【遺伝子】欠損したDNAの初期段階の修復に重要な役割を果たす酵素を発見
1 :
◆KzI.AmWAVE @Hφ=Eφ ★:
DNA修復 助ける酵素
京大グループ特定 がん治療応用期待
放射線などで切断、欠損したDNAの初期段階の修復に重要な役割を果たす酵素を、
京都大医学研究科の武田俊一教授、園田英一朗助教授らのグループが確認した。
がん治療の効率化につながる知見という。米科学誌「モレキュラーセル」で10日、発表した。
■初期段階で働き
武田教授らは、酵母のDNA複製時に補助的に働く酵素「UBC13」の機能を、ニワトリの
リンパ球を用いて調べた。
UBC13がない細胞は、切断されたDNAの修復に2倍以上の時間がかかり、放射線照射で
死滅する確率が高かった。修復するためのタンパク質が切断部に集まらなくなっており、
修復の初期の段階で働いていることが分かった。人の細胞でもDNAの修復能力が低下する
ことを確かめた。
染色体は、DNAがタンパク質(ヒストン)に巻き付く構造になっている。UBC13は、
修復作業を始めるために、ヒストンからDNAをほどく役割をしている可能性があるという。
UBC13の働きを抑えることができれば、DNAの修復が遅くなり、細胞は死にやすくなる。
がん細胞でUBC13の働きを抑えれば、抗がん剤や放射線治療の効率が上がるという。
武田教授は「DNAの修復はいくつもの段階を経て行われるが、UBC13は、これまで知られて
いなかった初期の段階で働く酵素。品種改良や遺伝子治療の効率を上げることにも応用できる
可能性がある」と話している。
京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007031000024&genre=G1&area=K10
2 :
名無しのひみつ:2007/03/10(土) 10:58:02 ID:k70h5SlL
老化とは遺伝子に傷が付くことだ。
3 :
名無しのひみつ:2007/03/10(土) 12:46:26 ID:qcE5nYso
ん?不老不死できた?
4 :
名無しのひみつ:2007/03/10(土) 13:22:34 ID:UoyTwMSk
RNAiで局所的に抑制し、さらに低レベルの放射線で狙い撃ちとかどうだろ
5 :
名無しのひみつ:2007/03/10(土) 13:55:22 ID:giOyKEtC
こんなので「がん治療応用期待」つーのはやめたほうがいいだろ
6 :
名無しのひみつ:2007/03/10(土) 13:56:19 ID:uTeloKhg
ヒストンからほどく酵素か
期待できるかも知れんけど副作用とかもありそうだな
7 :
名無しのひみつ:2007/03/10(土) 18:24:40 ID:9k1vIT/I
>>5 研究の重要性をアピールするためのお決まりの文句。
研究者本人もがん治療への応用に程遠いことはわかってる。
8 :
名無しのひみつ:2007/03/17(土) 00:00:46 ID:sbAkpa5N
いきなり大きな成果を期待するべきじゃない
慎重に事をすすめて着実な一歩を踏み出すのだ
科学は少しずつ前にするんでいる
・・・と思いたい
9 :
名無しのひみつ: