【植物・遺伝子】約7,300種のシロイヌナズナ新規ノンコーディングRNAを同定 −理研

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1 ◆NASA.emcN. @びらぼんφ ★
独立行政法人理化学研究所は、シロイヌナズナのタイリングアレイを用いて乾燥・
低温・塩などのストレス下で発現する新規のノンコーディングRNA(タンパク質を
コードしない転写産物)7,328種を大量同定しました。

これは、理研植物科学研究センター(篠崎一雄センター長)植物ゲノム発現研究
チームの関原明チームリーダー、松井章浩特別研究員、生命情報基盤研究部門ら
による研究成果です。

植物には移動の自由がないため、乾燥・低温・塩などの環境ストレスに対して
適応する能力を持っています。研究チームは、植物の環境ストレスに対する応答
機構に関して分子レベルの解析を行ってきました。

今回、シロイヌナズナのタイリングアレイを用いて解析を行い、データをARTADE法に
より解析し、乾燥・低温・塩などのストレス条件下で発現するノンコーディングRNAを
7,328種類と大量に同定しました。

ストレス応答性のノンコーディングRNAの多くは、タンパク質をコードする遺伝子
(センス鎖)の反対鎖に存在するアンチセンスRNA であることを見いだしました。
さらに、アンチセンスRNAとセンスRNAのストレスに対する発現量の変化が、同様の
発現傾向を示すという正の相関関係が存在することも明らかにしました。

また、ストレス応答性のアンチセンスRNAの生成メカニズムを解析した結果、ストレス
応答性のCYP707A1遺伝子では、アンチセンスRNAの発現にセンスRNAの発現が
必要であることがわかりました。

本研究は、植物の乾燥・低温・塩ストレス下でのトランスクリプトームをタイリングアレイを
用いて初めて網羅的に解析したものです。シロイヌナズナに存在する乾燥・低温・塩ストレスに
より発現応答する遺伝子や転写産物を、すべて明らかにしました。

同定した遺伝子および転写産物の情報は、すでに理研のホームページで公開しています。
世界中の研究者が利用することで、環境ストレスに対する適応のメカニズムの解明が進み、
将来ストレス耐性作物の作出への利用が期待されます。

本研究成果は、日本植物生理学会の学術誌『Plant and Cell Physiology』(8月号)に
掲載されます。

ソース:http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080716/detail.html
ダイジェスト:http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080716/index.html
画像:
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080716/image/02.gif
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080716/image/04.gif

【参考】
公開データベース
■理化学研究所HP
Supplemental Data
http://pfgweb.gsc.riken.jp/supplements/matsui001/
■Omnic browse
http://omicspace.riken.jp/gps/
2実習生くん:2008/07/16(水) 17:58:38 ID:LTpN46Is
セリナズナゴギョウハコベラホトケノザスズナスズシロ
3名無しのひみつ:2008/07/16(水) 18:00:24 ID:jRgbACFB
やっぱりNAISTは凄いね
4名無しのひみつ:2008/07/16(水) 20:03:25 ID:SGnOsz1+
なぜPCP?
賞狙いか?
5名無しのひみつ:2008/07/16(水) 20:14:49 ID:qUql792s
また多くのピペドが犠牲に
6名無しのひみつ:2008/07/16(水) 22:50:57 ID:gQ8XL/xp
どどどど童貞ちゃうわ!
7名無しのひみつ:2008/07/16(水) 23:26:02 ID:52Yoka5B
俺、ピペット童貞。
いつか彼女が出来たら、クリキャップに使ってやるんだ
8名無しのひみつ
よくわからんが、全部なんか機能があるのか?
単に転写されているだけなもの?