抗がん剤を入れた極小カプセルとがんの血管形成を妨げる薬の併用が、
難治性の膵臓(すいぞう)がんやスキルス胃がんの治療に有効であることを、
東京大と大阪市立大が動物実験で突き止めた。
米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
これらのがんは早期発見が難しいため、外科手術ができない場合が多く、
今回の研究成果が新たな治療法に道を開くと期待される。
研究チームは、抗がん剤をくるんだ直径約65ナノ・メートル(ナノは10億分の1)の
球状カプセルを、大量に静脈注射するがん治療法を開発している。
がんが延ばす血管には、普通の血管にはない約100ナノ・メートルの
すき間がたくさん開いていて、そこから漏れた抗がん剤カプセルを、
がん細胞に蓄積させ、がんをたたくやり方だ。
ところが、膵臓がんやスキルス胃がんは他のがんより血管の数が少ないため、
この手法ではカプセルががん全体に行き渡らず、うまくいかなかった。
このためがんの血管形成に必要な因子「TGF―β」の阻害剤をマウスにごく少量投与した結果、
がん細胞の血管壁がきちんと形成されず、すき間がより大きくなった。
カプセルを注射すると、血管が少なくても、
がんをたたくのに十分な量のカプセルが、がん細胞内に流れ込むようになった。
何もしないマウスと比べ、膵臓がんの大きさは6分の1、スキルス胃がんは半分まで小さくなった。
狩野光伸・東大特任助手は「ごく少量のTGF―β阻害剤の投与で
がんの血管だけが弱くなるのを発見したことで研究が進んだ」と話している。
■ソース
読売オンライン[
http://www.yomiuri.co.jp/index.htm](2007年2月23日15時6分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070223i311.htm
2 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 15:39:59 ID:hfAJAd3K
おお、これってすごいんじゃね?
人に効くといいね。
3 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 15:41:28 ID:aW+JlI8c
すごーい。
これがあれば、石川先生は・・・。
4 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 15:47:42 ID:I9ctJ7Mo
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5 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 15:49:03 ID:TRzFN3fw
とはいえ、抗癌剤で癌が治る事は無い。
つまり、いずれ死ぬことには変わりない。
所詮は延命治療。
6 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 16:05:51 ID:UO+xE3oy
いつになったら治る薬できんの。
うちの母ちゃんなかなか良くならない。
7 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 17:18:44 ID:Q/2oAkQh
動物実験と同じ効果が人間で証明される例はすくない
8 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 18:14:53 ID:v5BVkDqB
>>7 その逆もあるだろう、といわれているよな。
本当は人間で効くはずの薬が、
動物には効かないばっかりに研究対象から外されている。
9 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 18:27:18 ID:8xNilQBS
癌は薬剤に対して耐性を持っちゃうからね。
10 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 21:03:56 ID:/3wU7ANG
つうかマウスでの実験ではガンを「予防」したりほぼ100%直せる方法とかも
発見されてるよな。
人間には効果が無いのはお約束だけど。
もしかしてガンガン人体実験すれば意外に特効薬も作れるんじゃ。
11 :
<丶`∀´>:2007/02/23(金) 21:55:53 ID:rm1y4++1
やっほー 半分になったがん組織って「治癒」なんだ!?
12 :
名無しのひみつ:2007/02/23(金) 22:05:42 ID:hwBXgsur
もし人体実験を好きなだけやれたら凄いスピードで医療が進化しそう
13 :
名無しのひみつ:2007/03/01(木) 05:48:40 ID:aIQ28USv
がんって自前の血管をつくるのか
きもちわりぃ
14 :
名無しのひみつ:2007/03/01(木) 05:59:59 ID:pSukGpAL
15 :
名無しのひみつ:
>>12 当然そうだよ、WWII後、どうしてドイツが世界医療の最先端だったのか
考えたら解ること、現代では許されることではないが、例えば池田小の
宅間みたいに、冤罪の可能性がゼロの死刑囚をせめて役に立たせるとか
したらいいのにね…。