日本酒原料をDNAで特定 食品総合研が初
農林水産省管轄の独立行政法人、食品総合研究所(茨城県つくば市)は9日、日本酒から
原料米のDNAを抽出し、品種を判別する技術を世界で初めて開発したと発表した。
日本酒では、原料米のDNAが発酵に必要な酵母やこうじ菌のDNAと混ざってしまうため、
原料米のDNAだけを抽出するのは難しかった。
同研究所は、酵母などの微生物由来ではなく、コメのDNAだけを増幅する検出法を工夫し、
微量の原料米DNAを抽出することに成功した。ワインから原料のブドウ品種を判別するのにも
応用できるという。
開発した手法で「コシヒカリ100%」「山田錦100%」などと表示された市販の日本酒を
調べたところ、別の品種のDNAが検出された例もあった。
【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200708/CN2007080901000515.html