【医学】胎児期の不飽和脂肪酸代謝不全を示唆する統合失調症の遺伝子を発見

　幻覚や妄想などの症状が出る統合失調症の発症に関与するとみられる遺伝子を、理化学研究所の
吉川武男チームリーダー（精神医学）を中心とするグループがマウスの実験で突き止め、１３日付の
米科学誌に発表した。

　この遺伝子は、脳でドコサヘキサエン酸（ＤＨＡ）などの不飽和脂肪酸と結び付くタンパク質をつくる
「Ｆａｂｐ７」。脳が発達する胎児期にこれら脂肪酸が不足したことが、発症に影響している可能性を示す。
確認されれば、妊婦への栄養指導による発症予防にも道を開くという。

　グループは、大きな音を聞く直前に小さな音を聞くと、通常は大きな音だけのときより驚き方が小さく
なるのに、統合失調症患者では驚きが変化しにくいことに着目。マウスの中にも患者のように驚きが
変化しにくいタイプを見つけ、正常に反応するマウスと比較し、この反応をつかさどる遺伝子がＦａｂｐ７
であることをまず突き止めた。

　この遺伝子は通常、脳の発達期に働きが高まり、成長後は低下するが、驚き方が変化しないマウス
では逆に、脳発達期に働きが低下し、成長後増加していた。Ｆａｂｐ７を持たないマウスをつくって調べると、
脳の発達期に神経細胞の増殖が低下することも分かった。

　さらに、死亡した大人の統合失調症患者の脳でもこの遺伝子の働きが高まっていたことなどから、
グループは原因遺伝子の１つと判断した。

産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071113/trd0711131012001-n1.htm


理化学研究所プレスリリース
胎児期の不飽和脂肪酸代謝不全を示唆する統合失調症の遺伝子を発見
- 統合失調症の病因解明・治療・発症予防に新たな道 -
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2007/071113/detail.html

２

魚食べたらいいのか？

魚を食べて防げるなら、疫学調査でとっくの昔に突き止められて
いそうなものだが・・・他にも原因遺伝子はありそうだな

ppiか

こんな実験系よく思いつくな

いや頭蓋骨にイワシ詰め込むんだよ

統失は母親の栄養失調が原因ですか＾＾

そういうことならDQNの家庭に統合失調症がたくさん出そうだけど、
そうでもなさそうだから違うんじゃないかと。

TVのバラエティ番組で「DHAなどの不飽和脂肪酸は頭にいい」って事のネタにされそうだな。

みのもんた：「やっぱり魚を食べると頭がよくなる」

>>4
いや、統合失調症の症状の重さに人種差があって、
食物中の脂肪酸の割合に相関があるって話は、疫学調査があるみたい。
（本で読んだことがアル）

遺伝子に、システム上の障碍の原因を求めようとするのは、
いいかげん前近代的な科学の方法になってるんだけどな。
細胞組織の生理の問題だよな。

わざわざ結果のでない研究やって研究費を誘導消費するのは
いまや科学研究詐欺みたいなものだよ。

魚が摂れない山間部では、等質って多かったのかしらん
もしそうなら、もっと早くにこういう研究がされてても良さそうだ