【細胞】細胞外から細胞内へ分子を取り込む細胞膜陥入機構を解明＝理研など

細胞外から細胞内へ分子を取り込む細胞膜陥入機構を解明
- 生命現象の基本であるエンドサイトーシスの一端が明らかに -

　私たちの体は、細胞核と呼ぶ構造を持つ真核細胞で構成されています。この真核細胞の
活動そのものが、私たちの生命現象の源となっています。真核細胞は活動をするために
外部から栄養や情報伝達物質などを取り込みますが、その際「エンドサイトーシス」現象を
実施することが知られています。エンドサイトーシス現象は、細胞を包んでいる生体膜が、
外部の物質を包むように陥入し、元の生体膜から分離して、細胞内に取り込みますが、
その詳細は不明でした。

　エンドサイトーシス過程は、細胞のがん化と密接に関連し、糖尿病、神経疾患などにも
関係しているとされ、詳細なメカニズムの解明が待たれていました。

　理研ゲノム科学総合研究センターのタンパク質基盤研究グループは、理研放射光科学
総合研究センター、東京大学、科学技術振興機構と協力して、このエンドサイトーシス過程で、
細胞膜を陥入させる機能を持つ「EFCドメイン」の立体構造を世界で初めて解明するとともに、
陥入機構を明らかにしました。X線結晶構造解析、生化学的手法、細胞生物学的手法、
電子顕微鏡を駆使して、ナゾの多いエンドサイトーシス機構の理解に大きく貢献することに
なりました。

理化学研究所プレスリリース
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2007/070519/index.html

Curved EFC/F-BAR-Domain Dimers Are Joined End to End into a Filament for Membrane Invagination in Endocytosis
Cell, Vol 129, 761-772, 18 May 2007
http://www.cell.com/content/article/abstract?uid=PIIS0092867407004564

!(ΦｙΦ+){？}

って仕組み書いてねぇ

遠藤斎藤死す