【免疫】T細胞受容体からIL-4受容体への信号伝達を制御する分子を特定

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1 ◆KzI.AmWAVE @Hφ=Eφ ★

免疫反応の「制御役」特定 アレルギー構造解明 九大研究グループ

 ぜんそくや花粉症、アトピー性皮膚炎の原因となるアレルギー反応を制御する分子メカニズムを、
九州大生体防御医学研究所の福井宣規(よしのり)教授(免疫遺伝学)らの研究グループが
世界で初めて解明し、2日付の米科学誌ネイチャー・イムノロジー(電子版)に発表した。
アレルギー疾患の研究や、リウマチなど自己免疫疾患の治療への応用が期待される。

 抗原(ダニや花粉、食物などアレルギー反応の原因)が体内に入ると、免疫をつかさどる
ヘルパーT細胞(リンパ球)は、侵入物を直接攻撃するTh1細胞やTh17細胞、抗体を使って
排除するTh2細胞に分化。ヘルパーT細胞のバランスが崩れ、Th1細胞やTh17細胞に
過度に偏ると自己免疫疾患、反対にTh2細胞が増えすぎるとアレルギー疾患に陥る。

 インターロイキン4と呼ばれるサイトカイン(細胞間の情報伝達をするタンパク質)がTh2細胞への
分化を促すことは分かっていたが、抗原の刺激がインターロイキン4の生産につながる仕組みは
不明だった。

 福井教授らは、抗原を認識するT細胞受容体からインターロイキン4受容体への信号伝達を、
リンパ球を活性化させる分子DOCK2が制御していることを突き止めた。遺伝子操作でDOCK2を
欠損させたマウスは、アレルギー疾患を自然発症するという。

 福井教授は「DOCK2に作用する医薬品ができれば、ヘルパーT細胞のバランスを整えて自己
免疫疾患や移植後の拒絶反応の予防など、さまざまな疾患の治療に貢献できる」と話している。

=2007/09/03付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/science/20070903/20070903_001.shtml


T helper type 2 differentiation and intracellular trafficking of the interleukin 4 receptor-alpha subunit
controlled by the Rac activator Dock2
Nature Immunology, Published online: 2 September 2007 | doi:10.1038/ni1506
http://www.nature.com/ni/journal/vaop/ncurrent/abs/ni1506.html
2名無しのひみつ:2007/09/03(月) 20:40:39 ID:UQqVvUNd
今週に免疫学の再試がある俺様が2げt
3名無しのひみつ:2007/09/03(月) 20:44:33 ID:cJHdmz+C
この技術で花粉症治して お願い
4名無しのひみつ:2007/09/03(月) 20:44:38 ID:j+2Y5AQo
人間を1から設計するのは,世界中の科学者が集まっても無理だな。

アンドロメダ星雲に10年で行ける宇宙船を造る方が簡単だろうな。
5名無しのひみつ
何故そういう機構が働くことになるのかを解明してほすいのだが・・・