
需要はなかった。あくまで技術デモンストレーションだったから。
それだけだ。
分子サイズの回路なら需要はあるし、量産技術も開発されるだろう。
26名無しのひみつ:2008/12/03(水) 22:21:57 ID:9wqXVs7u
>>24
お前次の衆院選立候補しろよw
一票入れてやるぜ〜
27名無しのひみつ:2008/12/03(水) 22:22:17 ID:FEz+Uub+
つっても5年もすりゃ25nmmぐらいの回路は出てくるんだろうが
28名無しのひみつ:2008/12/03(水) 23:12:47 ID:cD5E1ITv
面白そうだと思ったらまた量子ドットか

いい加減俺にも量子ドットが分かるような説明書できないかな
29名無しのひみつ:2008/12/04(木) 00:07:58 ID:r5qSuvMB
どのぐらいの電圧なのかな?
5Vくらいだったら実用的だと思うが…。
30名無しのひみつ:2008/12/04(木) 04:41:49 ID:1vI9RVF+
>>10
文系じゃない官僚もいるんだけど霞ヶ関では勢力が弱すぎるな。
31名無しのひみつ:2008/12/04(木) 04:49:47 ID:CSKFf12a
ようつべのライバル?
32名無しのひみつ:2008/12/04(木) 10:09:18 ID:k+SYQi43
>>30
国民が予算削減要求してっから、そんなの関係なくね?
いや、広報活動が悪いからと言われたら知らないが
33名無しのひみつ:2008/12/04(木) 10:22:39 ID:56dnSdKw
日本の研究開発費は不況期に大幅に増額されたよ。
34名無しのひみつ:2008/12/04(木) 10:38:15 ID:ueJlYu6l
俺は素人すぎて直ぐにシリコンウェハーに代わる次世代CPUの道が開けたんじゃないかって夢みたいな事考えてします。
あぅうう!!!
35名無しのひみつ:2008/12/04(木) 12:34:13 ID:ZAPrLv1T
>>8
ウェアラブルPCが、出来るのか?すっげー!
外でもパソコン出来る!でも、田舎だから、行くとこねー
36名無しのひみつ:2008/12/04(木) 22:00:07 ID:qUhfYYuh
>>33
100円が200円になったところで・・・
37名無しのひみつ:2008/12/04(木) 22:19:47 ID:56dnSdKw
>>36
100円?日本の研究開発費は世界最高水準だけど。
今まで少なかった政府R&Dが劇的に増加したんだ。
38名無しのひみつ:2008/12/04(木) 22:25:08 ID:Qlt8+7to
ドイツの技術は・・・すごい
39名無しのひみつ:2008/12/04(木) 22:30:37 ID:5SMoStpU

ネット上に発表した著作物の著作者証明
http://blog.downburst.net/?eid=798276
40名無しのひみつ:2008/12/05(金) 00:27:10 ID:SD3as7gz
科学板は、軌道エレベータとカーボンナノチューブ好きだな・・
41名無しのひみつ:2008/12/05(金) 01:13:40 ID:sN33jSW+
>>7
スイッチング!真知子先生?
42名無しのひみつ:2008/12/05(金) 02:36:29 ID:ai+9aknI
>>40
ああ、大好きだ。
夢とロマンにあふれてるんだ。
43名無しのひみつ:2008/12/05(金) 03:16:44 ID:C7odeKRi
へぇ、面白いな
まだまだ応答速度とか耐久性とか色々あるだろうけど、
それでも面白い
44名無しのひみつ:2008/12/05(金) 04:23:19 ID:kjB580pK
え、これやばくね?
45名無しのひみつ:2008/12/05(金) 10:01:08 ID:WWZPAiwk
そろそろ飯島澄男にノーベル賞来ないかね?
46名無しのひみつ:2008/12/05(金) 10:15:28 ID:xwav/xlj
>>14
の頭の悪さに驚愕した。こういう論理を平気で口に出すって、
まともな社会生活送れてるのかな。


47名無しのひみつ:2008/12/05(金) 19:05:08 ID:llTiQ/ZZ
中卒ニートに決まってんだろ
48名無しのひみつ:2008/12/05(金) 21:00:55 ID:LwhpCq/a
なのつべ
49名無しのひみつ:2008/12/06(土) 18:17:03 ID:uToI7Chw
>>48
ナベツネみたいで何か嫌
50名無しのひみつ:2008/12/06(土) 18:37:18 ID:vqGfflH0
電子の起動も飛び飛びだから、ある意味ナベアツ
51名無しのひみつ:2008/12/06(土) 19:34:37 ID:AinaKfpI
>>37
無駄な研究が沢山あるんだな
だいたい日本は大学多すぎ
52名無しのひみつ:2008/12/06(土) 21:17:46 ID:wkSkI2eo
予算増えたといっても近視眼的役に立つ研究をできる特定のところにドバッと入れてるから
乱高下が激しく、人材や基盤が育たない
育てる気もない
53名無しのひみつ:2008/12/06(土) 23:24:28 ID:JaOogNzF
まぁ、日本人のノーベル賞は小柴さんと民間の田中さんを除けば一般的ないわゆる「講座費」でやった研究だからなぁ
54名無しのひみつ:2008/12/07(日) 05:25:04 ID:C9Hfo1s4
>>51
少なくとも、小学生レベルの算数もできない「大学生」なんてのは要らんよなぁw
55名無しのひみつ:2008/12/07(日) 09:30:31 ID:exAkN2ca
>51
ある研究が無駄な研究かどうかは現時点ではわからないだろ
無駄かどうかは過去を省みたときに初めてわかるものだ
それに人がやる以上無駄なものが入り込むのは仕方ないと思うが

お前はそんなに合理的に日々を過ごしているのか?
56名無しのひみつ:2008/12/07(日) 11:50:03 ID:KzZwarFe
>>51
無駄な研究と言われながらクラゲを集めた人がノーベル賞もらった件
57名無しのひみつ:2008/12/08(月) 02:55:52 ID:Z2dZgiwj
文系のほとんどが不要。
58名無しのひみつ:2008/12/08(月) 06:37:16 ID:C1f+WtEV
哲学、法学、経済学
この三つは必要
59名無しのひみつ:2008/12/08(月) 06:58:24 ID:xmvWSby/
炭素の特性がまた一つ見つかったわけだ、炭素おもしろいなあ
60名無しのひみつ:2008/12/08(月) 11:39:58 ID:ahe7WY+P
記憶障害を救う、シリコンチップの人工海馬
http://wiredvision.jp/archives/200410/2004102601.html

また一歩近づいたな
61名無しのひみつ:2008/12/08(月) 19:20:51 ID:f/hEzXFm
大丈夫、民主党が政権を取った暁には、増えすぎた研究開発費をしっかり削って、
俺たち庶民の生活を楽にする為の予算に回してくれるから。もう少し。頑張ろう。
62名無しのひみつ:2008/12/08(月) 20:48:11 ID:LnC3XQHc
日本は技術立国じゃなければフィリピンと同様でございます。
63名無しのひみつ:2008/12/09(火) 20:39:26 ID:aNEI0EDm
こういうの良く有るけど、結局アッセンブリ出来ないんだよな。
でも頑張ってほしい。
64名無しのひみつ:2008/12/11(木) 22:08:42 ID:7nTBdltR
>>28
古いがスーパーマリオを思い出してくれ。
「足場 穴 豆の木 穴 足場」という状況ならマリオはとりあえず
ジャンプしてずっと上に伸びているはしごのどこか一部に触ればそこ
を足場にして反対側にいける。でも量子ドットの中ははしごでなくて
上下するエレベータのようにマリオ(電子)には見える。これがドッ
トの中のエネルギー準位が離散化しているということ。マリオ電子マ
リオはそのエレベーターが適切な高さ(ポテンシャル)に来ないと今
いる足場(電極1)から向こうの足場(電極2)に飛び移れない。実
際はエレベーターの高さはゲートの電位が決めている。
65名無しのひみつ:2008/12/31(水) 14:49:18 ID:mKCuASP8
    _、,_
 @(⊂_  ミドイツ人が発明
 ↓
 A(´_⊃`) アメリカ人が製品化
 ↓
 B ミ ´_>`)イギリス人が投資
 ↓
 Cξ・_>・)フランス人がデザイン
 ↓
 D(´U_,`)イタリア人が宣伝
 ↓
 E( ´∀`) 日本人が小型化もしくは高性能化に成功
 ↓
 F( `ハ´) 中国人が海賊版を作り
 ↓  _,,_
 G<ヽ`д´>韓国人が起源を主張
66名無しのひみつ:2009/01/04(日) 22:33:30 ID:qSLGY0ZA
タイトル読んで>>1読んでここまで意味不明だったのは初めて。
記者が悪いのかオレが悪いのか・・・
67名無しのひみつ:2009/01/13(火) 02:48:10 ID:GJrenTgy
CNTチート過ぎるwww
68名無しのひみつ:2009/01/13(火) 03:08:42 ID:f9itmaJg
炭素コンピュータですね!
69名無しのひみつ:2009/01/13(火) 03:12:05 ID:yMaWwB3P
シリコンの9nmプロセスルールがすでに開発段階なのに
10nmのナノチューブトランジスタに満足できるのかな?
70名無しのひみつ:2009/01/15(木) 12:38:55 ID:I6b5HVaT
>>69
トランジスタのサイズ>プロセスルール
71名無しのひみつ:2009/01/15(木) 12:55:34 ID:eVzBt9QC
よっッシッ!
今から炭素を買い占めだ!
72名無しのひみつ:2009/01/15(木) 16:19:08 ID:Qz+FowcI
高分子コンピュータは(・∀・*)っ/凵⌒マダァ?
73名無しのひみつ:2009/01/15(木) 20:54:11 ID:c0ouVdC6
>>55
>>56
無駄かどうか分からないからと言って
いくらでも研究を増やしていいことにはならんだろ
「いつか使うかもしれないから」では部屋はゴミだらけになるばかりだ
74名無しのひみつ:2009/01/16(金) 04:41:46 ID:tSMwJk94
勿論それなりに有望と思われてる物を研究してるに決まってるだろ……
予算は有限なんだから。
75名無しのひみつ
>>73
役に立たないかもしれないなら研究しないほうがいい・・・なんてのは2番手以下の理屈だろ