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874名無しのひみつ
【トヨタ,1人乗りの移動用など新しいパートナーロボット2機種を発表】

トヨタ自動車は,新しいパートナーロボットとして,1人乗りの移動用ロボット「モビリティロボット」と,
手指の自由度の高い2足歩行ロボット「バイオリンロボット」を発表した。
前者は,モータ駆動の2輪で走行するロボットで,人が腰掛けた状態で重心を制御しながら,
1〜6km/hで走行する。
2輪を独立したリンク式のアクティブ・サスペンション(スイングアーム)で支えており,
片輪だけが障害物に乗り上げたような場合でも常にシートを水平に保てる。
加えて,シート部分を前後方向にスライドさせることでバランスを保つ。

 一方,バイオリンロボットは,両腕に17の関節を持たせて指の微妙な制御を可能した。
右手と左手を協調させながらバイオリンを演奏する。
既に発表済みのトランペット演奏ロボットの手は指の付け根しか動かなかったのに比べて,
複雑な動きが可能となり左手でビブラートもかけられる。
歩行能力も高めており,3〜4km/hで歩けるという(トランペット演奏ロボットは2km/h)。

 同社は,パートナーロボットの主な用途として「近距離のパーソナル移動支援」「家庭内での家事支援」「介護・医療支援」「製造・モノづくり支援」の四つを掲げており,
これまでにも,トランペットを吹く2足歩行ロボットやDJロボット,1人乗りの歩行ロボット「i-foot」などを開発している。
今回発表したのは,モビリティロボットが移動支援を,
バイオリンロボットが家事支援や介護・医療支援を念頭にしたものとなっている。
今後,モビリティロボットを2008年後半から同社関連施設でトライアル運用する計画だ。

 新ロボットの発表とともに,「2010年代の早い時期に実用化を目指す」(同社取締役社長の渡辺捷昭氏)として,
パーソナルロボット開発に今後さらに力を入れていく考えを明らかにした。
2008年度中に広瀬工場内に実験棟を新設し,本社,広瀬工場,貞宝工場に分散している開発部隊を広瀬工場に集約。
さらに,現在100人程度の陣容も倍増させるという。

 実用化に向けたトライアルとしては,上記のモビリティロボットのほか,
同社関連施設や病院,モデル住宅などで介護・医療支援や家事支援の実験も開始する。
同社は,ビジネスとしての成否や市場規模はまだ分からないとしながらも,
「今後2〜3年の実証実験を通してビジネスモデルを見極める」(同氏)考え。
また,ロボット開発に自動車の制御技術やセンシング技術を生かすとともに,
ロボット開発で得られた自立制御や知能化といった技術をパートナーロボット開発に生かす相乗効果が期待できるとしている。

参照リンク:http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Dec/nt07_076.html