【エネルギー】人工衛星で集めた太陽の光を大出力のレーザーに変換して地上に送る

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1 ◆KzI.AmWAVE @Hφ=Eφ ★

宇宙の太陽光利用 新技術開発

人工衛星で集めた太陽の光を大出力のレーザーに変換して地上に送る新しい技術の開発に、
大阪大学などの研究グループが成功しました。将来的には1つの衛星から原子力発電所1基分の
エネルギーを送ることができる画期的な技術として注目されています。

http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/03/k20070903000135.html

この技術は、大阪大学レーザーエネルギー学研究センターと独立行政法人「宇宙航空研究開発
機構」などが共同開発しました。人工衛星で太陽の光を集めて地球に送ることができれば、
天気に左右される太陽光発電などと違って常時エネルギーとして使えますが、宇宙から地上まで
エネルギーを送るための技術が課題になっています。

研究グループは、太陽光からレーザーを発生させる装置にクロムとネオジウムという金属を一定
の割合で混ぜたセラミックを使うことで、光のエネルギーの42%をレーザーに変換することに成功
しました。これは従来の変換技術より4倍以上も効率がよく、実用化されれば、赤道の上空
3万6000キロの静止軌道に打ち上げた1つの人工衛星から出力100万キロワットの原子力
発電所1基と同じエネルギーを送ることが可能で、地球温暖化対策やエネルギーの安定供給に
役立つ画期的な技術として注目されています。

グループのリーダーで財団法人「レーザー技術総合研究所」の今崎一夫主席研究員は「季節や
時間帯に関係なく、24時間、太陽エネルギーを利用するための突破口になると思う」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/03/d20070903000135.html