【地質学】南極で採取の「100万年前」の氷、72万年前でした

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国立極地研究所は13日、日本の観測基地「ドームふじ」で今年1月、南極観測隊が氷床掘削で
採取した深さ約3029メートル地点での氷柱が、約72万年前のものと推定されると発表した。

 当初、採取されたものとしては、世界最古の約100万年前のものとみられていたが、
深部では地熱により氷が解け、その部分が別の場所に流動してしまった可能性が高いという。

 この日会見した同研究所の藤田秀二・助教授によると、氷の変形具合や組成を詳細に
検討したところ、氷の年代は、深さ約2800メートルまでは深さが増すたびに当初の予想通り
に古くなっていったが、それ以降は年代の伸びが鈍ることが判明。結局、地熱により解けずに
採掘された氷は約72万年前という認定を下した。
(読売新聞) - 11月13日23時15分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061113-00000416-yom-soci