京都大など世界11カ国、17カ所の研究機関が所有するヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)
59株の大半は、ES細胞に特徴的な遺伝子などが似ているとの研究結果を、日米欧などの
国際チームが18日、米科学誌ネイチャーバイオテクノロジーに発表した。
チームの1人で京都大再生医科学研究所の中辻憲夫所長は「各国の研究者がどのような
ES細胞を使っているかが分かる貴重な研究。ES細胞の標準化につながるかもしれない」と
話している。
中辻所長によると、59株の遺伝子を解析すると、それぞれ独自につくったES細胞であるに
かかわらず、約9割は似ていたという。
似ていなかったほかの細胞は、分化が少し進むなどしている可能性があるという。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007061800024&genre=G1&area=K10